洋服に着られた感じで、どうしても手足が短く見えてしまう、…そんなシルエットの悩みは、実は時代問わず多く相談される悩みの一つでもあります。
ファッションは常にポジティブにとらえ、楽しむもの。
今回はそんな手足が短く見えてしまう悩みも簡単にカバーでき、さらにポジティブに活かすアイテム選びやコーデをご紹介していきたいと思います。
着こなしでどうやってカバーすればいい?
「着こなし」は、コーデを決める前の準備です。
洋服に着られてしまうと、気になる箇所をカバーできず、手足が短く見えてしまったり、逆に気になる部分に目がいってしまいがち…。
バスト・ウエスト・ヒップサイズはもちろん、肩幅・腕回り・股上などの体のパーツサイズを知り、相性の良いサイズを選択する事。
試着時には、腕の曲げ伸ばしから立ち座りまでの動作確認をする事で、バランスの良い着こなしへとつなげることができます。
「サイズ感」や「シルエット」をベースに、洋服に着られるのではなく、洋服を着こなすコツを解説していきます。
足の長さが気になる! キーワードは「ウエスト位置」
足の長さを着こなしでカバーする簡単ポイントは「ウエスト位置」。
ハイウエストでウエスト位置を高くする事は脚長効果の技の一つ。
スカートは“細ベルト”がマストアイテムとなり、Aラインシルエットをベースに。
ミモレ丈程まではいかず、膝下3cm前後のサイズ感で足し引きするとより効果的です。
ef-de/TRグレンチェックスカート
パンツは股上が浅目でローライズのアイテムを選びがちですが、股上が深くウエスト位置を高くできるアイテムがより足を長く見せます。
Royal Party muse/デニムワイドパンツ
共に、トップスよりもボトムの面積比を1:3で多く見せる事がポイントです。
手の長さが気になる!キーワードは「肩と脇幅」
手の長さをカバーする着こなしポイントの一つが「ショルダーポイント」。
肩の位置が下がると手が短く見えてしまうので、洋服のショルダーポイントと肩の先端が合い、洋服の肩位置が落ちない事が秘訣です。
QUINTY/ドルマンスリーブカーディガン
ポイントの二つめが、ショルダーポイントから脇の下の部分にあたる「アームホール」を小さくする事です。アームホールが大きいと袖幅の大きさにつながり、腕回りのダボっとしたシルエットが手の短さにつながってしまいます。
一方で、「アームホール」の幅が広い方が、腕の動きやすさ(可動域)が増す様に思いますが、実はアームホールが小さい方が腕の動きやすさ(可動域)も広がるのです。
“足の長さ”を着こなしでカバーしたい!即実践できるスタイリングポイント
足の長さは着こなしで大きくカバーする事が出来ます。
ef-de/バックロングフレアスカート
スタイリングのテクニックを活かし視覚効果を演出する事で、脚長効果へとつなげます。
スタイリングポイントだけではなく、NGポイントもしっかりと押さえ今日から即実行できるスタイリング技をご紹介します。
3つのスタイリングポイント「形・色・柄」を押さえる
ef-de/TRグレンチェックスカート
スタイリングではアイテムの「形・色・柄」の最低3つのキーワードを押さえる事で、理想のスタイリングに近づける事が可能です。
①形…タックイン(トップスの裾をボトムにいれる)をベースにメリハリのあるシルエット作りが大切。
プリーツやセンタープレス、タック入りなどのディティールによりプラスαでさらにスッキリとした印象に。
②色…ブラック・ネイビー・グレーなどのモノトーンを基本に足回りを引き締めます。
③柄…シルエットを膨張させてしまう柄はNG。
ハッキリと強い柄よりも、薄めの小柄・ボーダー・グレンチェックなどがおすすめです。
NGポイント「ゆったりシルエット」はディティールで回避!
ゆったりとした「ガウチョパンツ」や「バギーパンツ」など履きやすさが抜群な反面、タイト目のボトムスと比べ、足を野暮ったく短く見せる傾向に。
「ガウチョパンツ」や「バギーパンツ」を選ぶ時のポイントとしては、①ハイウエストで履ける②タックやセンタープレス・プリーツが入っている③比較的タイトめなアイテムを選ぶ事で、足回りをスッキリとシャープに見せる事が出来ます。
“手の長さ”を着こなしでカバーしたい!即実践できるスタイリングポイント
earth music&ecology/変形ボリューム袖畦ニットプルオーバー
足の長さを着こなしでカバーすると同様に、手の長さもスタイリングの視覚効果により演出していきます。
手の長さをカバーする上でポイントとなるのは、トップスを意識するだけではなくボトムや全体のバランスをみる事が大切です。
NGポイントもプラスに変換し、即実行できるスタイリング技をご紹介します。
3つのスタイリングポイント「形・色・柄」を押さえる
手の長さも、足の長さもどちらも基本は同じで、着こなしでカバーする場合「形・色・柄」のポイントを押さえることが大切になります。
QUINTY/タートルネックプルオーバー
1 :形 フルシーズンを通して活用できるトップスは「タートルネック」です。
上に高さを出す事で、首元から袖にかけての布地面積を多くし、手を長く見せる事が出来ます。
2:色 パンツ同様にブラック・ネイビー・グレーなどのモノトーンベースが引き締め効果を発揮してくれます。シャツやアウターを着た際には、首元と袖元からインナーのタートルネックを見せる事で手を長く見せる視覚効果を活用できます。
3:柄 シルエットを膨張、または主張の強い柄はおすすめできないです。視線がそこに集まり、手が短く見えてしまいます。
NGポイント「袖より裾が長い」スタイリングは回避!
EVLOVE・sab street/異素材使いスリーブリボンニット
大半のアイテムが袖よりも裾が長く作られていますが、体型をベースに考えるとアイテムによっては野暮ったく見える事が少なくありません。
「裾よりも長い袖」に見せる事がポイントで、手をより長く見せる事が出来ます。
お手持ちの「袖より裾が長いアイテム」では、ボトムにタックインする事で手を長く見せる事が出来るため、スタイリングで簡単に回避する事が出来ます。
小物使いで手足が長く見える?スタイリングポイントはどこ?
イレヘムスカートを使ったコーディネート
手足の長さを着こなしやスタイリングでカバーしつつも、最後は小物でさらに全体を引き締め、手足の長さをプラスαな印象にする事が出来ます。
スタイリングが中々決まらない日や、着こなしがうまくいかない日でも、カバーできるような小物を一つ武器に持っておく事で有効活用する事できますよ。
コーデの締めは、手の長さを「帽子」・足の長さを「靴」で+α
grace/CHUBBY CASQUETTE
「帽子」を活用する事で、手を長く見せる+αにつなげる事が出来ます。ポイントは、「ハット」なら横広がりの無いタイプ「キャスケット」や「ベースボールキャップ」などもおすすめです。トップスの色と同調する色味を選ぶ事でさらに効果を発揮します。
SOUP/セレモニーパンプス
足の長さをカバーするのは「靴」です。
靴はヒールで高さを出す事で、脚長効果をさらに引き出す事がマストです。
ポイントは足回りの肌と同調する色やデザインの靴です。
おススメは足回りの肌の色と近いベージュ色のヒールパンプスです。
ヒールは5cm以上あるもので、ポインテッドトゥが脚長効果をさらに発揮します。
意外と使える!「細ベルト」でスタイルにメリハリを+
MAMA factory/バティック調プリントのチュニック
細ベルトでウエスト位置を決め、スタイルにメリハリを印象付ける事で手足を長く見せる事が出来ます。
中でもハッキリと印象付けやすいのが、明るめのホワイトレザーやエナメルなどの艶感があるもの。
慣れていない方は、まずはトップスと同調する色のベルトで挑戦してみるのも◎
手足の長さも着こなし次第。ファッションを楽しもう
手足を短く見せているのは、実は着こなしやコーディネートなのかもしれません。
持って生まれた身体としての手や足の長さを変える事は出来ません。しかし、そこをプラスに活かせば、これまでとはまた違った新しい視点でのコーディネートや着こなしを楽しむ事につながるはずです。そのような個性も自分の魅力として、また、もっとファッションを楽しむきっかけとしてとらえてみてください。
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