1.パンプス×靴下コーデのおしゃれな着こなし方
コーデをおしゃれに外したり垢抜けて見せることはもちろん、パンプスを履いたときの冷えや蒸れなどのお悩み解消にもなるパンプス×靴下コーデ。楽しみ方のポイントを解説します。
同系色で統一感を出す
同系色のパンプスと靴下を合わせると統一感が出て、コーデになじみやすくなります。どちらが主張することもなく自然な印象になるので、パンプス×靴下コーデは敷居が高いと感じている方もチャレンジしやすいテクニックです。よりおしゃれを楽しみたい場合には、パンプスと靴下でグラデーションを作ったり、リブタイプの靴下を選んで立体感を出したりすることもおすすめです。
白の靴下で抜け感を演出する
白の靴下は抜け感を演出できるアイテム。合わせるパンプスの色を選ばないため、白の靴下を1つ持っているとさまざまなカラーのパンプスと組み合わせてコーデが楽しめます。パンプスとのコントラストで白靴下が浮いてしまうと感じる場合は、小物やトップスなどで他にも白を投入するとなじみやすく、ダサ見えも防げます。
カラーソックスで差し色を取り入れる
カラーソックスをコーデに取り入れれば、簡単に差し色をプラスできます。差し色としてカラーソックスを取り入れる際は、全体のバランスを意識することがポイント。モノトーンコーデやワントーンコーデなど色数を抑えたシンプルコーデならバランスが取りやすく、赤やブルーなどの明るめの靴下を投入することで差し色効果がアップします。逆に色数が多いコーデにカラーソックスを合わせると、まとまりがなくなってしまいます。
2.パンプス×靴下でダサくならないためには
パンプス×靴下は、ガーリーなファッションやフェミニンなワンピースなどと組み合わせると幼い印象になりがち。上品に洒落見えする、パンプス×靴下コーデのポイントを解説します。
無地のアイテム同士を合わせる
パンプスと靴下を無地同士のシンプルなものにすると、なじみやすく大人っぽい雰囲気が出せます。無地同士ならどちらかが目立ちすぎたり主張しすぎることもなく、足元が浮いてしまうという失敗も防げます。逆に柄物のアイテム同士を合わせると、派手な印象になって足元が浮いて見えてしまったり、子どもっぽい雰囲気になってしまいます。
ボトムスの丈に気を配る
ボトムスは足首まで隠れるフルレングスやくるぶし付近までのアンクル丈を選ぶとバランスが取りやすく、靴下をチラ見せすることでコーデのアクセントになります。逆にミディ丈やミモレ丈など短めのボトムスはバランスが取りにくく、ダサ見えしたり幼く見えてしまう原因に。短め丈のボトムスの場合は素足が見える丈の靴下を合わせると、抜け感が出てコーデが垢抜けます。
3.おすすめのパンプス×靴下のコーデ例
無地のアイテム同士を合わせる、同系色を合わせるなどのポイントを踏まえて、おすすめのパンプス×靴下のコーデを紹介します。
パンプス×靴下で作るオフィスカジュアルのコーデ例
会社によっては、パンプスに靴下の着用が推奨されていない場合もあります。ストッキングのような靴下を使ったコーデならオフィスにもなじみやすく、靴下を履いているように見せずに冷えや蒸れを解消したいという方にもぴったり。履き口がゆったりしているので、靴下の締め付け感が苦手な方にもおすすめです。
同系色でまとめたパンプス×靴下のコーデ例(グラデーション・同系色)
グレーの靴下と黒パンプスの組み合わせで上品な足元を演出。同系色でまとめて統一感を出し、黒のカーディガンを羽織ることで足元と全体のバランスを整えています。靴下との相性がいいストラップパンプスは、このように同系色でシンプルにまとめると甘くなりすぎず、取り入れやすくなります。
黒靴下で引き締めるパンプス×黒靴下のコーデ例
白のフレアスカートには、黒パンプス×黒靴下の組み合わせで、足元をすっきりみせるのがポイント。細めヒールのパンプスを合わせれば、上品にまとまります。スケ感のある薄手の靴下を合わせることで、黒でも重たくならず、春先にもおすすめの着こなしに。
4.パンプス×靴下コーデにおすすめのアイテム
取り入れやすい同色系の組み合わせなど、パンプス×靴下コーデにおすすめのアイテムを紹介します。
同系色アイテムで統一感を出すおすすめの組み合わせ
黒のウェッジソールパンプスと黒靴下の王道コンビは、明度の高いパンツと合わせることでメリハリのきいたコーデに。ホワイトのテーパードパンツときれいめの黒シャツやリブニットなどを合わせれば、オフィスカジュアルなモノトーンコーデも楽しめます。
白靴下で抜け感を楽しむおすすめの組み合わせ
黒パンプスに白の靴下で抜け感を出したモノトーンコーデは、パンプス×靴下の定番の組み合わせ。初心者もチャレンジしやすく、スマートな印象のポインテッドトゥなら幼く見えず、ほどよくカジュアルなこなれたコーデに仕上がります。
ベージュエナメルのパンプスと、レースソックスの組み合わせなら、カジュアルになりがちなコーデが上品に仕上がります。パンツコーデでも女性らしさを演出でき、やわらかい印象に。
Tストラップシューズと白のメローソックスの組み合わせは、スカートやワンピースなどとあわせてガーリーな仕上がりにするのが◯。「大人女子には可愛すぎる…」という人は、シックなカラーのワンピースとあわせて色数を抑えると可愛らしくなりすぎずに着こなせますよ。
黒パンプス×白靴下は、安定の定番コンビゆえにマンネリ化しがち。無地だと味気ないという場合は、ボタニカル模様のレースソックスでアクセントを加えましょう。ベーシックカラーのシンプルなコーデでもぐっと華やかさがプラスされます。
カラー靴下をアクセントにするおすすめの組み合わせ
取り入れやすいモノトーン柄のカラー靴下をアクセントにしたコーデ。アイボリーのパンプスとのシンプルで取り入れやすい組み合わせ。プリーツスカートなどきれいめのアイテムを合わせることで、女性らしさがアップ。トップスはパンプスと同系色を選ぶと、足元とのつなぎ役になり統一感も出せます。
カラー靴下はハードルが高いと感じる場合は、レトロな色味の靴下がおすすめ。派手な印象にならず、ベージュのパンプスなどと合わせることで上品で大人っぽい雰囲気に。ミディ丈のスカートで素肌を見せればバランスも取りやすく、足元のアクセントが引き立ちます。
靴下を主役にコーデを楽しむのもおすすめ。こちらは、「黒のワンピースは便利で好きだけど、コーデがいつものっぺりしがち」という人に特におすすめのコーデです。シックできれいめの黒ワンピースに同色のパンプスを合わせたら、ビビットな赤の靴下でメリハリを出しましょう。印象的な足元で、一気におしゃれ上級者の装いに。
パンプス×靴下のおしゃれを楽しむ際は、パンツやトップス、バッグとの相性を考えるのももちろん大切。特にカラーソックスをアクセント使いしたい場合は、その他のアイテムとのバランスも重視しましょう。ソックスとトップス、パンプスとバックなど、同色のアイテムを組み合わせると、コーデが上手にまとまります。
春先や秋口におすすめなのが、ピンクの靴下とダークグラウンのパンプスとの組み合わせ。手を出しにくいペールピンクの靴下も、暖色同系のブラウンカラーのパンツやパンプスと合わせることで、大人女子でも取り入れやすいコーデに。
技ありVカットパンプスはカラーソックスとの相性も◯。デニムと合わせるなら、同系色のブルーのソックスと合わせてコーデの統一感をもたせましょう。パンプスの黒とトップスのカラーを合わせれば、色数を絞ったミニマルなカジュアルコーデが完成します。
オフィスカジュアルにおすすめの組み合わせ
シルバーパンプスと白靴下のシンプルな組み合わせは、スーツスタイルやジャケットスタイルになじみやすく、オフィスカジュアルにおすすめです。ブルーのパンツを主役に、パンプスと同系色のグレーのジャケットを合わせれば、清潔感のあるクールなコーデの完成です。
シースルーレースのベージュの靴下と白パンプスのグラデーションで、エレガントな足元を演出したコーデ。靴下が主張しすぎないのでオフィスカジュアルにも取り入れやすく、パンツスタイルにストッキングは苦手という方にもおすすめ。足裏が抗菌防臭の綿混素材で、蒸れやベタ付きを防いでくれます。
職場のマナー上、靴下を見せたくないという方におすすめの深履きフットカバー。3つのクッションが足底を包む立体設計なので、フラットパンプスと合わせても疲れにくく、足裏をやさしくサポートしてくれます。スニーカーやローファーにも使いやすく、かかとの滑り止めテープで脱げにくいのもポイントです。
5.パンプスに合わせるのは靴下orストッキング?
シーン別履きわけのポイントを解説
そもそもパンプスには、靴下とストッキングのどちらがよいのでしょう。それぞれの印象や、シーンに応じた履きわけのポイントを解説します。
パンプス×ストッキング
足の甲の部分が露出したパンプスは美脚効果があり、ストッキングを合わせるとスッキリした印象になります。きちんとした印象を与えるスーツスタイルなどに欠かせません。ヌーディなカラーのストッキングなら足の甲を見せることで抜け感が出せ、パンプスとストッキングの色を合わせると統一感が出て脚長効果が期待できます。
パンプス×靴下
パンプスにストッキングを合わせるのが一般的ですが、パンプスに靴下を合わせた履き方も人気です。かっちりしたパンプススタイルをカジュアルダウンして若々しく見せたり、タイトスカートやセットアップなどのきちんと感のあるコーデを外して見せたり、スタイリッシュな印象を与えることができます。
シーンに応じた履きわけのポイント
結論として、パンプスに合わせるのは靴下とストッキングのどちらがよいというわけではなく、シーンに応じて履きわけることがおすすめです。きちんとした雰囲気を演出したいならパンプス×ストッキングがおすすめですが、パンプスと靴下を同系色などでシンプルにまとめれば上品な印象になり、オフィスでも使えるコーデに。休日のおでかけなどで自由度が高いシーンなら、パンプスにカラーソックスで差し色をして足元に遊びを加えるのもおすすめです。
6.まとめ
足元の冷えや蒸れを解消しながら、おしゃれが楽しめるパンプスと靴下の組み合わせ。
ストッキングを合わせるよりも若々しい雰囲気になり、こなれて見せられるなど、全体の印象を格上げできるのが人気の理由です。
今回ご紹介したポイントを押さえて、パンプスと靴下の合わせ技にチャレンジしてみてください。
ライタープロフィール
ゆみ
フリーライター。広告制作プロダクションを経て独立し、Webや雑誌でファッション、グルメなど幅広いジャンルで執筆。先住猫と保護猫2匹との生活を満喫中。