足の太さをカバーしたい!スタイリスト解説【体型別】ぽっちゃりさんの細見えパンツ着こなしテク

足の太さをカバーしたい!
スタイリスト解説【体型別】
ぽっちゃりさんの細見え
パンツ着こなしテク

トレンドの流れはパンツ一つとっても細かく現れます。トレンドは追いすぎても追わなすぎてもナンセンス。
トレンドのパンツを、足が太いのが気になる、上半身が気になるなどぽっちゃりさんの体型別に、自分らしく取り入れて着こなすポイントをお伝えします。

目次

公開日 : 2019.10.3

更新日 : 2023.10.12

1.2023年秋冬のトレンドは「バギーパンツ・ワークパンツ」継続

2023年秋冬は、ワイドパンツの人気が継続。今年は、よりワイドなバギーパンツや、ポケット付きのジョガーパンツのほか、タフで動きやすいカーゴパンツ・ミリタリーデザインなどがトレンドになってきています。

ワークパンツは元々作業着としてデザインされたものを呼んでいましたが、最近は動きやすいカジュアルなパンツ全般がワークパンツと呼ばれています。こちらは太もものサイズが「ゆったり太もも」と「もっともっとゆったり太もも」の2タイプから選べるので、足の太いのが気になる方もタイトになりすぎず、すらっとはきこなせます。チェックシャツを腰巻きしてスタイルアップしましょう。

  • 今季トレンドのジョガーパンツには、裾スリットが入ったタイプも。こちらは裾がリブ編みになっていて、パンプスを合わせればセクシーに、スニーカーならカジュアルに、いろいろな表情が楽しめます。ジョガーパンツはカジュアルなイメージがありますが、写真のようなきれいめのカラーなら通勤にもOK。裾スリット入りのパンツは足元の抜け感が軽さを作り、足の太さをカバーしてくれます。

  • 今年は膝や太もも部分を大胆にカットアウトしたデニムパンツもトレンドに急浮上。ヴィンテージさながらに細部まで計算して加工されたものなら大人女子が着てもカジュアル過ぎず、いつものデニムコーデを鮮度アップできます。カラーパンプスなど女性らしい要素をプラスすると、きれいめのストリートスタイルに。

  • 2.足の太さをカバー!足が細く見えるパンツの着こなしポイント4つ

    足が太いと、似合うパンツは限られる…。そんな風に決めつけて、知らず知らずのうちにおしゃれの幅を狭めてしまってはいませんか? おしゃれの楽しみを阻む要因のひとつは、案外自分自身の無意識の思い込みだったりします。ここからは、そんな思い込みの解消につながるパンツの着こなしポイントをご紹介します。

    そもそも「足が細く見える」状態やポイントは?

    そもそも「足が細く見える」とは、どういったことでしょうか。それは一言で言うと「バランス」です。パンツだからと下半身だけで考えようとせず、姿見に全身を写した時の「シルエット」を捉えてみてください。
    全身のシルエットはとても大事で、シルエット美人は着こなし美人につながります。
    「Iライン」や「Yライン」といったスッキリラインや、メリハリのある「Xライン」で細く見える場合もありますし、トップスの丈感やボリュームとのバランス、色柄を含めた全体のデザインによるフォーカスポイントで細く見える(太さが気にならなくなる)場合もあります。
    「錯覚」や「錯視」といった効果を上手に利用して、チャームポイントに視線を集中させ、下半身だけに視線やボリュームが集まりすぎないように注意しましょう。

    足の太さが気になるからパンツを愛用している方も多いのでは。まずは足の太さをカバーする、足が細く見えるパンツの着こなしをご紹介します。ポイントは4つあります。

    足の太さをカバーする!パンツの着こなしポイント1【色】

    足が太いのをカバーするためには、パンツの色は暗めの引き締めカラー(収縮色)を意識しましょう。ただし、低明度の色は重量感も感じさせやすいため、特に春夏のような軽やかな季節に暗すぎる色はNG。逆の発想で、思い切って足元を明るいトーンにして軽快な印象に持って行き、代わりに色柄などのトップスで視線を上半身に集めてしまうのも手です。

    パステルカラーなどは、使い方に気をつけないと、膨張して見えてしまうため、締め色となる黒・ネイビー・ブラウン・ワインカラーなどのダークカラーをうまく組み合わせましょう。低明度の色は引き締め効果が狙えますし、パンツに限らずタイツにも応用できます。パンツより色目の強いものをトップスに持って来れば、視線を下半身から外して上半身に集めることもできますよ。

  • 肉感を拾わないコーデュロイのワイドストレートパンツ。引き締めカラーの黒で足の太さをカバーし、パーカーにワンタッチネクタイをプラスすることで、視線を上に誘導しています。秋冬でも全身黒は重すぎるので、明るいカラーのバッグなどを投入して抜け感を出しましょう。

  • 足の太さをカバーする!パンツの着こなしポイント2【素材】

    足の太さをカバーしてくれるパンツの素材は、肉感を拾いすぎてしまわないように、適度に厚みやハリ感のあるものを選びましょう。落ち感のある素材にして縦長ラインを意識するのも、足が細く見えるのでおすすめです。

    肉感を拾わないスーツ生地を使用したワイドパンツ。今季トレンドのリボンモチーフのトップスを合わせて、下半身に視線が集まらないようにしています。黒とブルーのメリハリ配色でリボンの存在感を際立たせているのも、足の太さを上手にカモフラージュしているポイント。パンツと同素材のテーラードジャケットも今年らしく、今っぽさ全開のコーデです。

  • 肉感を拾わない素材の代表が厚手デニムです。透け感のあるインナーでデコルテに視線を集めたり、存在感のあるアウターでトップスに視線を集めたりすれば、気になる下半身から視線をよりハズすことができますよ。

    足の太さをカバーする!パンツの着こなしポイント3【柄】

    人の視線は柄ものに集中しやすいので、足が太いのをカバーしたい場合はボトムの柄選びは慎重に。
    柄が細かすぎるとモアレのように膨張して見えてしまうこともあるので、視線をうまくカモフラージュできるような大きめの柄物をチョイスしましょう。

    チェックパンツの場合は柄が大きめだと逆に下半身の存在感が出すぎてしまうため、主張の少ないチェック柄がおすすめです。上品なブラウン系のチェック柄なら、くすみカラーのとろみブラウスを合わせて全体をふんわり仕上げることで、足の太さだけが目立ちすぎることもありません。

  • こちらはレース素材のワイドパンツ。柄といってもプリント柄だけでなく生地に織柄がはいっていたりレースになっているものでも足の太さをカバーできます。レースが自然なニュアンスをつくってくれるので間延び感なくぽっちゃりさんでも着こなしやすいワイドパンツです。

  • 足の太さをカバーする!パンツの着こなしポイント4【形】

    足が太いのが気になる方は、特にふくらはぎの真ん中など太さがある部分でカットされている丈感を選ぶのは避けましょう。できればカプリパンツや、クロップドパンツといったふくらはぎ下の足首の細いパーツ部分でカットされているものを選ぶと、足が細く見えるのでおすすめです。太いところと細いところにメリハリがあるテーパードパンツや、ペグトップパンツなどもスタイルアップして見えやすいですよ。

    パンツをロールアップするなどして少しでも素肌を見せるようにすると、抜け感が出て軽やかさUP。また、脚の太さを気にして暗い色ばかり履くよりも、思い切って足元を明るく軽やかにして、色柄ものや小物をトップスに集めて視線を上部に持って行くのも効果的なやり方です。

  • すっきりしたシルエットのクロップドパンツ。秋冬はショートブーツを合わせて、足の細い部分をチラ見せするのもおすすめです。今年らしいリボンモチーフの白ブラウスをオンすれば、目線を上に誘導してスタイルアップすると同時に、コーデが一気に垢抜けます。

  • 3.テーパードパンツをぽっちゃりさんが着こなすテク

    テーパードパンツとは、裾に向かって細くなっているデザインのパンツのことです。上から下にゆるやかに細くなるシルエットは、本来脚全体を細く見せる効果がありますが、ぽっちゃりさんが着こなす場合はいくつか注意すべき点があります。

    テーパードパンツを履いても太って見えないタイプ・似合うタイプ

    一口にテーパードといっても、腰まわりのギャザーやタックといったボリュームや、ワタリ幅の太さ、丈感の選び方次第で、似合う方向にもマイナスの似合わない方向にも見せることができます。
    基本的に、普通身長で骨格が張りすぎておらず、足首が適度に細い方でしたらテーパードパンツは着こなせます。加えて、サイズ感を間違わなければ美しいボディラインを実現できますので、ぜひ全体のシルエットにこだわって選んでみてください。

    センタープレスが効いたストレッチデニムのテーパードパンツは、普通身長で骨格が張りすぎていない方であればだいたい似合います。下半身太めなぽっちゃりさんは、トップスインしてカーディガンを肩掛けするなど、視線が上に行くように意識しましょう。トップスはレースの透け感が大人っぽいフェミニンなブラウスを合わせれば、上品な甘辛ミックスに仕上がります。

  • 腰まわりスッキリめ&丈感短めは、大体の方に似合うシルエットです。綺麗な色や今年トレンドのギンガムチェック柄のテーパードパンツをチョイスして軽やかに今年の秋を満喫してみては。

  • テーパードパンツで太って見えるタイプ・似合わないタイプ

    腰や太ももが張りすぎている人は、腰まわりのボリュームで太って見えてしまうことも。
    腰まわりにギャザーやタックがあまりついていないテーパードパンツを選びましょう。
    また、足首があまりない(太い)方も、逆にその部分を強調してしまう可能性もあるので、裾が細すぎないデザインを選びましょう。
    また、低身長さんや足が短い方は丈感にこだわって、ヒールのある靴と合わせながらスッキリ見える丈で調整するように注意してみましょう。

    テーパードパンツのOKな着こなし例

    太ももが張りすぎている方は、太もも回りがゆったり設計されたテーパードパンツを選びましょう。こちらはゆったりヒップ設計のパンツなので腰ハリさんにおすすめです。また、股上が深めのものならヒップラインも目立たず、後ろ姿も気にせずに着こなせます。丈は足首まで隠れる長め丈が◎。

  • 腰や太ももが張りすぎて似合わないタイプの方は、ワンサイズ上のテーパードパンツを選べば気になる部分の悪目立ちが防げます。腰回りにボリュームの出やすい方が避けたいタック入りのテーパードパンツも、ワンサイズ上なら自分のスタイルに合ったサイズ感でスッキリ着こなすことができます。

  • ワンサイズ上だとだらしなく見えそうで不安という方は、裾の細いすっきりしたデザインでセンタープレスが入ったものを選べば、オーバーサイズでもかっこよく決まります。トップスインしてベルトなどでウエストマークすると、きちんと感がアップしますよ。

  • テーパードパンツのNGな着こなし例

    リブのテーパードパンツは、違った方向に足首を強調してしまうのと、もたつきが気になる場合も…。サイズ感を慎重に選びましょう。

    4.シェフパンツをぽっちゃりさんが着こなすテク

    シェフパンツは、もともと料理人たちが厨房で履いていたワークウェア。ウエストゴムなどを装備したイージーパンツのような履き心地で、ゆるっとフィットする程よくワイドなシルエットが人気です。ぽっちゃりさんが着こなす場合は、肉感を拾わないハリのある素材のものや、細見え効果のあるセンタープレスが入ったパンツがオススメです。

    ゆるっとはけるカーブシルエットのシェフパンツ。太ももとふくらはぎのラインを拾わないように設計されているので、足の太いのが気になるぽっちゃりさんもすっきり着こなせます。首回りをすっきり見せるボートネックのボーダーシャツの上からスキッパーシャツをレイヤードして、首元と腰回りに抜け感を作り、こなれ感たっぷりなコーデに仕上げましょう

  • ゆったりして楽ちんだけど、太って見えない絶妙なシルエットがうれしいいシェフパンツ。しっかりとした素材感で、ヘリンボーン柄の入ったデザインが高見え効果を演出してくれます。暗めのカラーで取り入れるなら、重心が重たくならないよう、ロールアップして履くのがポイントです。

  • 5.「足が太い・太ももが太い」と悩むぽっちゃりさんに、おすすめのパンツコーデ

    足の太さや太ももの太さに悩んでいると、パンツをはくこと自体に抵抗感が生まれやすいもの。そんな方におすすめのパンツコーデを紹介します。

    足の太さや太ももの太さが気になる方は、パンツコーデにゴツめのレースアップショートブーツを合わせると、足元の存在感でボリュームのある下半身とバランスが整います。トップスはオールアウトのレイヤードコーデにして、腰から太もも回りをうまくカモフラージュしましょう。

  • 足の太いのが気になる方は、隠したりカモフラージュしたりせずに思い切って見せてしまうのも手。今年は股上の深いハイウエストパンツがトレンド入りしているので、トップスインすれば脚長効果でスッキリ見せることができます。カーディガンを一枚羽織れば横のボリューム感がさり気なく抑えられ、裾をロールアップすることで軽さも出ます。

  • 太もも周りが気になるぽっちゃりさんには、トレンドのジレをうまく使ったIラインを意識したコーテがおすすめです。柔らかい素材でストンと落ちるストレートラインが際立つワイドパンツを使えば、太ももから足首まっすぐ長く見せてくれます。シンプルなトップスをインして、上から丈が長めのジレを羽織れば、スッキリとしたIラインコーデが決まるはず。

  • 6.ワイドパンツ、スキニーパンツをぽっちゃりさんが着こなすテク

    2023年秋冬もトレンドが続いているワイドパンツと、定番アイテムのスキニーパンツを使ったぽっちゃりさんにおすすめのコーデを紹介します。

    ワイドパンツは足元がもたついて見えてしまい、うまくコーデに生かせないとお悩みのぼっちゃりさんには、アンクル丈のアイテムを取り入れてみましょう。足元をすっきりと見せてくれるアンクル丈のワイドパンツなら、オーバーサイズのパーカーと合わせても野暮ったくみえず、今年らしいコーデに仕上がります。オーバーコーデがトレンドですが、ウエストインするとすっきりした着こなしになります。

  • 足のラインが強調されるスキニーパンツは、ぽっちゃりさんの苦手な領域かもしれませんね。トレンドのカットアウトデニムなら、太い足から意識をそらす目くらまし効果が狙えます。オーバーサイズのTシャツを合わせたYラインを意識したコーデで、上半身を大きく見せると腰から下がすっきりした印象に仕上がります。

  • ワイドパンツの着こなしに関しては、こちらの記事に詳しくまとめています。

    【2023_24】ぽっちゃりさんのワイドパンツコーデ。おしりが大きく見える対策・着痩せ対策も>>

    スキニーパンツについても、こちらの記事に詳しくまとめています。

    ぽっちゃりさんでも怖くない!スキニー・細身パンツをスタイル良く着こなすコツ>>

    それでは、これから、体型別にオススメのパンツを見てまいりましょう。

    7.【Drop型】下半身ぽっちゃりさんは視線を上手にカバー

    上半身に比べて下半身がしっかりしているDrop型(しずく型)さんは、重点が下に行きがち。重点が少しでも上に行くように、バランスを意識しましょう。

    オススメ着こなしバランス
    下半身に視線を集中させないように、上半身や頭頂部にポイントを持ってくる。

    おすすめパンツ
    すっきりとしたデザインで、肉感を拾わないワイドパンツ(タックやギャザーやプリーツ、その他デコラティブなデザインなどで生地の量を増やしすぎない)。
    下半身ぽっちゃりさんは、視線が下半身に集まらないように上手にカモフラージュ。下半身はスッキリとシンプルにまとめると足が細く見えるのでおすすめです。

    センタープレス&フレアシルエットで、足がすっきり長く見えるようにデザインされた美脚パンツ。さらに裾スリット入りで足元に抜け感が出るので、重くなりがちなDrop型さんのパンツコーデに軽さをプラスしてくれます。重心が少しでも上にいくように、トレンドのもこもこ素材のベストを合わせるのもポイント。

  • センターに入ったピンタックのステッチが縦のラインを強調し、下半身をすっきり見せてくれる美脚パンツ。裾に向かって少し広がるフレアシルエットなので、ボリュームのあるトップスと相性がよく、オーバーサイズのニットなどを合わせることで下半身のボリュームがカモフラージュできます。視線を集める首元のアクセサリーも忘れずに。

  • 下半身ぽっちゃりさんは、お尻や太もも周りの肉感を拾わないワイドパンツを使ったAラインコーデが得意。上半身は、すっきりとしつつも目を引くカラーやデザインのトップスを選べば、視線が上に集中し、バランスの良いコーデが完成します。

  • 下半身ぽっちゃりさんは、足首にかけて緩やかに広がるセンタープレス入りのパンツもオススメ。Iライン効果が出て、スッキリ縦長に見えます。ストレッチのきいたスラックスなら、きれいめカジュアルコーデが完成。シンプルできれいめなシャツと合わせれば、オフィス使いも可能。カジュアルなTシャツやパーカーなどと合わせれば、オフでのコーデも広がります。下半身が気になる人は、カーデを肩掛けするなどして、重心を上に持っていくのがおすすめです。

  • 8.【Muscat型】上半身ぽっちゃりさんはボトムにボリュームを

    下半身に比べて上半身がしっかりしているMuscat型さんは、視線が上に集まりやすいタイプです。大きなバストや広い肩幅、存在感のある二の腕をカバーする着こなしを意識しましょう。

    オススメ着こなしバランス
    下半身にボリュームを持たせて上半身とのバランスを取る。

    おすすめパンツ
    タックやギャザーやプリーツ、その他デコラティブなデザインなどボリュームのあるパンツ。
    上半身ぽっちゃりさんは、ボトムにインパクトやボリュームのあるものを持ってくるとGOOD。ワイドなパンツなど、ボトムにボリュームを持たせることによる対比効果で、上半身のボリュームをカバー。ボトムにボリュームを持たせたとしても、足首は出した方がスッキリ見えます。
    逆に、下半身の細さや足のラインの綺麗さがチャームポイントであれば、タイトなパンツでその部分を強調するのもアリです!

    上半身に厚みがあり、下半身が細めな方は、ひざ下がすっきり見えるテーパードパンツで細い部分を強調しましょう。カーディガンを羽織って縦のラインを意識し、トップスインしてなるべく上半身のボリュームを抑えるとGOOD。ブルー×グレーなど、着痩せして見える収縮色の寒色で全身をカラーコーディネートするのも手です。

  • コーデのアクセントになるカラーパンツは、上半身ぽっちゃりさんにおすすめのアイテム。パンツを際立たせるため、トップスにはベーシックカラーのシンプルなアイテムを持っていき、パンツにインすることで、上半身の面積を少なくすることができます。Iラインを意識して、爽やかなシャツワンピを羽織れば、上半身をすっきりカバーすることもできますよ。

  • ハイウエストのサロペットやオールインワンを使ったコーデは、上半身が華奢に見えて下半身に視線が集中するので、上半身ぽっちゃりさんにおすすめのアイテム。さらにウエストの位置を高く見せることで、下半身を強調させた脚長効果が期待できます。とくに、上半身ぽっちゃりさんは、二の腕などの身体のラインを拾いにくいとろみ素材のシャツなどを合わせるのがおすすめ。また、ワントーンコーデにすることで、まとまりある着こなしができます。

  • フレアシルエットのワイドパンツで下半身にボリュームをもたせたコーデ。あえてボリューム感がある柄の入ったパンツを合わせることで、体型全体のバランスをとることができます。ボトムスがメインのコーデにはシンプルトップスを合わせましょう。テールカットTシャツにすれば、お尻もカバーできるので自分の気になる体型をカバーしつつおしゃれな着こなしに。足首・手首は出して、重たく見えないようにするのもポイントです。

  • 9.【Egg型】全体的に丸いぽっちゃりさんは足首で華奢見えに

    全体的に丸い印象のEgg型さんは、バストやお腹回りはボリュームがありますが、肩幅は広すぎないタイプです。卵のように上と下がキュッとしまったチャームポイントを強みにしましょう。

    オススメ着こなしバランス
    足首を出したり、足の甲を見せたりと、軽やかな抜け感を作ったコーデ。

    おすすめパンツ
    クロップドパンツ、カプリパンツ、サブリナパンツなどの短めパンツ。
    卵型さんは、細い手首や足首を強調してあげるのがおすすめ。お腹周りはさりげなくカバーしながらも、全体のシルエットにメリハリが出るように創意工夫。
    パンツの場合は、足首が出る短めのクロップド丈や、足首の部分が細くなっているテーパードパンツやペグトップ型を選んでみましょう。パンツ丈が長かったり、足首の部分が細くなっていないシルエットで、なおかつロールアップしてもおかしくないデザインの場合は、すその部分にわざとタックを入れながらロールアップしたりして着こなすのも手ですよ。

    だぶつきがなく、きれいにフィットするデニムスキニーパンツ。Egg型さんはロールアップしてしっかり足首を出してメリハリをつけましょう。レイヤードスタイルも着痩せコーデの代表格。写真のフェイクの重ね着風トップス。1枚だけど重ね着したように見えるデザインです。

  • スキニーパンツをブーツインしてショート丈のように着こなしたパンツスタイル。全身を黒・白のモノトーンでまとめて色を絞り、パンツの裾も腕もレイヤードレイヤードすることでメリハリを出したコーデに。気になるお腹・腰回りではなく色の切り替えのある腕や足元に目線が行く技ありコーデです。

  • 足首を強調させたロールアップスタイルは、Eggタイプさんがもっとも得意なコーデ。ビッグシルエットのパーカーで全体をカバーしつつも、足首や手首などの細い部分は見せることで、メリハリのあるコーデが完成します。袖のファスナーを開けることで、ケープのようにも着こなせるパーカーなら、定番のパーカーコーデもワンランクアップ。

  • エッグさんにオススメのパンツコーデは、定番のロールアップスタイリング。トップスに色柄を持ってきて、下半身をシンプルにまとめれば、視線が上部に集まるので、下半身から視線を上手に外すことができます。顔や頭まわりにハットやメガネなどの小物を活用すると余計に視線を上に集めることができます。

  • 10.【Bee型】くびれバッチリなぽっちゃりさんはウエストを強調

    上半身と下半身のボリュームが同じくらいで、ウエストが細めなBee型さんは、出るところは出て締まるところは締まったナイスバディタイプです。強みを生かしたメリハリコーデを意識しましょう。

    オススメ着こなしバランス
    ベルトやリボンなどでウエストを強調した着こなし、またはトップス短めか、トップスをボトムにインした着こなし。

    おすすめパンツ
    ウエストリボンやベルト付きパンツ。
    ウエストのくびれがバッチリなBee型さんは、ウエストをしっかり強調してあげましょう。もともとあるくびれはチャームポイントとしてしっかり強調。
    全ての着こなしに言えることですが、チャームポイントを強調することで、逆にウィークポイントが気にならなくなる、ということがよくあります。細いウエストをベルトで強調してあげたり、ベルト以外にもお気に入りの大判スカーフなどでウエストマークしてデザインのポイントを持ってきてもGOODです。

    ベルト付きのカーゴパンツなら、簡単にウエストマークできます。Bee型さんは必ずトップスインして、細いウエストを強調しましょう。濃い目のベージュ・茶系のパンツには白よりもオフホワイトなど黄みがはいったトップスの方が合わせやすく全体が馴染みます。

  • ハイウエストパンツならウエストがくびれたBee型さんの良さをさらに引き出します。バックリボンで細見えと脚長効果がプラス。トップスと小物は同系色で合わせると一気に垢抜けコーデに。トップスインでチャームポイントのウエストをより強調するとよりグッドです。

  • くびれがしっかりあるタイプのBee型さんは、スマートなスキニージーンズにTシャツをインするだけで、カジュアルコーデが決まります。ひとつひとつはオーソドックスなアイテムでも、体型を生かしてくびれをしっかり見せることで、バランスの良いコーデに。

  • Beeさんは、オーバーシルエットの装いでも、ベルト一つでウエストマークするだけで、より一層持ち味が映えます。
    ベルトを使ったウエストマークは、今季の着こなしトレンドの一つでもありますので、お手持ちのベルトでもぜひトライしてみてください。

  • 11.「背が低い」「足首が太い」コンプレックスをカバーするパンツコーデはこれ!

    身長が低めで足首が太いぽっちゃりさんは、チャームポイントの強調の仕方が難しいですよね。特にパンツコーデは、ボリュームのあるパンツも細めなパンツもずんぐりした印象になってしまいがち。そんな低身長さんのお悩みを解決する着こなしのポイントをご紹介します。

    低身長さんにおすすめコーデ:視線を上に集める

    背が低くてコーデのバランスがとりづらいとお困りの方は、コーディネートのデザインのポイントを上部に持ってきましょう!
    視線が上の方に集中するので、スッキリ見えます。

    今季トレンドのクロップド丈のニットビスチェは、視線を上に集めやすいアイテム。パンツコーデにプラスするだけで、背の低さをカバーしてバランスを整えてくれます。ビスチェは同系色のトップスと重ねてもかわいですが、ダークカラーのビスチェには明るい色のトップスを合わせるなど、コントラストを効かせた方が、重心が上にいきやすいです。

  • ビッグカラーのフリルブラウスは、視線を上半身、特に顔まわりに集めることができます。サロペットも縦長Iライン効果が出るので、小柄さんにおすすめのコーデです。

  • 低身長さんにおすすめのコーデ:長さをつくる縦長Iラインコーデ

    全身をワントーンにまとめて視線を上下につなげたり、Iラインの縦長コーデを意識するのも低身長さんにはおすすめのテクニックです。

    いつものパンツコーデにロングジレをプラスするだけで、縦長Iラインコーデが簡単に作れます。こちらはブラックフォーマルにも対応できる、ジレ・ブラウス・パンツの3点セット。ブラウスのみを白のアイテムに変えて、トレンド感たっぷりなモノトーンコーデに仕上げています。

  • アクセントカラーのロングカーデを使ったIラインコーデなら、小柄なぽっちゃりさんでもうまく着こなすことができます。その際、面積が多くなるロングカーデは、黒やネイビ、ブラウンなどのダークカラーは避けましょう。目を引く色や白・ベージュなどの明るい色味でまとめることで、全体を引き締めてくれます。また、トップスはショート丈のものか、パンツにインできるアイテムを選び、重心が下にいきすぎないようにしましょう。

  • 足首の太さをカバーしたい方にオススメのコーデ:パンツと靴を同色でつなげる

    本来、足首は思い切って見せてしまった方が、抜け感が出てスッキリと見えます。しかしそれでも足首を見せるのが嫌な方は、思い切って隠してしまいましょう。思い切って隠した後は、パンツと靴やブーツを同色で繋げると脚長効果も期待できてなおGOODです。

    パンツと靴を同系色でつないだコーデ。足首を見せていませんがすっきり見えるのは、甲の部分が白いベルトモカシンシューズが絶妙な抜け感を作っているから。靴のデザインとトップスの印象的なプリントは、視線を上下につないですらりと見せる役目も果たしています。

  • 足首の太さをカバーしたい方は、見せるとしたら足の甲くらいにしておき、足首は隠し切る丈感のパンツ選びが重要です。パンツのメインのカラーでなくても、柄と同系色の靴であれば、色で視線が繋がりやすいのでスッキリ見えが叶います。

  • まとめ:奥が深いパンツ選びにはコツが必要

    ボトムス選びってものすごく奥が深いですよね…。同じように見えるパンツにも、その微妙なシルエットにトレンドの変化が現れています。
    自分に似合うシルエット選びもコツをつかめると、トレンドファッションも自分らしく取り入れることができるようになります。
    また、キツイところには横のシワが、ユルイところには縦のシワが入るものです。自分のサイズや体型が分かれば、余計なシワも入らず、足が細く見えるシルエットが見つかるはずですよ。
    また、同じパンツでも、裾をロールアップするしない、トップスインするしない、ウエストマークするしない、合わせる靴の種類(特にヒールのあるなし、ヒールの太さ)…等で、いかようにでも魅せ方を変えることができます。
    着こなしは「気になるところを隠す」ことだけが能ではありません。逆の発想で「チャームポイントを活かす」ことが、足が太いなど気になるところも気にならなくなる、ということも大いにあります。
    もし下半身が気になるようであれば、人は「キラキラ」「ゆらゆら」「スケスケ」「ふわふわ」したものに視線が行きやすいので、そういったものを自分のチャームポイントの近くに持っていくようにしましょう。
    下半身から上手に視線を外すことができますよ。
    また、全身が映る鏡の前で、自分の体型を活かしながら綺麗に見えるシルエットを、楽しみながら研究してみてくださいね。繰り返しますが、シルエット美人は、着こなし美人につながりますよ。

    ##監修者プロフィール
    都外川 八恵
    色と波動のスタイリスト。COCOLOR(ココカラー)代表。https://cocolor.biz 企業向けコンサルや研修はもちろん、 内面の波動から「十人十色」の個性を見極め「なりたい」を実現するスタイリングが得意。 似合う色のみならず、似合う質感(パーソナルテクスチャー®)、似合う柄(パーソナルパターン®)、 似合う形(パーソナルライン&シルエット®)を768タイプから診断しています。 著書12冊、メディア出演多数。

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