女性のスマートカジュアルとは？カジュアルなドレスコードのマナーやシーン別服装コーデの解説

女性のスマートカジュアルとは？

カジュアルなドレスコードの
マナーやシーン別服装コーデの解説

ドレスコードが「スマートカジュアル」と指定された食事会やパーティーに招待されたら、「何を着たらよいの？」と、戸惑ってしまいませんか。また、「カジュアルフォーマル」といったドレスコードも耳にするようになりました。
「スマートカジュアル」はカジュアルな服装指定と思っている方も多いでしょう。実際に、ドレスコードの中では一番格式の低いの扱いですが、ドレスコードに使われる‘カジュアル’は、格式ばっていない上品な服装をあらわします。スマートカジュアルやカジュアルフォーマルのドレスコードでは、格式ばっていないけど上品で洗練された服装を意識するのがおすすめです。
その場所や目的に合った「スマートカジュアル」のコーデを紹介します。

公開日 : 2021.8.2

更新日 : 2024.11.15

1. 女性のスマートカジュアルとは、どんな服装？

スマートカジュアルについて解説する前に、ドレスコードについて簡単に説明しておきましょう。
ドレスコードは主に次の7種があります。

7種の中で、最もカジュアルなドレスコードが「スマートカジュアル」になります。最もカジュアルといっても定義がないわけではなく、「スマートカジュアル」とは、フォーマルと普段着としてのカジュアルの中間の服装です。
例えば、ホテルやレストランでの会食、友人に招待されたパーティーといった場で着用する「堅苦しくはないけれどきちんと見える」を意識した服装です。

スマートカジュアルの中でも、キレイめなワンピースやスカート・パンツスタイルを普段よりドレスアップさせた上品な装いや、反対にドレッシーな装いをドレスダウンさせた、きちんと感のあるドレス寄りの装いといったように、着用場所や参加者などに合わせてコーデのニュアンスを変える方もいます。
フォーマルやセミフォーマルといったドレスコードでは昼と夜で服装が変わりますが、スマートカジュアルは昼と夜で服装に違いはありません。
どちらにしてもスマートカジュアルでは、上質で洗練された装いを意識しましょう。

ドレスコードについて詳しく知りたい方はこちら>>

今季のスマートカジュアルの代表的なコーデ

こなれた印象の幾何学柄のワンピースはスタイリッシュさも感じさせ、スマートカジュアルの場面にぴったりのアイテムです。クラシカルな雰囲気もトレンドにマッチしつつ、落ち着きを感じさせます。大人かわいいワンピースのフロントリボンに、ノーカラージャケットの抜け感がクールな印象をプラスします。

ワイドパンツにノーカラージャケットを合わせたリラクシーだけれどきちんと感あるコーディネートはスマートカジュアルにぴったりのコーデ。気負わず、でも崩し過ぎないバランスです。体型カバーしつつきちんと感もキープできるお勧めのセットアップです。

2. 女性のスマートカジュアルでNGな服装・靴のマナー

スマートカジュアルのドレスコードに「カジュアル」という言葉が含まれているからといって、大きくドレスダウンしてしまうのはNGです。具体的なNGポイントをおさえましょう。

ポイント①：足元は、生足やブーツ・スニーカーなどは基本NG

足元はナチュラルカラーのストッキングとパンプス着用がおすすめです。スマートカジュアルのドレスコードが指定されたシーンでは、元気なイメージのアイテムは控えた方が賢明です。足元から上品で落ち着きのあるドレッシーな装いを意識しましょう。生足にオープントゥのサンダルやピンヒール、ブーツ、スニーカーはフォーマルな席ではNGですが、友達同士の食事会などではOKな場合もあるので、どのような会なのか顔ぶれや目的、会場の雰囲気などで判断するようにしましょう。

ポイント②：セクシーな装いはNG

上品で華やかな服装といっても、ボディラインが出すぎていたり、肌の露出が多かったりするセクシーな装いはNGです。胸元が大きく開いたものやミニスカート、ボディラインの出るアイテムは控えましょう。ノースリーブもシーンによってはボレロなどの羽織りものをプラスすることをおすすめします。スマートカジュアルの服装選びに迷ったら、ビジネス色の薄い上品で華やかな女性アナウンサーの装いをイメージしてみるのもおすすめです。

ポイント③：カジュアルでリラクシーなアイテムも要注意

スマートカジュアルの言葉の中に「カジュアル」といった単語が入っていても、デニムやTシャツ、ジャージといったカジュアルやリラックス要素が強いアイテムを取り入れるのはNGです。スマートカジュアルの装いでは、だらしない印象にならないようにしましょう。

3. スマートカジュアル ワンピース編

1枚で着映えがするワンピースは、スマートカジュアルの定番アイテムです。ドレッシーなデザインよりも、羽織り物やアクセサリーなどでドレスアップできるシンプルなワンピースが普段使いもしやすくおすすめです。

エレガントな印象の2WAYワンピースは、オケージョンシーンでも大活躍の一枚。ウエストの切り替え位置が高めで足長効果ももたらし、スタイル良く見せてくれます。胸元のボウタイを取り外すとシンプルなスリットデザインになり、気分に合わせて楽しめます。着まわし力が高く、春や秋、初冬とロングシーズン使え、ジャケット合わせにすれば、ポイントのある衿元が効いてきちんと感あるコーデになります。

ミントグリーンが爽やかで、これ一枚で映える総レースのワンピース。前を開ければ羽織ものとしても着こなせ、普段のカジュアルシーンでも楽しめる一枚は、シーンに合わせて着まわせて便利なアイテムです。Tストラップで足元も上品に。

シアー素材のふわりと広がるワンピース。ゆったりしたシルエットながら、バックに入ったスリットがアクセントに。そこから覗く繊細な花柄レースが、シンプルな中に華やかさを添えます。アースカラーに相性抜群のグレージュのパンプスで、印象を柔らかく着地させて。

「スマートカジュアル」な服装に迷ったら、普段使いもできるドレスブランドからセレクトするのが失敗しないための一番の近道。結婚式にも使えるデザインなのにフォーマルやセミフォーマルほど格式ばらず、コーデに悩むこともなく適度なトレンド感のある着こなしが叶います。こちらは、シーンにもテイストにも年齢にも縛られない自由な着こなしを実現するブランド「Callarus」のマーメイドワンピースドレス。1枚だとドレッシーすぎるという場合は、写真のように表面に柄が浮き出た別売のショート丈ボレロを組み合わせるだけで、こなれ感たっぷりなスタイルになります。

ワンピース

ボレロ

上記と同じく普段使いもしやすいブランド「Callarus」のワンピースドレス。立体感と透け感のあるサイドの花柄の切替えが、着るだけで豊かな表情を演出します。身頃はスッキリした縦のラインを強調する黒のサテン生地で、華奢見え効果も抜群。ドレッシーすぎず、シンプルすぎず、羽織りやアクセなしで着映えるのも優秀ポイント。花柄の色に合わせて、グレーのパンプスや小物で統一するとスマート感がアップしますよ。

表面感のあるフロッキー生地を使用したワンピースドレス。ハイネックの首元はバックがリボンデザインになっていて、後ろ姿も映えます。足元にはレース調のブーツパンプスを合わせて、抜け感と高級感を演出しましょう。ゴツめのブーツはスマートカジュアルに向きませんが、このようなきれいめのブーツならパーティシーンやセレモニーにもぴったりです。

コーデに悩まずシンプルかつ上品に着こなせる、ロング丈ジャンパースカートとボリューム袖ブラウスの2点セット。黒のワンピースは1枚で着ると重くなりがちですが、白のブラウスとの組み合わせならスマートカジュアルらしい軽さが出せます。ストンと落ちるIラインシルエットで細見えを叶えるジャンパースカートは、Ｖネックと丸首の2WAY仕様なので、インナー次第で普段使いにも活躍間違いなしです。

4. スマートカジュアル スカート編

スカートスタイルは甘さを抑えて大人っぽくまとめるのが、スマートカジュアルにぴったりなコーデに仕上げるポイントです。色数を抑えてシックな装いを意識すると、大人の上品さが表現できます。

場をパっと華やがせる花柄は、スマートカジュアルのシーンにおすすめのアイテム。バイアスにとったとろみ素材の落ち感が身体になじむフレアをつくり、シルエットを美しく見せてくれます。きれい目のトップスとともに定番の印象のコーデに合わせたくすみグリーンの小物が、グッと今っぽさを演出します。

スカート

トップス

程よい光沢が上質さを感じさせるプリーツスカートはシーンを選ばず活躍する一枚です。エレガントなのにウエストゴムでラクチンなのも嬉しいポイント。パープルのツイードジャケットが、まじめに寄りすぎない軽やかでおしゃれな大人の雰囲気を醸します。

スカート

ジャケット

透け感のある花柄プリントのフレアスカートを主役にしたスマートカジュアル。フレアスリーブブラウスのシックな美しさが、スカートの甘さを程よく抑えています。ボトムスがアイボリーで華やかなぶん、トップスはネイビーで引き締めるとバランスの取れた大人っぽいスタイリングに。

トップス

ボウタイブラウスとプリーツスカートのブラックコーディネート。上下黒のコーデですが、トップスは水玉のドット柄で、スカートはニットスカートで異素材の組み合わせでカジュアルなこなれ感だしたコーディネートです。ニットのプリーツなので落ち感があり落ち着いてみえ、甘さを抑えたスカートスタイルのスマートカジュアルコーデになります。

スカート

トップス

5. スマートカジュアル パンツ編

スマートカジュアルはパンツスタイルもOKです。パンツのシルエットや合わせるトップスがスマートカジュアルのコーデを決めるポイントです。

レースブラウスとワイドパンツのセットアップ。おしゃれなデザインで、スマートカジュアル指定のパーティーやお食事会などにも活用できるデザインです。バスト下で切替があるので足長効果もあり、体型カバー力もあります。ダークな色味ですが、レースと光沢ある素材でシックで華やかに彩ってくれます。

ジャケットスタイルもトレンドで、スマートカジュアルにはぴったりです。特にダブルジャケットだとデザイン性もあり、抜け感もあり、程よくカジュアルでエレガントなのでおすすめ。ボトムスもストレート、テーパード、ワイドどれでも相性がよく、スカートももちろんOK。1枚もっておくと便利です。

ツイードジャケットは女性らしくきちんと感のあるアイテム。テーラードジャケットよりもカジュアル感・こなれ感がありスマートカジュアルにおすすめです。パンツでもスカートでもどちらにも合わせやすいのもいいですね。

ベーシックなアイテムの組み合わせも、印象的なカラーでコーディネートすると差が付きます。明るめのブルーグリーンのパンツを、ベージュのトップスが上品にまとめて。パンツスタイルならローファーでトラッドな雰囲気に寄せてもいいでしょう。

パンツ

トップス

トレンドアイテムを取り入れるなら、ベーシックカラーから選んだり靴やバッグなどの小物にしたりするのが良いでしょう。襟や袖などの上半身にボリュームのあるデザインは今期のトレンドトップスです。ボリュームデザインのブラウスとエレガントなデザインのボトムスとのコーデは顔まわりに華やかさが加わっておすすめです。白のブラウスは、顔まわりが明るくなって清潔感も出てスマートカジュアルな装いにふさわしいアイテムです。シンプルなパンプスと小ぶりのバッグをコーデするときちんと感が高まります。

スタイリッシュなスマートカジュアルコーデなら、セットアップのパンツスタイルがおすすめです。トップスやパンツのタック使いはボディラインを拾うことなく上品な装いに。レースは、高級感とドレッシーさを一気に引き上げるスマートカジュアルにぴったりな素材です。ダークカラーのセットアップには、アクセサリーやシューズ、バックといった小物を明るい色にして華やかさをプラスしましょう。

6. レストラン・ホテルでのスマートカジュアル

スマートカジュアルのドレスコード指定がある食事・会食の場合はどのようなコーデにすべきか迷う方もいるのではないでしょうか。会が開催されるホテルやレストランの格式にもよりますが、コーデに迷ったらシンプルなデザイン且つ、椅子に立ったり座ったりしても膝頭が隠れる着丈のワンピースがおすすめです。袖がテーブルについてしまうようなデザインは食事の邪魔になってしまうこともあるので避けた方が無難です。ヘアスタイルはまとめて、顔周りにアクセサリーをプラスすると着席時も華やかな印象を与えます。

一枚でドレッシーな装いになり、持っておくと重宝するのがレースのワンピース。フェミニンなアイテムですが、甘すぎないカーキなら大人の落ち着きを感じさせてくれます。ディナーなら露出を抑えるロング丈のワンピースもおすすめです。足元やバッグを黒で統一すると、グッと引き締まった印象に。

きちんと感は保ちつつ、自分らしいナチュラルさも失いたくない方におすすめの「Neina」のワンピース。フロント切り替えデザインが縦のラインを強調し、スマートに見せてくれます。丸レースのジャケットが柔らかな印象で、ナチュラルでもカジュアルすぎないリラックス感があります。

こちらも、ややかしこまったホテルでの会食などにおすすめの1枚。フロントのレースプリーツ切替が、着るだけで上品な印象を与えるワンピースドレスです。顔回りをすっきり見せる抜け感のあるVネックは、飾りボタンがアクセサリーなしで胸元を華やかに演出。縦のラインを強調するパイピングの色と小物の色を合わせて、スマートに着こなしましょう。

手持ちのワンピースを生かすなら、ショート丈ボレロを1枚プラスするだけでエレガントなスタイルに。レストランでの会食など、格式ばらないシーンにぴったりです。ボレロは表面感のある生地やボリューム袖など、アクセントの効いたものが華やかな印象に仕上がります。フェミニンさを出したいなら写真のように淡い色のワンピースにアイボリーのボレロ、シックに装いたいならダークカラーのワンピースに黒のボレロがおすすめです。

ホテル・レストランでのスマートカジュアルは、食事の場面を考慮して袖口が汚れないデザインを選ぶとスマートにふるまえます。花びらのように優しく広がるフラワースリーブのトップスなら、スマートカジュアルにふさわしい華やかさがありつつ、テーブルの上で腕を動かしやすく◎。総レースのタイトスカートと合わせてシックにまとめたコーデは、レストランのランチにおすすめです。

7. ビジネス会食・イベントでのスマートカジュアル

お仕事関係の会食やイベントでのスマートカジュアルは、色物や柄物を避けてベーシックカラーでまとめるのが無難です。きちんと感やかっちり感を押さえつつ、ビジネス感が出すぎないコーデを意識しましょう。

グレンチェックがキリっとした顔を見せるワンピースは、首元のゴールドパーツがさりげなく輝きを添えて、地味すぎず華美すぎずの程よい塩梅がビジネス会食のシーンにもぴったりです。オフィシャルな場では、上に羽織るものはジャケットを選びます。

定番のテーパードパンツにきれいめのレースブラウスを合わせたコーデは、きちんと見せつつフェミニンさも出て、イベントやビジネスの場面でも活躍します。総レースのブラウスは全方位で美人見えするのでオケージョンにおすすめの1枚。ジャケット無しでもエレガントできれいめコーデができます。

きれいめのタックワイドパンツとジャケットのセットアップはきちんと感があり、ビジネス会食・イベントでのスマートカジュアルに最適なアイテムです。ノーカラージャケットなのでビジネス感も出すぎず、とろみ素材のブラウスをインすれば女性らしいエレガントさが演出できます。

ジャケット

ジャケットなしで着てもきちんと感がある、ライトベージュのワンピース。お仕事色が出すぎない上品なデザインは、春夏のビジネス会食・イベントでのスマートカジュアルにぴったり。お腹回りがカバーできるウエストのデザインと手首を強調する七分袖も、シンプルでありながらオシャレに見えるポイントです。

8. 結婚式二次会やパーティーでのスマートカジュアル

結婚式二次会やパーティーでのスマートカジュアルは、ブラウスとスカートの組み合わせよりも、ワンピースや上下そろいのセットアップがおすすめです。エレガントな素材や上品な色づかいのものを選びましょう。

シアー素材がトレンドともマッチするロング丈のワンピース。フロントのスリットがこなれ感とシャープさを演出したニューフォーマルなスタイルのドレスです。フラワープリントにチュールを２枚レイヤードし、奥行きを感じさせます。明るい色のアイテムとコーディネートすると、春にもぴったり。

襟元とフロントの一部にレースをあしらったブルーグレーのワンピースは、春夏の結婚式二次会やパーティーにぴったり。1枚でドレッシーな雰囲気が出せて、総レースワンピースに抵抗のある方にもおすすめです。タックの入ったウエスト切り替えがボディラインを美しく魅せて、立ち姿がバツグンに映えます。

ワンピースとジャケットのアンサンブルも、スマートカジュアルに取り入れやすいアイテムです。ジャケットがあれば寒さ対策になり、肌の露出も控えられます。イベント後を見越してできるだけシンプルなものを選ぶと普段使いもしやすく、お食事会などに活躍してくれます。

9. 春夏のスマートカジュアル

春夏のスマートカジュアルは、過度な肌の露出に注意することが大事。ノースリーブのワンピースなどを着用する場合は、カーディガンやボレロなどをプラスしましょう。

春なら明るい色をまといたいところ。ブルーのブラウスにライトグレーのパンツは、この季節にぴったりの爽やかさです。ふんわり立体的なシルエットも、フェミニンさを際立たせます。テーパードよりもストレートパンツの方がビジネス感もなくエレガントなコーディネートに仕上がります。

夏のスマートカジュアルでは、肌の露出を抑えるだけでなく、夏は冷房対策の意味でも羽織り物があるとベター。こちらのボレロはワンピースとセットになっているので、コーデに迷うこともありません。柄物のボレロでもシンプルなAラインのワンピースに合わせることで、より洗練された印象にしてくれます。

肩口が隠れるボリュームスリーブは華やかさがありスマートカジュアルにぴったり。夏に着やすいカジュアルなカットソー素材もモノトーンコーデにすると都会的なコーディネートになります。ボトムスはシンプルなテーパードなどでもいいですが、フォーマル感を出すにはきれいめなワイドパンツをあわせた方がドレッシーに仕上がりますよ。

10. 秋冬のスマートカジュアル

秋冬のスマートカジュアルは、秋冬らしいカラーや素材感を意識しましょう。また、ジャケットなどしっかりした羽織り物を取り入れると寒さ対策になると同時にきちんと感も出せます。

優しい印象のモカのレーススカートに、引き締めカラーのブラックを合わせた大人のコーデ。エレガントなコーディネートではブラウスを合わせることが多いですが、きれい見えするニットもおすすめ。ハイゲージのジャストサイズニットを合わせるとスマートエレガントコーデに。シンプル過ぎるニットだとコーデがさみしくなるので、リボンタイ付きデザインがお勧めです。

スカート

トップス

袖部分のベロアの切替が、秋冬らしいシックな雰囲気を漂わせるワンピースドレス。ワンピースの柄に含まれている色のサンダルとソックスを組み合わせてカジュアルダウンするとともに、おしゃれ感をアップさせています。本来ソックスはフォーマルからみたらNGですが、ブーツと同様に食事会などではOKな場合もあるのでTPOによって使い分けましょう。

高級感のある立体的なジャガードのワンピースと、ロング丈ジャケットのアンサンブル。ワンピースの袖は、女性らしさを演出する透け感のある素材で1枚でも着映えます。イベント後も使いやすいテーラードジャケットはベージュ系でかっちりしすぎず、全体をソフトな印象にまとめてくれます。

11. スマートカジュアルコーデにOKの靴・小物・バッグ

上質できちんと感のあるスマートカジュアルの装いに、ふさわしい靴や小物を選びましょう。靴は、あまりヒールの高くないシンプルなパンプスがおすすめです。色や柄にNGはありませんが、結婚式では殺生を連想させるのでアニマル柄は控えた方が賢明です。

夏はサンダルをコーディネートしたくなりますが、つま先やかかとの見える靴は基本的にNGです。サンダルやミュールは、パーティーや食事の会場の格やTPOに合わせて判断すると良いでしょう。冬のカジュアルなロングブーツやムートンブーツも同様です。また、素足やタイツもカジュアルな印象が強くNGです。素肌の色に近いストッキングを着用しましょう。

小物やバックは、他のドレスコードと違って細かい決まりはありません。決まりが無いと言っても、バッグのサイズが大きすぎたりカジュアルすぎたりすると、ビジネスの印象やくだけた印象が強くなるので控え、コーデの雰囲気や色に合っているものを選びましょう。スマートカジュアルコーデには、小さめのパーティーバッグがおすすめです。

シンプルなポインテッドパンプスはフェミニンな印象でスマートカジュアルの装いによく合います。足先が長くなったデザインは、足がきれいに見えて脚長効果も期待できますよ。

取り外し可能のチェーン付きパーティーバッグは、立食スタイルのパーティーでは肩掛けに、着席スタイルのパーティーではクラッチにと場所や雰囲気に合わせて使えます。ダークカラーの装いには、明るい色の小物やバッグをアクセントに使うと華やかでおしゃれです。

まとめ

スマートカジュアルは聞きなれないドレスコードですが、手持ちのアイテムとアクセサリーのコーデで意外と簡単にコーデすることも可能です。ビジネス色の少ないキレイめファッションを楽しみましょう。

他のドレスコードについて詳しく知りたい方はこちら>>

＃＃監修者プロフィール
川島 彩子
カラーコーディネーター。インポートブランドのショップスタッフ時、人によって「似合う色」「デザイン」があることを知り、ファッションやインテリアの「色」について専門的に学ぶ。現在は、カラーコーディネーター育成の他、企業や地方自治体主催のカラーセミナーなどを精力的に行っている。

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