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フェスに旅行に!ぽっちゃりアクティブ
インスタグラマーさんの#コロレアコーデ♪
インスタグラムで素敵なコーディネートを披露されている方にインタビュー。
2回目となる今回は、素敵なコーディネートだけでなく、旅行やフェスなど趣味も充実されたインスタグラムアカウントのmayさん(@cgt_may)にお話を聞きました。素敵な写真が沢山!おもわず見入ってしまいます。いったいどのような方なのでしょうか??
mayさんへのインタビューだけでなく、プロのスタイリスト、都外川 八恵さんから見た着こなし解説もいただいています。ご本人・スタイリスト、お二人の意見を参考にしてみてくださいね。
目次
公開日 : 2018.12.6
更新日 : 2020.2.20
旅をテーマにしたフェスイベントで撮影したというこちらの写真。コーディネートのポイントはどこですか?
mayさん「大好きなガールズバンドのchaiを見にフェスに行った日のコーデ。自分の持っている服から、chaiカラーのピンクと赤でニュアンスコーディネートしました!2色の色を使うときは、色をサンドイッチすると上手くいくというのがマイルール。靴と顔まわりに赤色を持ってきて、ピンクを挟みました」
大好きなバンドへの敬意を表してそのイメージカラーをチョイスするところがさすが!
これこそ「リスペクト感」満載のリンクコーデですね♪
赤のポイントを一カ所で終わらせず、顔と足元に用いて繰り返すところも、より一層コーディネート感が出るのでGOODです。
パリッとした赤でお顔周りと足元を引き締めることで、ボヤけがちなピンクコーデもパンチが効き、甘くなりすぎずにバランスよくまとまっていますね。
▼着用ブランド
キャップ:韓国の雑貨屋さん、トップス:ZARA、ピアス:台湾の手芸屋さんで買ったパーツで手作り、サングラス:Me%、パンツ:H&M、サンダル:Dr.Martens
mayさん「冬の出勤コーデです。香港の市場で買ったチャイナシューズと、レインコート素材のスカート、メンズのパーカーに、ギャルブランドのアウターで、ごちゃまぜ感を楽しんでみました。(いつもはブランドの雰囲気をまとめることが多いです)仕事に集中するため、楽であることは必須条件です!」
ファッションは「統一感と変化のバランス」
あまり統一感がありすぎてもつまらなくなりますが、変化がありすぎても何が言いたいのかが分からなくなってしまいます。
mayさんのコーデは、「ごちゃ混ぜ感」の中にも「統一感」が見えるので、本当にオシャレ。
さまざまな素材・テイストが混ざり合いながらも、クールなベースカラーで色をまとめているので、ゴチャゴチャしすぎず、コーディネートの世界観が不思議とまとまります。
要所要所の赤の使い方などもさすがとしか言いようがありませんね♡
▼着用ブランド
アウター:SLY、トップス:BEAMS メンズのパーカー、バッグ:香港のシャネルのノベルティトートバッグ、スカート:ZUCCa、シューズ:香港の屋台で買ったチャイナシューズ
mayさん「花柄の古着のワンピースは、見つけた瞬間に運命のワンピースだ!と思った一着です。
旅行に行くときは絶対に持って行きます。今回は特にこの大胆な花柄が、香港の街のシノワズリな雰囲気と絶対に合うと思いました。大人っぽく着たかったのでチャンキーヒールのブーツと合わせています。
冬なので中に黒いタートルネックを。私は首が短いのを気にしているのですが、黒いタートルネックは顔まわりがすっきりするので、手放せないアイテムです」
自分とだけではなく、旅行先の環境やその周りの雰囲気とも洋服のテイストを合わせるだなんて、究極のTPOコーデ!mayさんの場合は、背景まで含めて洋服のトータルコーデが完成していますので、本当に絵になりますね。
黒のシンプルなタートルは、本来は(究極オードリーヘップバーンさんのように)小顔で首が長くてネックラインからショルダーラインが美しい方がお似合いになるのですが、mayさんは小顔でいらっしゃいますし、このコーデはデザイン性が高い柄物ワンピの方に視線が行きますので難なくクリア。
運命のワンピースだとおっしゃる通り、本当にお似合いでとっても素敵ですね。
▼着用ブランド
ワンピース:Jean-Paul GAULTIERの古着、インナー:ユニクロ、ブーツ:ZARA
mayさん「休日のカフェさんぽコーデです。メンズの太いボトムでストリートっぽい雰囲気をベースに、ビジューのイヤリングと金のボタンがたくさんついたカーディガンで、ガーリーな雰囲気をプラスしました。
美味しいケーキを食べに出かけるのに、やっぱりキラキラしたものを身に着けていたかったので!
このカーディガンは、パーティ用に奮発して買ったものなのですが、さっと羽織るだけでも、どこに行っても恥ずかしくないようなコーディネートが完成します。白と黒をベースに赤を差すのは私の十八番です!」
赤がお好きなだけあって、さすが、どのコーデも赤の使い方が本当にお上手です。
このカーデもただの赤ではなく、mayさんにお似合いの赤だと思いますし、金ボタンのこだわりも個性的。
ノーアクセでも、金ボタンがアクセサリー代わりに華やかさを追加してくれますし、奮発しただけありますね◎。
メンズの黒くて太いボトムも、トップスをコンパクトに赤でまとめることで、女の子らしさを上手にキープできています。
▼着用ブランド
カーディガン:Agnes b、Tシャツ:ロンドンのV&A美術館のグッズ、パンツ:BEN DAVISの古着(メンズ)、バッグ:パリのポンピドゥーセンターのトートバッグ、スニーカー:コンバース
mayさん「こちらも出勤用コーデ。ライダース、パーカー、ワンピースのレイヤーはどのアイテムでも上手くいくのでついつい頼ってしまいます。緑の花柄のワンピースは派手なようで、実はセールになっていました。
憧れの海外のプラスサイズのインスタグラマーさんがこういう服を着ていたので、不安なく着ることができたんです◎
首も腕もうまっているので、肌の見える範囲のバランスを考えて、この靴を選びました。
これは台湾で買った靴で、台湾のおばあちゃんたちが太極拳をするためのアイテムなんですが、とても気に入っています(笑)」
赤がお好きでお似合いなのに、赤の補色のグリーンもここまで着こなせるのはさすが!
それもやはり、ちょこっとした小面積の赤がなせるワザ。
少しだけ赤をプラスすることで、補色効果によりグリーンがよりイキイキとして見えています。首回りが詰まり気味のところを、足元の素肌を見せることで抜け感を意識するところも脱帽です。
小さいところでもこだわることで、こなれ感が出て、着痩せ効果が高まりますね。
▼着用ブランド
ライダース:Agnes b、パーカー:SUPER HAKKA、ワンピース:H&M、バッグ:HUNTER、スニーカー:台湾で買った「美人靴」
(スタイリスト:都外川 八恵)
色使いや海外のモデルさんのようなファッションのmayさん。東京在住のアートディレクターとして活躍されています。そんなmayさんのおしゃれの秘訣を教えていただきました♪
いつか自分で何かチャレンジするときに、世界中のいろんな人と繋がっていられたらいいなと思ったのがきっかけです。すごく多趣味なのですが、毎日飽きずに更新できるテーマはなんだろう?と考えたときに、ファッションならできそう!と思いました。たくさんの方とコミュニケーションできるようになって、今も続けられています。
小さい頃から少女漫画が好きで、おしゃれな服を着ているいろいろなキャラクターに憧れていたのですが、あまり服を買ってもらえない家庭だったので、私自身は全然おしゃれではなかったんです。ファッション誌を買ったり、映画で見たファッションを参考に、絵を描いていました。
大人になって自分で好きなものを買えるようになったから、今ファッションを楽しめているのかもしれません。
コーデは毎日の気分で決めています。
まずその日に身につけたいアイテムを1つ決めます。その服、その靴、身につけたいアクセサリーなどを中心にして、天気予報を見ながら決めることが多いです。
派手な色やカラフルなアイテムを着るときは、以下3つのどれかのパターンにしています。
1.同系色で合わせる
2.他のアイテムを全部黒にする
3.頭と足で色をサンドイッチする(1枚目のコーデ)
色の使い方は、インスタグラムをやっていて海外の方からもよくお褒めの言葉をいただくのですが、自分では狙ってないときもあるので言葉にするのが難しいですね…。
アラサーになって、仕事でいろいろな年齢・企業の方とお会いすることが多くなりました。個人的には、そのときにプチプラやファストファッションだけ身につけていると、やっぱりチープな印象になると思っています。
もちろんファストファッションもかわいいし買いますが、シワがつきやすかったり、マイナス点もやはりあります。プラスサイズだと予期してないシワができてさらに安っぽく見えたり…。
しかしそこにブランド物のきちんとした生地のものや、歴史を感じられるヴィンテージアイテムが混ざるだけで、全体のクオリティは格段にアップすると思っています。
まだまだ自分で高いものが買えるわけではないので、親族からのおさがりも多いです。最近はヴィンテージのイヤリングなどに助けられています。
会議で自分に自信を持てずにチャンスを逃して、悔しい思いをしたこともあります。他人からどう見られるかももちろん気にしたいですが、今は自信を持つために自分のファッションスタイルを作り上げていっている途中のように感じています。
やっぱり写真を撮るのに、その場所に合ったコーデがしたいんです!
博物館に行くならちょっとエレガントな感じ、映画に行くならポップコーンとジュースが似合う80年代を意識した感じにしたかったり。パリではフレンチカラーやドットのアイテムを身に着けたいし、ロンドンではイギリス発祥のアイテム(Dr.Martens・タータンチェックなど)でパンクロックな雰囲気を着たりしたいなと思っています。
旅行の時は、せっかくだから毎日違うコーデがしたい!だけど靴や鞄はたくさん持っていけない…。というジレンマを抱えながら、旅行に行く前に着回しコーデの絵を描いています。
誰と会うかで服を選ぶことは誰しもあると思うんですが、それに加えて「どこに行くか」という視点を加えるととても楽しいです♪
今度、大自然!という感じのところへ旅行するので、今までにしたことのないアウトドアな雰囲気のファッションを研究中です。
実はWebショッピングってほとんどしないんです。ネットで買う場合も、実際のお店に行って素材などの質感をチェックしてから、注文しています。
ビッグサイズが流行しているので、プラスサイズのお店以外でも探せばいい感じに着れるものと出会えたりするので、本当にいろんなお店を探します!メンズも買います。
プラスサイズではないのですが、BEAMSさんをよく覗いています。メンズのTシャツやパーカーはサイズが豊富で使いやすいアイテムが多いですし、BEAMS BOYさんはゆったりシルエットでかわいいものが手に入るのでおすすめです◎
なにより店員さんの知識と接客がとても良いので、着回しや着こなしのアドバイスなど思い切って話してみると、良い買い物につながることが多いですよ。
アメリカやヨーロッパの古着もおすすめです。大きなサイズにも出会えます!
アートディレクターとして活躍されているだけあり、自分をどう表現するか・周りの情景とのマッチまで、さまざまな視点で考えられているmayさん。
インスタグラムを通じて世界中の人とつながることができるのも、なんだか夢のようで現実なのですね。自分自身が自信をもつためのファッションも、自分の好きなこと・趣味を楽しんでいるところも本当に素敵です!
メンズ商品・ヴィンテージまで活用する手法など参考になることがたくさんありますが、例えば、好きなカラーを集めてみる、運命のアイテムを思い浮かべてみる、奮発してこだわりのアイテムを1つ購入してみる、などから始めてみるのはいかがでしょうか。
ファッションに対する捉え方だけでなく、人生を楽しんでいるライフスタイルも参考にしたいですね。
##監修者プロフィール
colorear編集部
プラスサイズの女性のためのライフスタイルマガジン。毎日のコーディネートのヒントやきっかけ、専門家によるお役立ち情報、グルメ情報など、毎日に彩りを添えられるような情報をお伝えしてまいります。