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ぽっちゃりさんの着痩せ見えコーデ術。
気になるパーツをカモフラージュ、
目くらましコーデ
年齢を重ねると、どうしても体型が「下へ下へ」「横へ横へ」と流れていきます。
日本人は気になるところを隠したがる傾向がありますが…そこを年齢とともに訪れる個性と認めてみませんか?
そのためには、人の視線を上手に誘導するのがミソ。ここでは、皆さんが気になりがちなパーツごとに、気になるパーツを隠すコツを伝授しちゃいます。
目次
公開日 : 2018.8.28
更新日 : 2020.5.29
「下へ下へ」「横へ横へ」流れてしまう変化に逆らうためには、視線を「上へ上へ」「縦へ縦へ」と流す必要があります。シルエットは縦長の「Iライン」を意識し、横長の平行ラインはできるだけ避けるようにします。
もしくは、視線を斜めに流すような「Vライン」や、メリハリを作る「Xライン」などの、「斜めのライン」を意識して作っていくようにすると◎。
加えて、人はキラキラ、ゆらゆら、スケスケなもの、明るく鮮やかな色柄、切り替え、カッティングに視線が集まる習性があります。
そのため、そのようなポイントを自分のチャームポイントの近くに持っていくようにすると、気になるところから視線を外して、チャームポイントを生かしたコーディネートが完成します。
胸の部分に視線を集めるようなデザインのものは避けて。
例えば…切り替えやカッティングがあるもの、ボリュームアップして見えるギャザーやタックやフリルは胸に視線が集まってしまいます。
デコルテが適度にあいたシンプルなデザインを選び、視線がストンと縦に流れるような落ち感のある生地がおすすめです。
シンプルなVネックにY字のように入ったデザインが胸元をスッキリと見せてくれます。
そして、後ろ身頃はV字の背抜きのようにカットされていて、タックも寄せてデザイン性もあることから、思わず背中の方に視線が集中します。
ヘアスタイルをハーフアップにして、うなじを見せたスタイリングをすると、背中に視線が集中するので、胸への視線をそらすことが可能。ボトムにインしてもスッキリ見えますし、インしなくてもサイドに入ったくびれのカッティングが着やせ効果抜群です。
グラマーさんへの次のテクニックは、思い切ってポイントを背中のバックスタイルに持ってくることです。
前身頃は胸元をあまり開けずに着て、背中にあるギャザーやリボンなどのポイントに視線を集中させてみましょう。
揺れて動きのある裾のヘムラインも可愛らしく、袖も合わせてポイントが下に集中しているので、二の腕や肩周りが気になる方にもオススメです。
こちらの写真のように、バックスタイルにポイントのあるトップスは、ヘアスタイルもアップにすると視線を外す効果が上がります。
二の腕の一番太い部分でカットされた袖丈は避け、少し長めの袖丈を上手に利用するといいでしょう。袖のカットがひらひら・ランダムに揺れるような、アシンメトリーなデザインも目くらまし効果が抜群です。
今年の秋冬も引き続きビッグショルダーアウターがトレンド。二の腕に視線がいくデザインではありますが、落ち感のある生地や、ゆらゆらするスカートなどで上手に視線を散らすようにするのがポイントです。
またラグランスリーブなど肩の内側から切り返しのラインが入っているようなデザインや、身ごろと袖が一体になっているようなデザインは、落ち感を与えやすく、なで肩のように見せてくれるのでぜひ取り入れてみて。
5分丈袖が二の腕を上手にカバーし、裾のペプラムラインが揺れるたびに視線をそらしてくれます。袖のカットがちょうどウエストにくる袖丈なので、全体で見てもスッキリ。スルッと落ち感がある素材でスッキリ見えます。
スカートなど揺れるアイテムと合わせると視線がさらに下がるので、気になる肩や二の腕から視線を外せますよ。
ゆるいVネック、フレア袖の斜めラインが視線を斜めに流してくれるので、イカリ肩や広い肩幅をなだらかに見せてくれます。
トップスが横に寝たダイヤのようなシルエットは、安定感の出やすい四角いシルエットよりもスッキリ見えます。
思いきって裾をインすれば、トップスの丈が短い印象になるので、脚長効果も期待できます♪
ネイビーは2018秋冬のトレンドカラー。誰でも品良く、知性的に見せてくれるのにプラスして、着やせ効果も高い色なのでオススメです。
くびれがないのが気になるずんどうさんは、洋服のデザインや、ベルトなどの小物を上手に使って、「Xライン」のようなメリハリのあるシルエットを意識しましょう。
肩、胸元、ボトム周りには、ギャザー、フリルやタックでボリュームを出し、ウエストはベルトやスカーフでキュッとウエストマークするのがオススメ。
2018秋冬も、太めのサッシュベルトなどでウエストマークする着こなしが引き続きトレンド。ハイウエストにしてあげると、脚長効果にもつながります。
ぽっこりお腹が気になる方は、トップスを上手にブラウジング(ふわっとしたタックを意図的に作るような着こなし)して目くらませしてしまいましょう。
裾に向かって末広がりに広がる直線と裾広がりのシルエットが、メリハリを作ってくれるアイテム。
ネクタイの柄のようなレジメンタルストライプはこの秋冬のトレンド柄の一つ。
お尻の部分にはギャザーが入っていて、ボリュームアップして見せてくれるので、平らで四角いヒップをお持ちの方にもおすすめです。
こちらのタイプの方は、足すとこ足して、引くとこ引いて、ボンキュボンのメリハリをイメージしながら全体のシルエットを作っていきましょう。
特にお腹周りが気になる方にオススメのアイテム。裾部分のふわっとしたデザインが、気になるお腹周りを上手にカバーしてくれます。
アシンメトリーなラインと、シャープな斜めのラインが、目くらまし効果◎。
メリハリをつけるウエストマークのXラインスタイリングとは逆の発想で、お腹周りを膨らませたダイヤモンド型のシルエットも、お腹周りをカバーしてくれるテクニックの一つです。
トップスがふんわりしている分、ボトムスはコンパクトにまとめましょう。細めなパンツ・スカート~こちらのセミワイドパンツくらいまでのすっきりと見えるアイテムと合わせると、下半身の着やせ効果にもつながります。
どのパーツでも言えることなのですが、一番太い部分でカットされているような丈のものを持ってくるのはNG。
太ももやお尻も、隠すなら隠す、隠しきれないのなら思い切って出す、という潔さが大切です。
良かれと思って選ぶチュニック丈は、隠しきれていなかったり、短足に見えたりするので注意が必要。
一方で、Iラインで上手に目くらましできるアイテムとして「ロングカーデ」がおススメです。
濃い色を持ってくると全体が引き締まりますし、さりげないIラインでスッキリとした縦長効果も。歩くたびに揺れるカーデの裾が、気になる脚周りを上手に目くらまししてくれますよ。
首回りや腕周りを思いっきり開けて、スッキリと着られるロングジレ。太ももやお尻の辺りをうまく隠してカモフラージュしてくれながら、縦長のIライン効果を演出、スッキリ&スリムに見えます。
黒は収縮効果も高いけれど、実はその一方で重量感も感じさせる色。
そんな時は、このように透け感のある素材を用いるなど、軽さのある素材感を用いてみて。重たくなりすぎずに引き締め効果が期待できます。
Aラインで太もも・お尻をカバーできるスカートで、かつ動きのあるイレギュラーヘムは、動くたびに視線をランダムに流してくれるので、気になる太もも&お尻から上手に視線をそらしてくれます。
横に平行にカットされているボトムはどうしても安定感が出やすいのですが、このスカートは動きが出るので軽やかな印象。そのため、脚の太さが気なる方にもオススメ。
前から見るとアシンメトリーなVラインの裾が、シャープな印象を作り上げてくれます。
気になるパーツから視線を外すテクニックは、一度覚えると永久不滅ですので、この機会に覚えて活用してみてくださいね。
ポイントをまとめておきます。
▼グラマーさんは、
・胸部分にデザインある商品はさけ、シンプルで落ち感ある素材を選ぶ
・バックにデザインのあるものを選んで、ヘアスタイルもアップにして視線をバックに
▼二の腕・肩回りが気になる方には、
・二の腕の一番太い部分でカットされた袖丈のものは避け、少し長めを選ぶ
・袖のカットがひらひら・ランダムに揺れるデザインを選ぶ
・揺れるスカートを合わせるなど、腕周り以外に視線が集まるコーディネートにする
▼ウエストのくびれがないのが気になる方には、
・洋服のデザインやベルトなどの小物を使ってXラインを作るようにする
・お腹周りがゆったりしたトップスならば、ボトムスはコンパクトにまとめてダイヤモンドラインに
▼太ももやお尻が気になる方には、
・ロングカーデなどで、Iラインを作るようにする
・Aラインのスカートかつ、裾がひらひらしたものやアシンメトリーなラインで目線を外す
ただ、気になるポイントを隠すことに注力するのもいいですが、それと同じくらい、もしくはそれ以上に、自分のチャームポイントを生かすスタイリングを楽しむことお忘れなく♪
また、ファッションは三歩引いて、自分の全身を見ながら客観的に把握することが大切です。
気になるところはもしかすると、ほんの一部分のパートにすぎませんので、鏡で全身を写して、自分が美しく輝けるスタイルを是非研究してみてくださいね。
##監修者プロフィール
都外川 八恵
色と波動のスタイリスト。COCOLOR(ココカラー)代表。https://cocolor.biz 企業向けコンサルや研修はもちろん、 内面の波動から「十人十色」の個性を見極め「なりたい」を実現するスタイリングが得意。 似合う色のみならず、似合う質感(パーソナルテクスチャー®)、似合う柄(パーソナルパターン®)、 似合う形(パーソナルライン&シルエット®)を768タイプから診断しています。 著書12冊、メディア出演多数。