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「太っても服は好き♪」
おしゃれなインスタアラフォーさんの
ぽっちゃりコーディネート・
一押しアイテム紹介も
年齢と重ねるとともに、昔のようにファッションが楽しめなくなってきている…そんな方も多いのではないでしょうか?今回、Instagramで素敵なファッションコーデを披露しているOTO(@ondenyome)さんにインタビュー!
さらに、その着こなしひとつひとつに、コロレアで多く執筆いただいているスタイリストの都外川八恵さんからもコメントをいただきました。
目次
公開日 : 2019.12.11
更新日 : 2021.6.10
早速OTOさんのコーディネートを見ていきましょう! シンプルなファッションの中に、ポイントとなるアイテムが取り入れられているので、マネしやすいかも♪
カジュアルになりやすいロゴTも、コーディネート次第でぐっとこなれた大人の着こなしに。
OTOさん「このTシャツの赤のロゴを引き立たせたくて全体の色味を抑えました。
甘辛MIXが好きなので、ケミカルウォッシュのGジャンにTシャツというカジュアル感強めのアイテムに素足&レオパードパンプスで少し女っぽさをプラスしています」
シンプルコーデの中にも、赤の大き目のロゴやレオパード柄と、色や柄のポイントで装い全体を引き締めているところがさすがです! こういう細かいアイテムへの気配りが、オシャレコーデにつながります。
足元のちょっとした肌見せやラフなデニムの着こなし方がヌケ感を作り、オシャレ度をあげています。アイテムの選び方だけではなく、合わせ方のバランスが絶妙ですね。さらに、タイトスカートの素材の縦長ラインで着痩せ効果も生み出しています!
デニムジャケット:H&M、スカート:GU、パンプス:SPINAS(AMAZONのネットショップ)
ハイネックニット×デニムジャケットに柔らかいスカートのメリハリコーデ。
OTOさん「初めてワンウォッシュのデニムアイテムに挑戦したコーデです。手にとったときからフェミニンなコーデしか考えてなくて(笑)オフタートルニット&同系色のティアードスカートで甘めにまとめました。その中にウエスタンテイストを入れたくて持ってきたスエードのブーツが個人的にはポイントです」
ワントーンコーデは、トレンドであり上品に見えるのですが、のっぺりとしてしまう一面も。そんな時は、このようにトップスとボトムスの素材を変えて陰影を楽しむとGOOD。
厚みのあるニットと透け感のあるスカートの対比が面白く、スカートの柄と同じ焦茶色で足元を引き締めているところもバランスがいいですね。
また、デニムジャケットの丈感や合わせのバランスも絶妙で! ワンウォッシュしたくらいのダークな色で引き締めているところが、痩せ見えポイントです。
ジャケット:qoob(キューブ) ニット:foel スカート:A Happy Marilyn ブーツ:la farfa SHOES
難易度の高いレイヤードコーデも、お手のもの! 気になるコーディネートポイントは……?
OTOさん「このゴールドジャパンさんのシャツチュニックが大好きなのですが、チュニックってウエストもヒップもしっかりカバーしてくれる反面手抜きコーデっぽく見えてしまいがちなので、そう見えないように意識してコーデ組んでみました。
上に合わせるニットは薄手のジャストサイズにしてメリハリが出るように。パンプスとバッグはきれいめにして大人カジュアルのきちんと感を出しています」
重たくなりがちなレイヤードコーデを、明るい色で軽快にしているところがいいですね。ニット?シャツ?デニムとブルー系のトーンオントーン(トーンを重ねた)コーデなのですが、足元とバッグをベージュ系で統一して合わせたのが、ワントーンコーデを飽きさせないポイントです。
OTOさんのように、合わせるバッグや靴といった小物のデザインにこだわりを感じさせるところも、脱無難→オシャレさんへと繋がる道です。
ニット・デニム:foel シャツ: goldjapan 靴: lafarfashoes
ドットのブラウスを甘くなりすぎないようにブラックで統一したコーディネート。
OTOさん「オールブラックコーデの時は、重くなりすぎないよう首の開いたトップスにしたり、スニーカーよりもパンプスで足首や甲を見せるようにすることが多いです。リップはいつもより強めの赤にしています」
とのこと。これからもう少し寒くなったらどのようなコーディネートをされたいですか?
OTOさん「このコーディネートに合わせるのであれば、アウターもモノトーンで選びたいですね。白いボアのジャケットやコートか、黒のライダースで甘辛MIXコーデにしたいです」
プロのスタイリストから見たこちらのコーデ、どんなポイントがあるのでしょうか?
黒一色コーデでも、サングラス・パンプス・バッグなどの小物で光沢感を追加して素材感の違いが上手く出ています。そうすることで陰影、立体感やリズムが生まれ、飽きさせない楽しいコーデになっていますね。
入れたばかりという髪の毛のハイライトを生かすブラックコーデ、さすがです。
ぽっちゃりさんはドットが可愛く着こなせるので、トップスの選び方も◎です。
手首、デコルテや足の甲を出したことによって抜け感が出て、着痩せ効果もバッチリです♫
ブラウス:SMILELAND、パンツ: FOEI、バッグ:KATESPADE、靴:ORIENTALTRAFFIC
OTOさん「リーフ柄の配色が絶妙のこの柄パンツは、一見コーデが難しそうですが持ってるトップスとすごく相性が良くてお気に入り。春物ですがほぼ一年中履いています笑。簡単にこなれ感が出せるので、あまりなにも考えずに夏はTシャツ、冬はニットと合わせています」
スニーカーを暗い色ではなくあえてパンツの色と合わせて、明るめの色でつなぐことで脚長効果を演出しています。丈感短めのトップスもバランスがGOOD!
グレーやピンクやブルーが混ざったブルーベースの柄は、OTOさんにとっては顔まわりの色素と喧嘩してしまい、ともすると顔色を暗く見せてしまう可能性がありますが…
ネイビーのトップスと合わせてボトムスに持ってくることでそれを回避できています。
髪の毛も伸ばしすぎず、軽いパーマでふんわり感を出しているため、対比効果でお顔が小さく見えますし、全体のシルエットを見ても8頭身美人に見えるくらいバランスが綺麗です♪
ニット:GU、パンツ:FOEI
このコーデをどカジュアルコーデと仰るOTOさん。何を意識したコーデなのでしょうか?
OTOさん「一目ぼれして購入したチュール付ニット帽をチョイスする日は、いつもコレが主役!他のアイテムはあまり色を使わず、帽子を引き立たせるコーデにしています。
いつもはパールのイヤリングをつけて、服はシンプルにすることが多いですが、このときはパーカー、短めの柄スカートにスニーカーで元気なイメージにしました。帽子以外はモノトーンで統一」
OTOさんが「どカジュアルコーデ」と仰るこちらの着こなしですが、きれいめスカート、クラス感のあるバッグや光沢レザーのジャケットと、大人カジュアルに欠かせない「素材の良さ」を意識され、大人っぽくて可愛い女性らしさを演出されています。
チュール付きニット帽は、ワインレッドなので顔色に赤みが追加され大人の色気も漂います。
小物遣い、大事です。OTOさんのこだわり、見習いたいですね。
ライダース:RE-J、パーカー:SABSTREET、ニット帽:CA4LA、スカート:EUR3 ※タンクトップの異素材トップスがつながっているドッキングワンピ
OTOさん「旅行用に買ったニットだったのですがオレンジは初挑戦。グレンチェックのパンツとコートは仕事でヘビロテしているものですが、全体的に重めのコーデになりがちだったので差し色でオレンジを合わせてみました。
パンツも暖色系なのでやわらかい雰囲気に仕上がったところが気に入っています」
オレンジは着る人をかなり選ぶ個性的な色ですが、ご自分の色素に合う方ならとってもおしゃれに着こなせます。
写真で見る限りOTOさんは温かみのあるイエローベース。パーソナルカラー効果でとっても顔映りが明るく見えますね。
染めた髪色とも相性が良く、暗くなりがちな冬の装いに元気が出ます。
また、膨張色で着太りして見えやすいオレンジを、黒のロングコートで引き締めることでスタイリッシュに。
着痩せ効果の高いIラインを上手に演出されています。
ニット:JUNGLEJALOPY(楽天)、アウター&パンツ:FOEL
ファッションアプリでひそかにフォローさせていただいている、モノトーン使いがすごく上手い女の子のコーデを真似しました。
黄色いスカートを可愛くなり過ぎずに着たくて、他のアイテムはあえてかなり辛めをチョイスしました。
黄色は、イエローベースのOTOさんにとっては持ち色!(イエローベースの肌色の方にお勧め・似合う色)
もしOTOさんがトップスに黄色を持ってくる場合は、バター色、卵色やひよこ色のような温かみを増した黄色だとよりGOODです。
また、スカートに合わせて黄色いアクセなどを顔まわりに足すと、より顔映りが明るく見えたかも♫
ブラックのトップスも袖周りのリボンやギャザーが可愛らしいですね。
甘さのあるスカートとのコーデを、レザージャケットやスニーカーで甘くしすぎないというところはさすがです。
アウター:リジェイ、ブラウス:FOEL、スカート:SMILELAND
OTOさんのおしゃれな着こなし、いかがでしたか? ここからは、OTOさんのおしゃれの秘密について教えていただきます♪
ぽっちゃりなお洒落さんたちとつながって、大きいサイズの洋服の情報交換をしたくて始めました。実際、フォロワーさんに教えてもらうまで知らなかったブランドもあり、今でも参考にしています。
インスタをはじめた2年前は、飽き性で朝に弱い私が、朝10分早く家を出て三脚を立てる場所を見つけてコーデを撮る、なんてことが続くと思っていませんでした。
長い間続けていられるのは、皆さんからいただく嬉しいコメントのおかげです。
若いころより今の方がファッションが好きです!
私が自分で服を買い始めたころは、Lサイズの可愛い服が欲しかったら、百貨店の一角に行くしか選択肢がありませんでした。今はぽっちゃりの女性も手軽に楽しめるプチプラな大きいサイズブランドが本当にたくさん増えましたよね。
着られる服から選ぶのではなく、着たい服を選べる時代になった喜びは今でも大きなモチベーションになっています。
ネットショップのお気に入りは2店舗。
最近はネットショップで買い物をすることが多く、定期的にチェックしているのはahappymarilynさん、GOLDJAPANさんです。
冬はGUを要チェック!
冬に限ってになるのですが…GUさんも覗いています。GUさんのニットはビッグシルエットで作られているものが多く、意外と私でも店舗にあるXLで着られたりするので。
大きいサイズ専門店しか行ってないという方はぜひ試着してみていただきたいです。
サイズ展開幅広さはsmileiand
幅広いサイズ展開をしているのはsmileiandさんです。ほかに右に出るブランドを知りません。下着からフォーマルまで、痒いところに手が届く取扱商品の多さはいつもすごいなあと思っています。
たまに私より大きいという方にインスタで相談をいただくのですが、smilelandさんは10Lまで取り揃えてあるので、おすすめです。
OTOさんはネットでのお買い物も上手に活用しているそう。でも、サイズやカラーなど、ネットショッピングで失敗しないか心配ですよね。購入するときにOTOさん流のネットショッピングのポイントをうかがってみました!
OTOさん「私は主に5Lサイズを着ていますが、ショップによって同じ5Lでもサイズ感が大きく異なったり、同じショップの中でも仕入れているメーカーによってサイズ感が違ったりする場合があります。なので、何度も購入しているショップでも必ず実寸表記で選ぶようにしています。たまにはあら、これ4Lでもいけそう♪なんてことも(笑)」
OTOさん「素材感や形などで表記サイズより多少の誤差が出るのはどうしようもないことなので、ヌードサイズではなく、自分がいい感じに着られる服をメジャーで測ってサイズの目安にするのが1番良いです。伸縮しない素材や薄手のテロテロ素材は体のラインがうつりやすいので、私は平置きで+5センチくらいは余裕を持たせて選んでいますよ」
OTOさん「アイテムによっては画像で実際の色味や生地の風合いを確認するのが難しい場合がありますよね。失敗しないためには様々な角度や距離から撮影した画像をたくさんあげているショップを選ぶといいと思います。
生地のアップの画像がない場合は、生地名で画像検索してみて参考にするのもおすすめです。」
OTOさん「大手のECサイトではほとんどありませんが、平置きの画像のみの商品を購入するのはかなり怖いです。着用しているのはプラスサイズのモデルさんじゃなくても全然問題ないのですが、やっぱり人が着て動きのある画像でないと素材の落ち感やゆとりのある個所、タイトな個所などはわかりにくいので、着用画像がないと失敗するリスクは高くなりますよ」
そんな目利きのOTOさんに、ニッセン、Alinomaの中からこの冬買いたいアイテムを厳選してもらいました。
「特にAlinomaのサイトをじっくりチェックしたら、私でも着られそうなサイズ展開の未開拓ブランドにたくさん出会えて目から鱗でした!」というOTOさん。
fifth , CHICSTYLE , QUINTY , Rananは今後も定期的にチェックしたいとのこと。
OTOさん「これは是非ともワードローブに加えたいと思った1着です。歳を重ねるごとに選ぶ服のチョイスがシンプルなものになってきているので、『無難すぎてありきたり?』と時々我に返ることがあります。
こちらのアウターはピーコートのようなメンズライクなテイストが盛り込まれていて、シンプルな中にも個性を主張できるデザインに一番惹かれました!
大人がカジュアルコーデをするときはこんな高見えアイテムがあるとすごく使えるし、デニムとパンプスでシンプルに、ワンピースとスニーカーで甘辛MIXに!」
シンプルなコーディネートが好きだけど、ちょっと個性を出したい方、ひとひねり欲しい方におすすめのコートです。
まさに1枚でサマになる、綺麗なマスタードカラーが映えるニットをチョイスしてくれました。
OTOさん「このマスタードカラーのニットが欲しいです。色味はもちろんですが首の立ち上がりがとてもきれいですよね。
サイドも割れているのでインしたりボリュームのあるボトムと合わせたりたくさんアレンジができそう!かなり大きなサイズまで作られているようなので、ぜひ大きめサイズをチョイスでフロントインして今っぽくコーデしたいですね!」
OTOさんのInstagramでは、おしゃれなコーディネートはもちろん、たまに投稿されている”置き画”もとってもおしゃれ! おしゃれな置き画のコツもおうかがいしました。
下記の投稿がわかりやすいのですが、大まかな置き方としては大きいアイテムを右上から左下へ流れるように配置しています。斜めに置くと抜け感が作りやすいのです。
また、大きいアイテムの配置を決めてから小物を置くとバランスとりやすいそうですよ。
おしゃれに見える配置には、正解がないので私もインスタを教科書に探り探りの状態なのですが……
インスタグラムで#ブツ撮り #置き画 などでハッシュタグ検索して置き画の投稿を沢山見ることがおすすめです。
本当にたくさんあがっているので、自分の好みの投稿に飛んでその投稿に付いているハッシュタグへ飛び、またその投稿のハッシュタグへと検索していくと自分の好みのアカウントやキーワードが分かってくると思います。見つかったら是非真似して撮ってみてください。完コピするだけでもカメラアングルや小物を置く角度や余白の残し方など、好みの置き画にするコツを沢山得ることができると思います!
置きたいアイテムがたくさんあっても、ごちゃごちゃしすぎないように必ず余白は残すようにしています。
何枚か撮って加工して、足りないな、うるさいなと思ったら足したり引いたりを繰り返しています。
物足りない時はすぐ英字に頼ります(笑)
私がブツ撮りでよく使っている洋書は、古書店で1冊200円くらいでした。何が書いてあるのか全く分かりませんが……一気にこじゃれ感が増すのでかなり重宝しています。
これを一番大事にしているかもしれません。自然光の中で撮らないと、入り込んでしまう影のせいで納得のいく加工ができないので。いつもだいたい15時くらいまでに窓際で撮っています。
日差しが強い時はレースカーテンをひくと光の入り方が柔らかくなります。
着られる服をしぶしぶ着るのではなく、着たいと思う服が選べるから楽しい!と仰っていたOTOさん。
コーディネートに合わせてリップの色を変えたり、靴やバッグを意識したり。新しい服を買わなくてもできるオシャレもありそうですよね。OTOさんおすすめのブランドやアイテム、着こなしを参考にしてみてくださいね。
##監修者プロフィール
都外川 八恵
色と波動のスタイリスト。COCOLOR(ココカラー)代表。https://cocolor.biz 企業向けコンサルや研修はもちろん、 内面の波動から「十人十色」の個性を見極め「なりたい」を実現するスタイリングが得意。 似合う色のみならず、似合う質感(パーソナルテクスチャー®)、似合う柄(パーソナルパターン®)、 似合う形(パーソナルライン&シルエット®)を768タイプから診断しています。 著書12冊、メディア出演多数。
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