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そのコーデ、今年はNG!?
ぽっちゃりさんのトレンド上手な
洋服の選び方・着こなしのコツ・ポイント
トレンドは追ってばかりいても、全く取り入れなくても、どちらもナンセンス。トレンドを「自分らしく」取り入れるためには、自分の「個性」や「らしさ」をそのまま体現できるようなアイテムをどれだけ見つけ、どれだけコーディネートできるかが鍵になっているようです。
ぜひ、次にご紹介するアイテムの中から、ご自分の個性を光らせてくれるものを見つけてみてくださいね。
公開日 : 2019.8.6
更新日 : 2020.6.2
目次
幅の広いズボンの総称を「ワイドパンツ」と言います。2019年も引き続きワイドパンツは使えるアイテムです。くるぶしが見える程度の丈にすると、ロングシルエットによる脚長効果が期待できます。
またワイドパンツの中でも、裾に向かって広がったシルエットでひざ下丈~七分丈のものを「ガウチョパンツ」と言います。ガウチョパンツは、足部分で一番細い・華奢な足首との対比効果で着痩せ効果が期待できます。特に、あえて華奢なサンダルなどと合わせるとその効果は倍増しますよ。
「スカンツ」(スカートに見えるシルエットのワイドパンツ)や「スカーチョ」(スカートに見えるシルエットのガウチョパンツ)よりも、夏はスッキリシルエットのワイドパンツのほうが見た目には爽やかです。
こちらは今年らしいラテカラーを使ったナチュラルなワイドパンツ。ストライプが視線を縦に流してくれるので、脚長効果も期待できますね。素材はUVカットに、速乾機能付き、伸縮性もあって着心地もバッチリ。しかも自宅で何度も洗えるという、夏には秀逸の素材です。カラーや柄の展開も豊富なので、シリーズを大人買いしてしまいそうな予感です。
定番デニムにもやはりトレンドはあります。
今年の春夏は、先ほどのワイドパンツの内容そのままに、生地をデニム素材にするだけでもOK。今季は明るめの薄い色を選ぶと、トレンド感に加えて季節感も出ます。ワイドパンツ以外のデニムとしては、太ももやウエストがゆったりしていて、裾にかけて細くなっているシルエットの「テーパード」タイプもオススメ。
何れにしても、足首を出して、爽やかに軽やかに綺麗めに着こなすのがコツです。
足首が出るくらいの少し丈が短めのテーパードタイプで、脚のシルエットが綺麗に見えます。素材は、薄手でストレッチが効いていて、履き心地抜群!見えにくい後ろの部分がゴム仕様なのも嬉しいですね。
今季は薄めのブルーをチョイスされることをオススメしますが、きっと一度履いたら病みつきになるので、秋冬用にネイビーも欲しくなってしまうハズ(笑)。
今季のスカートの丈感はミディのミモレ丈からロング丈が主流です。
着痩せ効果を狙うには、脚が一部細くなっているところの丈感で選ぶのがおすすめ。
膝下や足首は割とどなたでも細くなっているポイントですが、ふくらはぎの下の丈なども使えますので、ご自身の脚のラインをチェックしてみてください。
シルエットは裾広がりのAラインやプリーツ、アシンメトリーにすると旬なモードが出ます。
プリーツも、小花柄も、その面白みのある切り替えデザインも・・・全て今年らしいデザイン。
カラーは、ブルーをチョイスされるとより今季らしい印象です。ベーシックカラーはもちろんのこと、スモーキーブルーやペールピンクやオレンジピンクなど、これまた今季らしい色合いのトップスとも相性がよく、トレンド感に拍車がかかります。
大人女子にとって、脚をカバーできるレギンスは、何かと便利ですよね。特に今年は、リブレギンスがおススメ。薄い素材よりも脚のラインをカモフラージュできますし、シンプルなコーデに立体感と奥行き感が生まれます。合わせるなら、ロングワンピースや、シャツワンピースなどと合わせるのが今年流。
リブ編みが夏でもサラッと着こなせて、なおかつ脚のラインをさりげなくカモフラージュしてくれるというから優れもの。やっぱりいつの時代も何かと便利なレギンス、今季は特にリブ、オススメです。
フリルやレースなど、特に「袖」の部分に特徴がある服がトレンドです。袖に刺繍が入っていたり、裾広がりのフレアになっていたり、パフのようにボリュームがあったり、リボンが付いていたり・・・「盛り袖」や「袖コンシャス」と言う言葉もあるくらいです。
ちなみにコンシャスな装いとは、視線が集まり注目されるようなデザインという意味。今年は、袖コンシャスに加えて、抜き襟、バックリボン、バックプリーツ・・・などと「背中」にポイントがある「バックコンシャス(略してバックシャン)」もトレンド。見えない後ろ姿にも可愛げや色気が漂うこと、間違いなしです。
袖とバックスタイルの2箇所にデザインのポイントがあります。
袖コンシャスにバックコンシャス・・・と盛られた印象ですが、色がクールで爽やかすし、軽やかなストライプで暑い時期も涼しげ。
思い切ってボトムスにインすると、思ったほどゴテゴテの印象にならず、割とスッキリとした印象で着こなせます。
今年のトレンドは、全体としてはリラックスなゆるモードシルエットの中に、一部引き締め感やタイト感を感じさせるコーデ。オーバーサイズやビッグシルエットの流れがしばらく続きましたが、その流れを組みつつも、どこかに綺麗めな感じを持ってくると今っぽさが出ます。
トップスをボトムにインしてスッキリ見せたり、ハイウエストのボトムで上半身を引き締めたり、細いベルトでウエストマークしたり、長めのボトムには短めのトップスを合わせたり、ボリュームのあるトップスにはコンパクトなボトムを合わせたり。広がるスカートをロングワンピースでティアード(重ね着)コーデして抑えめにしたり。あくまでゆるさがベースでいいのですが、どこかにメリハリ、がポイントです。
袖コンシャスのトップスの場合は、思い切ってボトムスにインしたほうがスッキリ見えます。
きちんとウエストマークすることでかえってスッキリ見えるだけではなく、視線がボリューム袖の方に流れてくれるのでウエスト回りから視線を外してくれます。願わくば、袖のボリュームやその他デザインポイントがある位置は、ウエストからより離れた位置だとなおさらその効果が高くなります。
プリーツスカートなどの広がりがあるようなスカートも、今年は上からロングワンピースを合わせて広がりを少し抑え、裾からチラリと覗かせるレイヤードスタイルがトレンドです。
ベースはリラックスモードなのですが、その中にも少し抑えた感があることで、今年らしい洗練感が生まれます。
今季のトレンド小物は、あみあみ、スケスケ、キラキラです。
あみあみはナチュラルでリラックスモードが出ますし、透明感のあるスケスケはクリアーで涼しげです。キラキラは永遠のアイテムですが、今季のようにナチュラル&リラックスモードのトレンドにおいては、天然繊維風の素材のものがどうしても多くなるので、そんな中にあえてのキラキラ感はやっぱり映えますし、ある程度年齢を重ねた女性にとっては、光を集めて足してくれる効果があるので、ありがたい存在です。
あみあみメッシュのベルトはこの夏使えそうなアイテム。明るい色も夏ならでは。涼しげでいいですよね。白いスニーカーやサンダルと合わせてより爽やかに。一気にリゾート感が出ます。
ころんとしたシルエットが可愛い、夏らしいメッシュタイプのショルダーバック。カラー展開が豊富なので、パンプスやサンダルやスニーカーの色とリンクさせて楽しめば、ベーシックなアイテムもたちまち魅力的に見えるはずです。
温かみのあるゴールドで華やかさもありながら、クリアーな透明感で涼やかさもある、一石二鳥のアイテム。この夏、ヘビーユースになること間違いなしです。
クリアーとシルバーがとっても涼しげな印象。クリアーどうしでつなげてあげれば、(先ほどのピアスとのコーデのように)同じ装いの中にゴールドとシルバーが混在していてもあまり気になりません。このサンダルに合わせて、今年はクリアーなバッグも素敵ですよ。
チェックの中でも今季は特にギンガムチェックがトレンドです。チェックにも様々な大きさがありますが、目鼻立ちといったパーツの大きさが小さめの優しいお顔立ちの方は、定番ギンガムチェックがオススメです。一方、パーツが大きめで華やかなお顔立ちの方は、大柄チェックの方が顔が引き締まって若々しく見えます。
ギンガムチェックの柄といい、抜襟の後ろリボンといい、今年のトレンド感満載のシャツ。デコルテの鎖骨が見えるようなネックラインの角度やバックスタイルの角度も絶妙で、抜け感やこなれ感も抜群です。ギンガムというと幼い印象ですが、モノトーンのカラーと程よい色気あるデザインで、これ1着で大人可愛いスタイルの完成です。
明るく爽やかで優しい印象の、パステル画のような薄い「ペールトーン」がトレンドです。
綺麗色のラベンダーや紫みのピンクは男女問わず人気のカラーですが、ブルーベースの血色の方には似合うのですが、青みが強すぎるとイエローベースの血色の方は青ざめてしまいます。そのため、イエローベースの方は、オレンジに寄せたピーチピンクやコーラルピンク系がオススメです。
また、エシカルなムードから、自然界の海や空をイメージする淡いブルー系や、自然界の緑をイメージするグリーン系もきています。ブルーベースの方にはパステルブルーやミントグリーン、イエローベースの方にはターコイズブルーやイエローグリーン系がオススメです。
斜めにボディーバックをかけて持つと、それだけでいまっぽさが出るから不思議。スカートやワンピースとも相性がいいので、今季は是非お一つどうそ。8色も揃ったカラー展開はどれも色調がやわらかく、今のモードにもぴったりです。
小さい面積の小物や、顔まわりから離れたところに使うアイテムは、似合うor似合わない関係なく好きな色を楽しめるところですので、ぜひ今季のムードでお気に入りの色をチョイスしてくださいね。
ワントーンコーデは、簡単なのに洗練された印象になるから、便利な色の組み合わせです。
しかし、今年トレンドの淡いペールトーンだけでまとめると、もともと色素が明るめで薄めの方はいいのですが、色素が暗めで濃いめの方は、コーディネートが物足りなくてぼやけてしまったり、自分だけが重たく見えてしまうことも。そのような時はワンポイントカラーで引き締めカラーを活用しましょう。
色素が暗めで濃いめの方は、ベルトやアクセサリー、ショルダーバックやスニーカーなどをダークカラーにするとバランスが取れます。
トレンドのギンガムチェック柄のワントーンコーデ。ブルーと合わせたシルバーのバレエシューズがとっても涼しげです。共布のベルト以外にも、細みのベルトなどを合わせてコーディネートのバリエーションを楽しんで。ベルトのカラーをバックや靴やアクセサリーの色と揃えるとGOOD。白で揃えると爽やかに、黒で揃えると大人っぽく、色物で揃えてもそれはそれはまた全然違った印象になりますよ。
時代は追うものでも、追われるものでもなく、「自分らしく流れに乗る」ことが大切。トレンドも「自分らしく取り入れる」ことを意識してみましょう。
「素材を見極められないと食べたい料理も作れない」ように、どれだけ「自分という素材=個性やらしさ」を知り、それをどう活かしながらどう見せるか、という視点がより大切な時代に突入しています。
素材を生かしたお料理は美味しいものですが、自分を生かしたスタイリングはやっぱり素敵なものですヨ。
##監修者プロフィール
都外川 八恵
色と波動のスタイリスト。COCOLOR(ココカラー)代表。https://cocolor.biz企業向けコンサルや研修はもちろん、内面の波動から「十人十色」の個性を見極め「なりたい」を実現するスタイリングが得意。似合う色のみならず、似合う質感(パーソナルテクスチャー®)、似合う柄(パーソナルパターン®)、似合う形(パーソナルライン&シルエット®)を768タイプから診断しています。著書12冊、メディア出演多数。