卒業式・入学式に母親がつけるおすすめコサージュ!NGマナーやつける位置・色・種類についても解説

更新日:2024/1/23 公開日:2023/1/17

卒業式・入学式に母親がつけるおすすめコサージュ!NGマナーやつける位置・色・種類についても解説

洋服の襟元や胸、肩などに付ける花飾り・コサージュには素材や色、形はさまざまな種類があり、付け方によって印象も大きく変わります。
しかし、普段あまり使わないため、シーンに合わせてどのようなものを選べばよいのか迷ってしまいますよね。
今回は、卒業式や入学式にぴったりなコサージュの選び方から付け方までを詳しくご紹介します。

1.卒業式・入学式にコサージュは必要?

入学式や卒業式は厳粛な式典でありながら、子どもの門出を祝う大切なハレの日です。そのため、保護者もスーツやワンピースなどフォーマルな装いで出席をしますよね。そんなときに、コサージュは明るく華やかな雰囲気を演出し、“式に花を添えるとともに喜ばしい想いを伝える”という気持ちを表現してくれます。
特に卒業式では、入学式に比べてブラックやネイビーなどのダークカラーでシックなコーデが多くなるため、コサージュの果たす役割はより大きくなるでしょう。

フォーマルな服装には、品良く映える淡いピンクやベージュなど優しいカラーのコサージュがマッチします。ピンクは“春”らしい桜をイメージさせるため、季節感を大切にする卒業式や入学式では人気のカラーです。

コサージュは、必ず付けなければならないという決まりはありません。シーンに合わせてブローチやスカーフなどで装いに華やかさをプラスすることも可能です。
また、あくまでメインは子どもたちなので、あまり派手なもの・目立つものは控えるようにしましょう。

2.卒業式・入学式にNGなコサージュ

コサージュの色

厳かな雰囲気のなかで行われる卒業式や入学式で使用するコサージュは、ビビッドカラーはNGとされています。また、ブラックやチャコールグレーなどの暗い色も、お祝いのシーンでは控えましょう。

春らしい明るくて優しい色や、淡い色を選ぶのがおすすめです。薄いピンク、オフホワイト、イエロー、ベージュなどの柔らかい暖色系のほか、水色やラベンダーカラーなども品良く華やかにまとまります。

卒業式と入学式でコサージュを使いまわす

同じコサージュを卒業式と入学式の双方でしてもいいのだろうかと疑問を抱いている人もいるでしょう。淡いカラーのコサージュなら、どちらの式で使用してもOKです。
コサージュはさまざまな種類がありますが、アートフラワー(造花)ならきちんと保管すれば何年も使うことができます。入学式から卒業式まで使用することができ、コストパフォーマンスも◎。

また、ベースになるスーツやワンピースが濃い色か明るい色かによって、同じコサージュもイメージが変わります。オフホワイトやベージュ、ピンクならどちらにも合わせやすい優秀カラーです。

コサージュのデザイン

ラメがたっぷり使われていたり、光沢があったりする素材は、一見華やかなイメージですが、上品さに欠ける点から卒業式や入学式の式典には相応しくありません。また、フェルト生地やコットン、麻などはカジュアル感が強くなるので、避けるようにしましょう。

オーガンジーやレース、シルク、シフォンなど、軽やかで高級感のある素材でできたコサージュは、エレガントな印象で式典にもぴったりです。

コサージュのサイズ

コサージュは、大ぶりなものから小ぶりなものまで幅広い大きさのものがあります。コサージュを選ぶときは、主役の子供たちより保護者のほうが目立たないように小さめのものを選ぶと式の雰囲気を損ないません。具体的な大きさとしては、直径10cmくらいのコサージュがいいでしょう。

ただし、同じ大きさのコサージュを付けていても、身長や体格によって与える印象が変わってくるので、コサージュを付けた時の全身のバランスを鏡でチェックしてみましょう。

3.卒業式・入学式用コサージュの種類

生け花のコサージュ

最も特別感が高いのは、生花で作られたコサージュです。生花店でオーダーするのが一般的ですが、通販で購入できる場合もあります。
本物の花ならではのみずみずしい香りや、一つひとつ形が異なるオリジナルのコサージュを楽しめますよ。
ただし、傷みやすかったり、壊れやすかったりするので、取り扱いには注意が必要です。

造花のコサージュ

一般的に多く流通しているのが、造花でできたコサージュです。オーガンジーやシフォンで作った花にパールやストーンをあしらったものなど、幅広いデザインやカラーがあります。型崩れしにくいので、取り扱いやすいのもメリット。
ただし、アートフラワーは素材が見た目に直結するため、式典に相応しい高級感のあるものを選ぶようにしましょう。

プリザーブドフラワーのコサージュ

生花に特殊な加工をしたプリザーブドフラワーのコサージュは、生花ならではの特別感はそのままに、長持ちするのが魅力です。生花と見間違えてしまうほどの仕上がりで、生花では表現できないカラーを出すことも可能になります。
ただし、生花と同様に繊細なので取り扱いには注意が必要ですが、湿気や日光を避けるなど、正しく保存すれば数年間美しさを保つことができます。

4.卒業式・入学式におすすめのコサージュの色

アイボリー・ホワイトのコサージュ

アイボリーやオフホワイトのコサージュは、清潔感があり、上品なイメージを演出できます。真っ白だとダークカラーの装いの場合に目立ちすぎてしまうので、柔らかみがプラスされるアイボリーやオフホワイトがおすすめです。ビジューやフェイクパールなどがあしらわれていることで、華やかで明るいコーデに仕上がります。

ピンクのコサージュ

桜を連想させる春らしいピンクのコサージュは、和やかで幸せな気持ちにさせてくれますね。ソフトカラーのスーツにもダークカラーのスーツにも合わせやすいカラーなので、卒業式と入学式の兼用で使い回すことができます。また、華やかな色味で顔まわりも明るい印象に。お祝いの雰囲気もより高まります。

ベージュのコサージュ

ベーシックな万能カラーで卒業式や入学式以外のシーンでも使えるため、一つ持っていると重宝するカラーです。フェミニンで柔らかい雰囲気にまとまり、明るい色味のジャケットや、ネイビーやグレーの落ち着いた色のジャケットなど、フォーマルな装いのなかで華やかに映えますよ。

グレー・シルバーのコサージュ

スタイリッシュでモダンな雰囲気を演出したいときは、グレーやシルバー系のコサージュでクールにきめましょう。主張を抑えたさりげない華やかさで、大人のおしゃれをワンランクアップ。
ダークカラーのスーツと合わせるときは明るめのグレーを選んで、全体が暗い印象にならないよう気を付けましょう。

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5.卒業式・入学式時のコサージュの付け方

コサージュを付ける位置に厳格なルールはありませんが、コツを押さえておけばコサージュがより美しく映えるので参考にしてみてください。

<コサージュを付ける位置>
コサージュは、胸より高い鎖骨あたりの位置に付けるスタイルがおすすめです。襟がある洋服であれば襟の部分に、丸襟やノーカラージャケットなどの場合は首元の鎖骨周辺を目安にします。
高めの位置にコサージュがあることで、視線が上に集まり、顔まわりやデコルテをすっきり、明るく華やかに見せてくれる効果が期待できます。

<コサージュを付ける向き>
コサージュは、自分から見て左側に付けるのが一般的ですが、右側に付けても問題はありません。コサージュやジャケットのデザインや好みに応じて決めましょう。
茎のあるデザインのコサージュも、上下どちらの向きで付けてもOKです。下向きにすると親しみやすい印象になり、短い茎のものは斜め上にして外側に向けて付けるとフォーマルな雰囲気になります。

また、せっかくベストポジションに美しくコサージュを付けても、ずれてしまったり、不安定な装着だったりしてはもったいないですよね。
しっかりとコサージュを付けるポイントは、ピンで挟む布の量を多めにすること。ピンの遊びが少なくなり、ぐらつきにくくなります。ワンピースなど服の素材が薄い場合は、服の裏側に当て布や手軽なフェルトを当てると安心です。

6.まとめ

コサージュの着用には、厳格なルールや決まりはありません。子どもの門出を祝福する想いを込めて選ぶことで、喜びの気持ちをより表現することができます。大切なお子さんのハレの日を気持ちよく迎えるための参考になれば幸いです。

ライタープロフィール
ゆみ
フリーライター。広告制作プロダクションを経て独立し、Webや雑誌でファッション、グルメなど幅広いジャンルで執筆。先住猫と保護猫2匹との生活を満喫中。

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