シャツコーデを極める！大人女子の今風着こなし方

シャツコーデ

シャツコーデを極める！
大人女子の今風着こなし方

トップスや羽織として、ロング丈ならワンピースとしても楽しめるシャツは、カジュアルにもきれいめにも着こなせる万能アイテム。でも、そんな万能アイテムだからこそ、コーデに悩んで結局いつものスタイルに落ち着いてしまう、という人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、トレンドを押さえた大人女子におすすめのシャツコーデを、色柄や素材別にご紹介します。デザインのバリエーションが無限といってもいいくらい豊富なシャツは、着こなし次第でおしゃれの鮮度がグンとアップ！　マンネリから脱却する今どきのシャツコーデを極めて、最旬スタイルにアップデートしましょう。

公開日 : 2022.11.24

更新日 : 2024.11.29

1. シャツコーデのおしゃれポイント

はじめに、シャツをおしゃれに着こなすポイントを押さえておきましょう。シャツコーデを今風にアップデートするには、今風のデザインや今風の着こなしを取り入れることが一番の近道です。オーバーサイズやリラックス感のあるコージーなスタイルなどを取り入れるだけで、今っぽい雰囲気になります。具体的にポイントをみていきましょう。

大人女子がシャツをおしゃれに着こなすポイント

おしゃれポイント①：素材感を生かした着こなしに

シャツは光沢感のある素材やハリのある素材、とろみのある質感など、アイテムによってさまざまな素材感があります。コーデの際は、合わせるボトムスとの相性や全体のバランスを考慮して、素材感を生かした着こなしを意識しましょう。きれいな落ち感ととろみのあるシャツなら、エアリーなボトムスとの組み合わせで季節感を演出できます。

シャツ

パンツ

おしゃれポイント②：あえて裾をアウトしてラフな着こなしに

きちんと感はシャツの魅力の1つですが、あまりかっちり着てしまうとダサ見えしてしまいます。シャツをおしゃれに着こなすポイントは、あえて裾をアウトしたり襟を抜いたりして抜け感を作ること。きちんと感のあるシャツをあえてラフに着ることでアンニュイな雰囲気になり、ほんのり色気が漂うおしゃれな大人女子コーデになります。

おしゃれポイン③：無地や定番色がやっぱり優秀

レイヤードすることも多いシャツは、あまり派手な色や柄だとコーデの調和を乱してしまいます。着回しを考えるなら、ベーシックなシャツを選んで他のアイテムとのまとまりを意識しましょう。無地のモノトーンやブルーストライプなど定番の色・柄のものなら、合わせるボトムスやレイヤードするトップスを選ばず上手に着回せますよ。

ダサ見えしがちなシャツコーデのNGポイント

NGポイント①：シンプルアイテム合わせ

2024年のシャツコーデは、華やかさがトレンドです。そのため、シンプルなシャツに黒のスキニーやデニムを合わせた超シンプルコーデだと、どこかダサい印象に……。
おしゃれ感のあるコーデに仕上げるなら、袖や襟周りにひと癖あるシャツやカラーアイテムを組み合わせるのが簡単でおすすめです。

NGポイント②：全く着崩さない生真面目コーデ

同じシャツでも、着方やサイズ感でおしゃれ度は全く異なります。ボタンをしっかり留めてジャストサイズで着こなす生真面目スタイルだと、残念ながらどこか野暮ったいNGコーデになりがち。
ベーシックでシンプルなシャツを着る場合は、襟を抜いたり腕をまくったりしてこなれ感を出すのが正解です。サイズも少しオーバーなものを選ぶことで、今年らしく垢抜けます。

2. 【2024】トレンドのシャツコーデ

2024年の春夏はシャツがトレンドアイテムに！ 着るだけでパッと垢抜けるトレンドシャツがたくさん登場しています。大人女子が着こなす旬のシャツコーデのポイントをチェックしていきましょう。

トレンドカラーとデザインスリーブで今っぽさを詰め込んで

この春夏最注目のトレンドカラーであるライトブルーは、シャツコーデとして取り入れやすいカラーです。白のパンツと合わせて春夏らしい爽やかな雰囲気にしましょう。ただし、ベーシックなデザインのシャツでは、今年っぽさが今ひとつ。今季はディティールにこだわったシャツが注目されているので、デザイン性の高いシャツを選ぶと今年っぽくなります。袖にスリットの入ったタイプなら派手すぎず、落ち着いた雰囲気にしたい大人女子にもぴったりです。

シャツ

パンツ

パラシュートパンツで作る大人のマスキュリンスタイル

かっちりとした印象のあるシャツも、ノースリーブならクールな着こなしになります。ノースリーブシャツは、人気のパラシュートパンツとも好相性。定番のシャツ×ジャケットコーデも、パラシュートパンツとならこなれ感のあるマスキュリンスタイルになります。全体のカラートーンを合わせて、洗練された雰囲気に仕上げましょう。

シャツ

パンツ

人気のペプラムで華やかにスタイルアップ

今季はペプラムデザインのシャツやブラウスも注目アイテムの1つ。ウエストを細く、脚を長く見せてくれるので、お腹まわりが気になる方におすすめです。細身のパンツと合わせて美しいシルエットを作りましょう。パステルピンクのペプラムブラウスをポイントに白でまとめれば、お花見や散歩にぴったりな春コーデの完成です。

カラーシャツのポイント使いでコーデを格上げ

シャツは着たり羽織ったりするだけでなく、肩掛けや腰巻きなど、コーデのワンポイントとしても大活躍！ 鮮やかなカラーシャツを肩掛けすれば、一気にコーデが垢抜けます。視線を上に集めてくれるので、おしゃれなだけでなくスタイルアップ効果も抜群。コーデのワンポイント用に、お気に入りのカラーシャツを1着持っておくと便利です。

シャツ

スカート

3. ストライプシャツコーデ

無地よりアクセントになるものの、清潔感を忘れないストライプ柄のシャツは、エレガント派さんやオンオフ使えるシャツを探している方に最適です。パリッとした素材もいいですが、あえてとろみや透け感のあるシャツを選ぶことで人とは違う大人コーデを作ることができます。

今季はストライプシャツも、オーバーサイズをゆるっと着こなすのがトレンド。襟を抜いてインナーをチラ見せして、大人のきれいめカジュアルに仕上げましょう。シャツはパンツコーデによく合うアイテムですが、ゆるっと着る場合はボリューミーなスカートを合わせてキュートに仕上げるのもおすすめです。インナーとスカートを白でまとめて統一感を出せば、大人かわいい春夏向けシャツコーデの完成です。

シャツ

スカート

顔周りをすっきり見せてくれるスキッパーシャツは、着るだけで簡単に抜け感を演出できる優秀アイテム。ハリ感のあるシャツなので、オンオフどちらでも活用できます。クールに決めるなら、落ち感のあるワイドパンツとの組み合わせが◎。縦のラインも強調され、スタイルアップも叶います。

シャツ

パンツ

2023年大人気のシアーシャツは、ストライプ柄ならいやらしく見えず新鮮。ホワイトを選ぶことでさらにパッと明るく若見えを叶えてくれます。
やりすぎ感が出ないよう、合わせるボトムスは黒のテーパードパンツでシンプルに。ローファーで抜け感を作ると上品でどこかこなれたシャツコーデに仕上がりますよ！

4. 白シャツ/黒シャツコーデ

白シャツはシャツの定番中の定番であるがゆえに、着こなしが難しいと感じる人も多いかもしれません。でも、似合う襟のデザインを選ぶなどコーデの基本と、オーバーサイズを取り入れるなど今風に仕上げるポイントさえ押さえれば大丈夫！　顔周りをパッと明るく見せる白シャツは、大人女子を輝かせる最強アイテムです。

シンプルな白シャツはモードスタイルやマスキュリンコーデにもぴったり。ジレとレイヤードさせて、クールできれいなモノトーンコーデに仕上げましょう。シャツはパンツにインしてもすてきですが、裾の長さがジレと同程度なら、裾を出して着たほうがまとまりがよくなります。女性らしいパンプスや小物をプラスすれば、モード感のあるマスキュリンコーデの完成です。

ナチュラルな質感が特徴的な綿のダブルガーゼの白シャツワンピース。ナチュラルさを生かしてゆったり着こなしたり、アースカラーなどとあわせて優し気コーデも素敵ですが、柄パンツをあわせてメリハリコーデにするのもおすすめ。クールになり過ぎないコーデに仕上がりますよ。

シャツ

パンツ

白シャツコーデはこちらにもまとめています。
白シャツコーデをおしゃれに見せるコツ！大人女子の旬の着こなし方

黒シャツをうまく着こなすコツは、羽織物として使うこと。合わせるインナーは、やっぱり白色のアイテムがおすすめです。黒シャツだけで着ると顔周りが暗く見えがちですが、白いインナーを合わせることで顔周りも明るくなります。黒も白も何色にも合わせやすい色なので、ボトムスにはカラーアイテムを持ってきて個性を出しましょう。カラーボトムス以外はモノトーンでまとめると、まとまりのあるコーデになります。

シャツ

パンツ

ボリューム袖もトレンド継続。フェミニン感のでるボリュームスリーブですが、黒だとかっこよく取り入れることができます。遊び心のあるストライプスカートを合わせて軽さをプラスしましょう。

シャツ

スカート

黒好きさん王道のモノトーンコーデ。ゆるっとしたシャツにリラクシーなベージュ色スカートをあわせて都会的なかっこいいコーデに。首元がVでデコルテラインがしっかり見えるシャツなのでゆったりラインでも引き締まって見えます。

袖部分が大きなモチーフレースになったブラウス。黒だとかっこよさと上品さがMIXされた雰囲気に。パンツにもスカートにもどちらとも相性のよいデザインですが、スカートならボトムスインしてすっきりコーディネートするのがおすすめ。夏でも涼しやかなコーデになります。

5. シアーシャツコーデ

昨年に引き続き、今年も人気が高いシアーアイテム。肌が透けることに抵抗がある方も多いですが、重ね着もしやすいシアーシャツならコーデに気軽に取り入れられます。はじめての方でも着こなしやすいシアーシャツコーデをご紹介します。

袖がギャザーになったシアーシャツは気分に合わせて袖を調整してコーデに変化を出せます。シアーシャツを羽織りとしてコーディネート。今年トレンドの爽やかなライトブルーは黒のデニムとあわせるとクールな着こなしに。

体のラインが透けることに抵抗がある方には、部分的に透け感のあるシアーシャツがおすすめです。こちらのように裏地付きのタイプなら袖や裾がほんのり透ける程度なので、肌見せを気にすることなく着られます。軽やかな生地感のアイテムなので、せっかくなら明るいカラーで爽やかに着こなしましょう。ボトムスも柔らかな素材のもので合わせると、優しい雰囲気になってまとまりも出ます。

6. シャツワンピコーデ

1枚で着てもレイヤードしてもおしゃれにキマるシャツワンピースは、春夏コーデのバリエーションを豊かにしてくれます。今季もおしゃれで便利なシャツワンピースがたくさん登場。その中でも特におすすめのシャツワンピースコーデをご紹介します。

定番のブルーストライプのシャツワンピースは、1枚で着るとナチュラルな印象ですが、羽織物として着るとスマートな印象になります。清涼感のあるアイテムなので、インナーとボトムスを白で統一して、とことん爽やかに着こなしましょう。縦ラインが入っているストライプは、細見え効果バツグン。前を空けて着ることでより縦のラインが強調され、すらりと細く見せてくれますよ。

大人女子におすすめしたいのが、スキッパータイプのシャツワンピース。ゆるっとした衿元が抜け感を作り、ほんのり色気のある大人の着こなしになります。袖がレースになったタイプなら、より抜け感が増してGOOD！ スリット入りのライトデニムと合わせて、軽やかに着こなしましょう。

ワンピースは1枚で着るものだからこそ、形にもこだわりたいもの。特にシャツワンピースはふわっと広がりやすいアイテムなので、着痩せできるシルエットかどうかがポイントになります。裾に向けて広がっていくAラインのテントシルエットは、ゆったりと着られるのにすっきりとして見え、1枚で着る際に特におすすめのシャツワンピースです。

7. デニムシャツコーデ

デニムシャツはカジュアルコーデの定番アイテムですが、大人女子はカジュアル感を抑えてきれいめに着こなした方がオシャレ見えします。色の濃淡によっても印象が変わり、淡い色のデニムシャツや抜け感が作りやすく、濃い色のデニムシャツは女性的なアイテムと合わせることで大人っぽい雰囲気になります。

大人女子がデニムシャツを着こなす際に重要になるのが、シャツのシルエット。オーバーサイズのものだと大人女子にはカジュアルすぎ、若作り感が出てしまう場合もあります。きれいめに着こなすなら、スマートなシルエットのデニムシャツを選ぶようにしましょう。細身のスカートに裾をインするなど、すっきりとした着こなしを意識すると大人のきれいめカジュアルに仕上がります。

デニムブルーとベージュの組み合わせ。どちらもアースカラーとなり、くすんだ色味になるので相性はよいです。インナーに白を取り入れると爽やかに、黒を入れると引き締まったコーディネートに印象が変わります。

8. チェックシャツコーデ

チェック柄がトレンドの今年は、チェックシャツ・ギンガムチェックシャツが豊作。特にオーバーサイズやバンドカラーなど旬の要素をミックスしたデザインが多く、取り入れるだけでコーデが今風に格上げできます。それでは、大人女子におすすめの最旬コーデを紹介します。

チェックシャツの上に、ジャケットを取り入れるとシンプルなコーディネートにニュアンスがプラス。一気にこなれたコーデに格上げできます。カジュアルな印象が強くなるチェックシャツですが、アレンジ次第女性らしさがプラスできます。

9. その他シャツコーデ

その他、柄シャツやカラーシャツ、オフィススタイルに最適なワイシャツなど、さまざまシャツコーデをまとめて紹介します。

柄シャツ

柄シャツコーデはボトムスとどう対比させるかがカギ。細かめの柄は、ボトムスに対して広めの面積をとっても主張しすぎません。存在感強めの柄は、ボトムス5に対してシャツ5もしくはそれ以下に抑えた方が、バランスが整いやすいです。今年は花柄や幾何学柄がトレンドインしていますが、ルーズシルエットやシアー素材などを取り入れることでも今風にシフトできます。

柄・プリントシャツはインパクトがありますよね。シャツタイプだとメンズライクになりますが、ブラウスタイプだとドレッシーで上品な印象になります。ボタニカル柄は身近な自然の柄なので受け入れやすく着やすいのでお勧めの柄になります。

カラーシャツ

ビタミンカラーのイエローや鮮やかなグリーン、ベリーカラーなどがトレンドの今年は、カラーシャツの当たり年。今年らしいきれいな色や旬のデザインをオシャレに着こなすには、シンプルなボトムスでつないだ引き算コーデが◎。1枚で着映えするカラーシャツは、取り入れるだけで気分がアガること間違いなしです！

ピンクはかわいい色味で苦手という方は、くすんだピンクがおすすめ。トレンドのくすみカラーは肌になじみやすく主張しすぎないコーデに仕上がります。くすみピンクだと肌の色味もワントーンアップしてくれるので顔色を明るくしたい方にもおすすめ。

リネンシャツ・麻シャツ

さらっとして涼しく着こなせるリネンシャツ・麻シャツは、春夏のコーデに欠かせないアイテム。季節感のある素材なので、春夏らしいさわやかさや清潔感、リゾート感などを意識すると、鮮度の高い今風な着こなしに昇華します。

麻が入ったシャリ感・表面感のある素材トータルコーデは夏におすすめ。風通しがよく肌に張り付かないので夏でも着心地よいです。

シャツ

パンツ

ワイシャツ

シャツコーデはオーバーサイズを取り入れると今っぽくなりますが、ワイシャツはジャストサイズが美しくスマートに着こなせます。特に気を付けたいのがバストサイズ。ジャストサイズだと胸まわりが窮屈に感じる人は、バストサイズが選べるタイプがおすすめです。また、シワになりにくい、透けにくいなど機能や清潔感も重視しましょう。

ベーシックなレギュラーカラーの白ワイシャツと黒のテーパードパンツのコーデ。冠婚葬祭や面接など特別な場でない限り、ワイシャツのボタンは第1ボタンまでならあけてOK。あけたときにだらしなく見えないように、第2ボタンの位置が高いシャツを選ぶと清潔感がキープできます。

10. まとめ

トレンドのチェックシャツからビジネスの定番ワイシャツまで、シャツをおしゃれに着こなすポイントをご紹介してきました。バリエーション豊富なシャツは、色でも柄でも楽しめるアイテム。特に多彩なデザインが出そろっている今年は、襟や袖などディティールでも楽しめます。シンプルなデザインや定番のシャツでも、袖をまくし上げる、襟を抜くなどの簡単アレンジで今風に鮮度アップできるのも魅力です。着こなしが無限に広がるシャツで、今年らしいスタイルにチャレンジしてみてください。

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執筆者：ｓｕｍｉｒｅ
女性向けコラムサイトWebライター＆パーソナルスタイリスト。大人女子向けのコーデやパーソナルカラー・骨格に合ったファッションに関する記事をこれまでに100本以上執筆。他にも恋愛やウェディング、ライフスタイルなどさまざまな女性向けコラムサイトで情報を発信しながら、現在はパーソナルスタイリストとしても活動している。

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