雑誌やテレビで見た素敵なコーディネート、自分にも似合うかも!と、似たアイテムを合わせてみたけれど、なんだかしっくりこないことってありませんか?また、寒い季節は着膨れが気になって、日々のコーデに迷ってしまうかもしれません。
何を着ると膨張して見えてしまうのかのNGコーデの紹介から、どのように着こなせば着痩せして見えるのか、自分のボディラインのカバーしたい部分やチャームポイントを知って、着膨れせずに温かごせる「ぽっちゃりさん向け正解コーデ」のポイント・テクニックを紹介します。
INDEX
- コーデによって、体重よりも太って見える原因・理由は?
- ぽっちゃりさんが、太って見えるワンピと着痩せして見えるワンピ
- ぽっちゃりさん向け、太って見えないボーダー服のコーデ術
- 太って見えがちなワイドパンツ&ロングスカートを痩せ見えコーデにするコツ!
- 太見えさんが陥りがちなTシャツコーデと痩せ見えコーデの違い
- 太って見えがちなニットコーデを痩せ見えさせるポイント
- まとめ
コーデによって、体重よりも太って見える原因・理由は?
コーデによって、体重よりも太って見えてしまう理由3つと、その解決方法やコツをご紹介します。
・自分の骨格(ボディライン)に合ったデザインの服を選んでいない
自分の骨格(ボディライン)の特徴を知るために、肩から腕、腰からヒップ、太ももにかけてのラインに注目をして、姿見で全身を映してみましょう。
この骨格の方のトップスは、柔らかい素材のブラウスやカットソーよりも洋服のシルエットがきれいに出るハリ感のある素材のシャツやプルオーバーの方が着痩せして見えます。例えば、ハリ感のあるコットンなどの天然素材のシャツがおすすめです。
腰からヒップ、太もものラインを見た時に、同じくらいの幅であまりメリハリが感じられない方は、ローウエストのボトムスを意識したコーデがおすすめです。
ボディラインのメリハリをしっかりと感じられる方は、ウエストや骨盤の幅よりも広い裾幅のスカートやワンピースといったボトムスやXラインを意識したコーデがスッキリと見えます。
・同じアイテムでも色によって太って見える?!
ストッキングやタイツの色で実感されている方も多いと思いますが、同じデザインでも色によって太って見えたり痩せて見えたりすることがあります。
太く見える色は、実際よりも大きく見える「膨張色」といって、「白」が最も膨張して見えます。「白」がたくさん混ざっているパステルカラーなどの明るい色も、実際より太く見えてしまうことがあります。体型カバーしたい部分には控えた方が賢明な色です。
反対に「黒」や、「黒」がたくさん混ざっている暗い色は実際よりも小さく見える「収縮色」です。体型カバーしたい部分や目立たせたくないところに使いたい色です。
コーディネートの詳細はこちら>>
・太って見えるヘアスタイル・痩せて見えるヘアスタイル
フェイスラインのスッキリ感は、ヘアスタイルでかなり変化がありますよね。
髪の毛でフェイスラインを隠すスタイルは、重たい印象になって太って見えてしまうことも。ヘアスタイルもファッションコーデと同様に、縦ラインを意識するとスッキリした小顔効果に繋がります。フェイスラインの曲線を活かして、顔型をたまご型に見えるようなヘアスタイルにすると好印象も叶います。
丸顔さんは、トップにボリュームを持たせ、前髪に分け目を入れておでこを少し見せると縦のラインが出てスッキリした印象に。
面長さんは、縦のラインがあるので前髪ありのヘアスタイルが比較的得意。面長さんが前髪なしのヘアスタイルをする際は、顔のサイドに膨らみを持たせたヘアスタイルがおすすめです。髪色は、暗めの方が「収縮色」の効果で、小顔や痩せ見え効果が期待できます。

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アイテム別!太って見えやすいポイントと、着痩せコーデを作るコツ!
体型の気になる部分によってトップスとボトムスのコーデバランスは異なりますが、気になるところを隠したいからとゆったりとしたデザインやボリュームのあるデザインのものを組み合わせると、逆にそこが目立ってしまったり、かえって大きく見えてしまったりします。
トップスとボトムスの素材やデザインに注目をして着やせを叶える正解コーデを見つけましょう。
スカートやパンツは、自分の体型で上半身と下半身のどちらにボリュームがあるかを把握すると着やせ効果が期待できるコーディネートをしやすくなります。
それでは、アイテム別に着痩せコーデのコツをご紹介していきます。
ぽっちゃりさんが、太って見えるワンピと着痩せして見えるワンピ
ワンピースは1枚でコーディネートを完成させられる女子ならではのアイテム。
1アイテムでコーディネートが完成する便利アイテムなのですが、ワンピースだけだと大きな布を纏っているだけでメリハリが少なくボディラインが悪目立ちしたり寂しいコーデと感じてしまったりすることはありませんか。
柔らか素材のAラインボリュームワンピは、着膨れしてしまうので注意が必要です。バストが大きいぽっちゃりさんがAラインのボリュームワンピを着ると、胸の一番高いところの幅から裾まで広がっていくデザインによって、かえって太って見えてしまうことも。
ワンピースのシルエットがきれいに出る素材のものや、横から見た時のボディラインにメリハリができるよう、ベルトをプラスしたりXラインのワンピースをセレクトしたりすることで着痩せして見えます。さらに、Iラインが出るようにロングカーデを羽織ると寂しいコーデにならないのでおすすめです。
ワンピース単品だと寂しくなりがちですが、大きな花柄が配されたこちらのワンピースは一枚でも華やかな印象に。適度に絞られたウエストから広がるフレアーのラインは、Xラインとなりボディラインをスッキリと見せてくれます。適度に空いた首元のラインや、袖コンシャスなデザインからちらりと見える手首は、身体の中の細い部分が強調されて着痩せ効果も期待できます。
ストンとした落ち感のある素材のワンピースは、お肉を拾わないのでAラインでも着痩せして見えます。このワンピは、襟元のタックがポイントとなって視線が上に集まりやすく縦ラインが強調され、よりスッキリと見せてくれています。同じように視線を上に集めコーデとして、ストールやブローチなどを首元にプラスするのもおすすめです。
カーディガンのように羽織ものとして使えてIラインも作れる、着周し力抜群のシャツワンピ。横から見た時、体の厚みをカバーしてくれるシャツワンピは着痩せ効果が期待できます。さらに、サイドスリットや前後の丈の違いによって、バックギャザーが長めの着丈でも重たくならず、腰まわりなどのボディラインもカバーしてくれます。
ストンとしたデザインのワンピースには、ベルトをしウエストラインを引き締めてメリハリを出したり、スカーフやストール、帽子などの小物をプラスして目線を上にあげ、縦長ラインを作るようにしましょう。
シャツワンピはボタンをはずしてアウターとしても活用したり、中にロングスカートやワイドパンツをあわせるコーデアレンジの幅が広がる便利アイテムです。
ぽっちゃりさん向け、太って見えないボーダー服のコーデ術
「ボーダー服は、太って見えるのでは?!」と敬遠しがちかもしれないですが、ボーダーの太さや色、襟元のスッキリしたラインなど、コーデの仕方を意識すると着痩せも期待できます。
幅が太いボーダーより細いボーダーの方がナチュラルで大人っぽく、痩せ見えしやすいのでおすすめです。ボーダーをインナーに着てアウターを羽織ると縦のラインができて、着痩せに繋がります。
この時、インナーのボーダーよりも明るい色のアウターを羽織ると、暗い色のボーダーは収縮色となって、さらに痩せ見えが期待できます。
ランダム幅のボーダーは、コーデに抜け感をプラスしてくれるだけでなく、目の錯覚を利用して体型カバーをしてくれます。裾に暗い色があしらわれたボーダーは気になる腰まわりをカバーし、裾の色とボトムスの色を合わせれば脚長スタイルアップも叶います。
太って見えがちなワイドパンツ&ロングスカートコーデを痩せ見えコーデにするコツ!
ロングスカートやワイドパンツでも痩せ見えコーデにするポイントは、自分の体型で上半身と下半身のどちらにボリュームがあるかを把握することです。着やせ効果が期待できるコーディネートを作りやすくなります。
ワイドパンツの痩せ見えコーデのポイントは、上半身・下半身のどちらにボリュームがあるかに関係なく、トップスとボトムスのボリュームを揃えることが大切です。
落ち感のある素材のワイドパンツは、裾が広がりすぎずボリュームをおさえられます。トップスとボトムスの色にコントラストをつけるとスッキリとした印象になり、足首を見せるのも痩せ見えにつながります。
気になる腰やお腹回りから視線を外させ、動きの出る裾に視線を集めるロングフレアースカートは、痩せ見えが期待できるボトムスです。トップスをタイトにまとめるとよりスッキリします。
斜めにはいる柄(チェック)やバッグを斜めがけにすると、横のラインが意識されにくく、更に痩せ見えが叶います。
スカートの色をトップスよりも明るい色にすると、ロングフレアースカートでも重たくなりません。スカートに使われている色の中で一番暗い色と同色のタイツや靴をコーデすると、脚が細く長く見えておすすめです。
フレアスカートは特に下半身が気になる人におすすめです。気を付けたいポイントは、ボリュームのあるチュールスカート・プリーツスカート・フレアスカートは下半身にボリュームが出すぎるため逆効果。下半身のボリュームが広がり過ぎないラインの、ヒップや腿の広がりをカバーする、しっかりとした素材で縦の落ち感が出るフレアースカートを選びましょう。
「タイトスカートはボディラインが出やすいのでは!?」と感じてしまいますが、ロングタイトスカートならアウターを羽織ると、腰まわりをカバーしつつ痩せ見えに効果的なIラインコーデを簡単に作ることができます。
素材は、デニムやコーデュロイといった地厚な素材がお肉を拾わずスカートのシルエットをきれいに出してくれるのでおすすめです。アウターを羽織らない場合は、ボリュームのあるデザインのトップスをコーデするのがおすすめです。
スッキリとした直線のラインが出るタイトスカートは、ぽっちゃりさんのなかで特に上半身が気になる人におすすめのデザインのスカート。
ボトムスはタイトスカートの直線のラインやひざ下の細い部分を出してスッキリとさせた分、トップスは洋服のシルエットが綺麗に出るデザインのアイテムを合わせて、メリハリのあるデザインコーデがおすすめです。
裾先に向けてパンツ幅が狭くなっていくテーパードパンツは、タイトスカート同様のスッキリとしたデザインで上半身が気になる人におすすめ。
トップスにボリュームのあるアイテムか、パンツの裾をロールアップして「足首」、トップスはシャツやニットの袖を少しめくって「手首」、デコルテのデザインがスッキリしたものを選び「首」の3首を出して抜け感を出すと、スッキリとしたこなれ感のあるコーディネートを作ることができます。
太見えさんが陥りがちなTシャツコーデと痩せ見えコーデの違い
痩せ見えを狙ってオーバーサイズのTシャツを選ぶと、だらしなく見えたり太見えしまうこともうあるTシャツ。痩せ見えTシャツコーデのポイントは、しっかりめの素材と鎖骨が見えるくらいのスッキリとした襟のラインのものをセレクトすることです。
肩回りや二の腕をカバーしたい方は、ドロップショルダーのデザインか、肘まである袖丈を選びましょう。Tシャツの色は暗くて濃い色がおすすめですが、コーデするボトムスの色とコントラストを着けるのも痩せ見えのポイントです。
ぽっちゃりさんのシャツ・ブラウスはシャープな直線を取り入れて
1枚でもインナーとしても着られるシャツ・ブラウスは1年中着られる便利アイテム。
柔らかな素材でドレープたっぷりのシャツ、襟もとにフリルがあしらわれたブラウスなどとフレアースカートという組み合わせは、女性らしい優しい印象を与えるコーディネートですが、デザインの曲線が出すぎて実際よりもぽっちゃりと見えてしまうかも。
どこかに直線のラインを取り入れて、コーデにシャープさをプラスしましょう。
例えば、襟がスキッパータイプのシャツは、デコルテにVの直線のラインが入ることにより、首が細く長く見え小顔効果も期待できます。特に胸の大きさが気になるぽっちゃりさんには、胸元が開きすぎずスッキリと見えるデザインです。
柔らかな素材やドレープ感のある素材のシャツやブラウスには、洋服のシルエットが綺麗に出るデニムや地厚な素材のボトムを組み合わせて、素材にメリハリのあるコーディネートにするとスッキリと着こなすことができますよ。
太って見えがちなニットコーデを痩せ見えさせるポイント
冬ファッションの定番アイテムといえばニットですよね。
太い糸で編まれた網目が大きなローゲージニットは、ファッションに抜け感やこなれ感を出してくれる半面、着ぶくれして見える可能性があるので注意が必要。
では、細い糸で網目が細かいハイケージニットは?いうと、しなやかで柔らかな編み上がりがお肉を拾って体の丸みを出してしまうことも…。
ぽっちゃりさんが選びたい正解ニットは、中くらいの細さの糸で編まれた、ニットの中で体が泳ぐゆったりデザインのニットです。
特に、着丈長めのゆったりデザインニットは、着ぶくれ感が抑えられるので明るい色のニットでもスッキリとしたコーデを楽しむことができます。スリムラインのパンツやロングスカートとの相性は抜群です。
2021年の色(パントン カラーオブザイヤー)としてイエローが選ばれ、トレンドカラーとしても注目のイエロー。腰回りがしっかりとカバーできる着丈とサイドスリット、ケーブル編みの編み模様は縦のラインをつくるので、膨張して見えるのでは?と、敬遠しがちなイエローでも痩せ見えが叶うニットです。
もっと詳しくニット・セーターの太って見えないコツを知りたいならこちらも>>

【スタイリスト直伝】2021年ニットコーデ・セーターの着こなし術。ぽっちゃりさん向け着痩せのコツも
ぽっちゃりさんのアウターの着痩せ見えポイント
ぽっちゃりさんのジャケットはサイズ感に注意
ジャケットスタイルは、かっちりとした印象を与えるコーデとなるはずなのに、なんだか、着せられている感が出てしまったり、だらしない印象になってしまったり。なんてことはありませんか。
ジャケットスタイルはサイズ選びがポイント。肩幅と二の腕周り(アームホール)が自分に合ったサイズを選びましょう。
気になるお腹やヒップ周りが隠れるロング丈ジャケットを選びたくなってしまいますが、ショート丈ジャケットで上半身をコンパクトにまとめた方が着やせ効果が高まります。
首元に綺麗なVラインが出るビッグカラーは、小顔効果も期待できる着痩せ見えコートです。ドロップショルダーやダブルカフスのデザインが、体型カバーをしつつおしゃれに仕上げてくれます。
簡単にIラインを作ることができるロングカーディガンは着痩せ見えのマストアイテム。
ベルトをすれば、メリハリのあるXラインを作ることも叶います。少し、袖まくりをして手首を見せれば抜け感やこなれ感が出ておしゃれ度もアップします。
まとめ:チャームポイントをみつけて個性を活かすコーデを楽しみましょう
アイテムごとに、着やせを叶える正解コーデを紹介してきましたが、どの部分のぽっちゃりが気になるのかでコーデ方法が変わることもあります。
自分の身体の気になるポイントや、チャームポイントを探してみると、自分にぴったりな着やせが叶う正解コーデをしやすくなりますよ。
単品で見るのではなく、姿見でコーデ全体のバランスを見ながら、自分の個性にぴったりあう正解コーデを見つけて、おしゃれを楽しみましょう。
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