ドレスコードとは?フォーマル/セミフォーマル~スマートカジュアルまで知っておきたい女性の服装マナー

ドレスコードとは?

フォーマル/セミフォーマル~
スマートカジュアルまで
知っておきたい女性の服装マナー

結婚式や同窓会、会食、どれも楽しみなイベントですね。しかしそのイベントにドレスコードが指定されていたら、具体的に何を着たらよいのか…と迷ってしまいませんか?
この記事では、ドレスコード指定のあるお出掛けでも安心して楽しめるように、各ドレスコードの女性・レディースの服装についてご紹介します。

目次

公開日 : 2021.7.8

更新日 : 2024.4.11

1. 「ドレスコード」とは? ドレスコードの基本

ドレスコードとは?

ドレスコードとは、場所や時間、場面に相応しい服装の基準、服装規定のことです。その場の目的や雰囲気を損なわず、一緒に過ごす人とのコミュニケーションをスムーズに行えるよう設けられています。

ドレスコードは主に7種あり、中には昼と夜(17時~18時の時間帯以降)で服装の基準が異なるものもあります。

  • フォーマル(礼装/正礼服/礼服) ※昼/夜で基準異なる
  • セミフォーマル(準礼装/準礼服) ※昼/夜で基準異なる
  • インフォーマル(略礼装/平服) ※昼/夜で基準異なる
  • スマートエレガンス(準略礼装)
  • カジュアルエレガンス(略礼装以下)
  • ビジネスアタイア
  • スマートカジュアル
  • ドレスコードとフォーマルの関係性

    フォーマルは日本語で「正式な」や「儀礼的な」などの意味を持ちます。
    この「フォーマル」に日本語で「衣服」や「着用する」を表す「ウェア」を加えた「フォーマルウェア」は、正式な場で着用する衣服と捉えることができ、一般的には、冠婚葬祭や入学や卒業などの儀式の際に着用する格式の高い衣服を意味します。

    このフォーマルウェアの中に、シーンの目安となるドレスコードが細かく存在します。
    親しい友人・関係性での集まりで気軽にドレスコード(服装規定)を設けることもありますが、本来は格式ばった場やシーンでの服装規定のことをさします。

    それぞれ詳しく説明していきます。

    2. 主催者側の唯一のドレスコード「フォーマル」

    「フォーマル」は、正装や礼服とも呼ばれます。
    主催者側として行う結婚式や披露宴、記念式典や卒業式、謝恩会、ホテルの式会場やレストランなどでの着席式パーティーといった格調高い場に相応しい気品溢れる装いです。

    昼のフォーマルには、襟元の開きが小さく、7分袖から長袖、膝下からくるぶし丈のアフタヌーンドレスが最適です。肌の露出が少なく光沢感の無い素材を選びましょう。
    靴はプレーンなパンプスがフォーマル度を高めます。

    夜のフォーマルには、肩や背中が開いている床までのフロア丈か靴先が見えるヒール丈のイブニングドレスが最適です。胸元や背中などが大きく開いたオフショルダーで光沢感のある素材、きらびやかなデザインのドレスが多くあります。ケープやストールをコーディネートすることも可能です。

    肌の露出を控えた無地の長袖ロングワンピースは、昼のフォーマルにふさわしいアイテムです。アクセサリーは光り輝くものは避けましょう。「フォーマル(正礼装)」のドレスコード指定があった場合は、パーティーの始まる時間を確認しましょう。

    単色の織柄がフォーマルな装いに相応しいワンピースとジャケットのアンサンブル。ワンピースの立体的なジャガード柄がクラシカルで高級感のある印象を与えます。ロングワンピースの裾が動きに合わせて揺れ動きエレガントです。ショート丈のジャケットはロング丈のワンピースとバランスが良く、スタイルを良く見せてくれる効果があります。

  • ノーカラージャケットとワンピースのアンサンブルコーデ。サックスレースのジャケットなら、可愛らしくなりすぎないので、大人女性でも取り入れやすいナチュラルフォーマルスタイルです。縦のラインを強調したアシメプリーツがアクセントになるほか、スタイルアップと脚長効果も期待できます。

  • 長袖、膝下丈ワンピースとノーカラージャケットの正統派フォーマルワンピースアンサンブル。ジャケットの素材とパイピングの控えめな光沢感が上品な印象を与えます。組み合わせる小物は、布製のシンプルなパンプスや小ぶりのバッグがドレスコード「フォーマル」に相応しくおすすめです。

  • すっきりしたノーカラージャケットとシルエットの美しい総レースのワンピースは、格調高い場で上品な雰囲気を演出してくれます。ジャケットとワンピースそれぞれ単品使いもできて、フォーマルな場面だけでなく、いろいろなシーンでエレガントな装いを叶えてくれるアイテムです。

  • 3. ゲストとして最もかしこまった装い「セミフォーマル」

    ゲストとして参加する格式ある結婚式、披露宴、祝賀会の他、ホテルやレストランで催されるパーティーなど多くの場面で用いられるドレスコードです。
    「準礼装」とも呼ばれます。
    流行や個性を楽しむ装いよりも、上品さを意識したコーディネートです。

    昼のセミフォーマルは、無地で高級感がある素材、露出控えめな膝丈から膝下丈のセミアフタヌーンドレスが最適です。ノースリーブドレスの場合は、ドレスと同色のショールやジャケットを羽織ると上品にまとまります。色は、黒やネイビー、ダークグリーンなど落ち着いた色がおすすめです。

    夜のセミフォーマルは、セミイブイングドレスやカクテルドレスといった昼のセミフォーマルよりも華やかで、輝きのあるシルキーな素材が使われる装いです。
    カラードレスや膝丈ドレス、パンツスーツもOKですが、膝丈ドレスの場合は肩や背中が開いていないドレスがおすすめです。パンツスタイルよりもスカートスタイルの方が、フォーマル度が高くなります。

    シフォン素材は、セミフォーマルな装いに上品さを加えます。
    靴やバッグといった小物は、アニマル柄や型押しレザーは殺生を連想させるので避けたいアイテムです。靴とバッグが同じ素材の布製のものがフォーマル度を高めます。

  • 格式ある式場で行われる結婚式でも落ち着いた印象を与えるワンピースです。控えめにあしらわれたレースが上品で、年齢を問わず着られます。

  • 入園卒園などで着るセレモニースーツも、セミフォーマルに含まれます。セミフォーマルなら、アイボリーのノーカラージャケットにシンプルなブラックワンピースとの組み合わせが◎。格式高い場にふさわしく、シンプルかつ上品なスタイルです。フロント部分のピンタックや襟元のレースなど、ディテールに品と華やかさが感じられるため、柔らかい雰囲気を演出できます。

  • フォーマルを少しだけ簡略化した装いのセミフォーマルは、ドレッシーなパンツスーツも楽しむことが可能です。セミフォーマルのパンツスタイルは上品で華やかなコーディネートを心掛けましょう。
    セミフォーマルのパンツスタイルは、外し過ぎないよう黒・ネイビーなどのダークカラーを選びつつも、レースなどで華やかさを演出できるアイテムがおすすめです。ワイドパンツで大人のこなれたスタイルにするなら、ほどよい透け感の袖レースが印象的な上品ブラウスとの組み合わせで、シンプルながらも品のある装いに。控えめな露出のVネックデザインが、顔の印象をすっきりと見せてくれます。

  • 昼間の結婚式には、レースのボレロをブラウスのように着て露出を控えフォーマル度を高く、夜の二次会はレースボレロを羽織ってデコルテ出しで華やかにと、着回しが効くアンサンブルはハレの日のフォーマルシーンに嬉しいアイテムです。

  • セミフォーマルをもっと知りたい方はこちら>>

    4. 平服のドレスコード指定は「インフォーマル」

    準礼装よりもラフな服装で「略礼装」とも呼ばれます。
    ゲストとして参加する格式ばらない結婚式や披露宴、パーティーや発表会といった場での装いです。
    ワンピースとボレロなど、アイテムをコーデするのも良いでしょう。
    夜のインフォーマルスタイルは光のある華やかなアクセサリーをプラスするのもおすすめです。

    「平服でお越しください」と招待状に書かれていたら、ドレスコードでいうとこちらの「インフォーマル」に該当します。
    平服は、パーティーや結婚式・祝賀会・入学式・会社の式典などの慶事と、お葬式・法事などの弔事でも使われます。それぞれTPOにあった服装が異なってきます。

    パステル系のワンピースとラメツィードジャケットのアンサンブルはドレッシーな上品さをさり気なく演出。ワンピースの胸元のデザインはアクセサリーをつけなくても華やかで目線を上に集め、部分的にあしらわれたプリーツは縦のラインを際立たせてスタイルアップしたように見せてくれます。

  • 繊細なデザインが大人上品なパーティーシーンを彩ってくれる総レースワンピースドレス。レースにはキラキラと輝く糸を使っているため、高級感と上質な印象を演出できます。適度な透け感のフレア袖がふわりと広がり、気になる二の腕をカバーしつつも、華やかさをプラスしてくれます。

  • 夜のインフォーマルにおすすめなのが、刺繍使いが印象的なデザイン力の高いドレス。可愛らしすぎない落ち着いたグレイッシュカラーとボタニカルな刺繍が、品良く仕上げてくれます。ボレロを羽織れば、昼のインフォーマルにも対応可能。チュール袖の透け感が、いやらしくないヘルシーな色気を漂わせてくれます。

  • 自分でコーデを決めるのが難しくても、ワンピースとボレロが組み合わさったセットドレスなら、悩まずにインフォーマルな装いが完成します。こちらのセットドレスは、ワンピースのレース切り替えが可愛いく、ショールカラーのボレロが上品で華やか。白いバッグを合わせると、華やかさがよりアップしますよ。

  • 立体感のあるジャガード生地で仕立てられたドレスは1枚で着ても着映えがします。シンプルなアクセサリーを組み合わせるとクールでスタイリッシュな着こなしとなり、格式ばらないインフォーマルの装いにぴったりです。

  • 平服についてもっと詳しく知りたい方はこちら>>

    5. ドレッシーで華やか、上品な装いの「スマートエレガンス」

    「インフォーマル(略礼装)」に準じたドレスコードで準略礼装とも呼ばれます。
    ゲストとして参加するカジュアルウェディング、高級ホテルでの食事やパーティーといった場にあうドレスアップした装いです。
    レースやプリーツ、フレアーといったディテールのワンピースやスーツが華やかで上品な印象を与えます。
    スマートエレガンスの装いは、肌の露出を控えめにしましょう。

    カジュアルウェディングに最適なのが、ちょっと特別な日に使えるオケージョンドレス。袖部分のみに華やかな刺繍を施したワンピースなら、かしこまり過ぎず、カジュアルにもいき過ぎずに、適度な上品スタイルに仕上がります。抜け感を演出する、深めの襟元・バック部分もポイント。チョーカーのストラップが首周りやデコルテラインを華奢に見せてくれます。

  • フロントと背中にあしらわれたレース刺繍がエレガントで後姿まで美しいドレス。ソフトなラインを描くネックラインやドレスの裾のフレアーは繊細で上品な印象を与えます。刺繍に使われている色と同じ色の小物使いにすると、コーディネートにまとまりが出ておしゃれです。さらに、小物の色によって女性らしい印象やクールな印象などの着こなしに仕上げることができ、カジュアルウェディングや食事会などオケージョンにあった着こなしが楽しめるドレスです。

  • スマートエレガンスの装いに迷ったら、シンプルなワンピースにアクセサリーやスカーフなどの小物使いで華やかさをプラスするのがおすすめ。明るい色のスカーフをお顔周りにアレンジするとお顔映りが明るくなるだけでなく、装いが一気にドレッシーへと変化します。

  • 6. さり気なく上品で華やか「カジュアルエレガンス」

    カジュアルエレガンスは略礼装以下のドレスコードをあらわします。
    ゲストとして参加する結婚式の二次会やパーティー、レストランでの食事の時などの装いです。
    スマートエレガンスより少しドレスダウンした華やかなワンピースやブラウスとスカートなどの組み合わせです。
    カジュアルだからと言ってデニムなどのラフな服装は避けましょう。スマートエレガンスよりスッキリしたデザインのワンピースなどを選ぶのがおすすめです。

    カジュアルエレガンスなら、シンプルながらも上品な素材・質感のアイテムを選びましょう。存在感のあるカットジャガードボレロの切り替えワンピースなら、程よいドレッシーさを表現してくれるので、結婚式の2次会やホテルランチなどのシーンに最適です。

  • ワイドパンツのセットアップスタイルなら、レースデザインやスリットなどの小技をきかせたアイテムで、個性と華やかさをアピール。スタンドカラーデザインとVネックデザインで、首元をスタイリッシュな印象にしつつも、袖スリット入りで、程よい抜け感を演出。かしこまったシーンでも個性を忘れないクールなドレススタイルが完成します。

  • 7. ビジネス色の強い、落ち着いた装い「ビジネスアタイア」

    企業主催のパーティーや式典、株主総会などの仕事関係のイベント時に指定されるドレスコード「ビジネスアタイア」。ビジネスアタイアを直訳すると、仕事における儀式の衣装です。
    パーティーや式典であっても仕事色があるため、スーツやきちんとしたジャケットスタイルが基本ですが、清潔感や華やかさもプラスしたいキーワードです。

    きちんと感がありつつも、華やかさも演出したいビジネスアタイア。ワンピースとジャケットのアンサンブルスーツなら、普段のオフィスでもパーティーシーンにも使える万能アイテムです。襟元と袖口が配色デザインになったワンピースなので、1枚で着用しても大人女性のクラシカルスタイルが完成します。共布リボンでウエストマークするだけでも華やかさの出る装いになるので、さまざまな着こなしが楽しめます。

  • 裾フリルブラウスとテーパードパンツのセットアップスタイルも式典コーデにピッタリ。派手すぎないフリルがさり気なく華やかさをプラスしてくれます。セットアップのアイテムのみでは味気ないので、品の良いコサージュやパールなどの上品なアクセサリーをうまく使って、シーンに合わせた装いに仕上げるのがポイントです。

  • ビジネスアタイアのドレスコードでは、ハンサムなパンツスタイルよりもドレッシーなパンツスタイルがおすすめです。ワイドパンツならエレガントな印象を与えます。

    足首がのぞくエレガントなワイドパンツとすっきりしたノーカラージャケットのスーツなら、コーデに悩むことなくビジネスアタイアな装いが完成します。無難になりがちなモノトーンのスーツスタイルも、カラーパンプスなどの小物で華やかな印象をつくると女性らしさがアップしますよ。

  • ベージュなどの明るい色のノーカラーショートジャケットは、ビジネスシーンでありながらエレガントさも演出したいビジネスアタイアの装いに相応しいジャケットです。ブラウスとスカートを組み合わせたように見える膝頭が隠れる着丈のドッキングワンピースはジャケットを脱いで作業をする場面でも着崩れる心配が無くおすすめです。

  • 8. 普段のカジュアルとフォーマルの中間「スマートカジュアル」

    フォーマルほど細かい決まりはないものの少し格式ばったドレスコード「スマートカジュアル」。
    レストランでの食事や学校行事といった堅苦しくはないけれどきちんと見える、を意識した服装です。
    カジュアルだからと思い切りドレスダウンするのではなく、ワンピースやスカート、パンツスタイルを少しだけドレスダウンさせた、きちんと感のある装いです。

    スマートカジュアルなら、カジュアルコーデに少しフォーマルなアイテムをプラスするだけで、着こなしが完成します。ゆったりとしたAラインシルエットがスタイルを良く見せてくれるレーヨン麻フレアーワンピースは、1枚だとカジュアル過ぎますが、同素材のジャケットを羽織るだけで、きちん見えが叶います。爽やかなアイボリーのジャケットなら、夏場でも涼やかに見せてくれますよ。

  • 麻調素材のバンドカラーブラウスとテーパードパンツのセットアップコーデ。見た目も着心地も涼やかな、シャリ感のあるリネンライク素材は、カジュアルになりがちですが、シワになりにくいアイテムならきちんと感がうまれ、スマートカジュアルに最適。露出を抑えたバントカラーもきちんと感を演出するポイントです。

  • トップス
  • パンツ
  • 堅苦しくないけれどきちんと感も必要なスマートカジュアルは、気負いなく着られる素材やトレンドを少し取り入れつつベーシックカラーといった装いが適します。
    膝が隠れる着丈でフレアーのラインがエレガントなワンピースは適度な華やかさがあり、スマートカジュアルにおすすめの1着です。小ぶりのベージュのバッグは品があり、かつ、ネイビーとのコントラストが際立ちおしゃれです。スマートカジュアルのドレスコード指定では、足元はパンプスを合わせましょう。

  • トレンドのジレを使ってモノトーンカラーで仕上げたモード感のあるスマートカジュアル。ブラウスの柔らかな素材や袖のドレープ感がほどよくエレガントで華やかな印象を与えます。ジレのベルトのバックルとリンクさせたライトグレーのシューズはコーディネートにまとまり感を出していておしゃれです。ジレのベルトでウエストをマークしてつくるXラインがスタイルを良く見せてくれます。

  • スマートカジュアルの服装をもっと知りたい方はこちら>>

    9.【シーン別】結婚式にはセミフォーマルがおすすめ

    結婚式は「フォーマル(正礼装)」で新郎新婦をお祝いしたいと思われるかもしれませんが、「フォーマル(正礼装)」は結婚式を主催する新郎新婦や親のドレスコードです。ゲストは結婚式の主催者よりもドレスコードの格を下げるのが一般的なマナーです。新郎新婦を引き立てる控えめで気品のあるコーディネートを心がけましょう。
    肩が出るワンピースには、ボレロを羽織って肌の露出を控えましょう。生足やオープントゥのシューズはマナー違反です。ストッキングとパンプスを着用しましょう。
    華やかな装いにするため、キラキラしたアクセサリーをつけたくなりますが、昼間の結婚式や披露宴では、キラキラしたアクセサリーをつけるのは太陽光や写真撮影のストロボが反射してしまうのでNGです。夜に開催される二次会やパーティーでは、肌見せやキラキラしたアクセサリーOKです。ボレロを羽織らず、アクセサリーで表情を変えるのもおすすめです。

    素材やディテールに高級感があるワンピースは結婚式にぴったりです。膝が隠れる長さのワンピースは清楚な印象で、立ったり座ったりの動作を美しく見せてくれます。
    他とはちょっと違う装いに仕上げてくれる、はしごレースが印象的な総レースワンピース。結婚式には、新婦を引き立てるモーブカラーが使い勝手のよいカラーです。スタンドカラーデザインがすっきりスタイリッシュな装いにしつつ、後ろ丈を長くしたフィッシュテールスカートがエレガントなスタイルにまとめてくれます。

  • 結婚式では、花嫁さんの色である「白」や白っぽく見える薄いピンク、薄いベージュは避けた方が無難です。こちらのワンピースドレスのような、落ち着いたダークグリーンなどがおすすめです。セミフォーマルのパンツスタイルなら、上品な揺れ感がこなれ感を演出してくれる、フレアワイドパンツがよいでしょう。スカートが苦手な人にもおすすめのセミフォーマルスタイルです。レース切り替えのトップスやレース袖の裾には、たっぷりのフリルを使用。二の腕カバーはもちろん、お腹周りなどが気になる人にもおすすめのスタイルです。

  • 無地でレースが施された露出の少ないワンピースは結婚式のゲストに最適な装いです。靴とバッグを同色にするとフォーマル感がアップします。結婚式は二連や三連のネックレス使いもOKです。会場の雰囲気に合わせたアクセサリーづかいで上品で華やかな装いに仕上げましょう。

  • ほどよい光沢と透け感がエレガントで上品なカシュクールタイプのワンピース。落ち着きのあるグリーンはクラシカルで高級感のある印象を与えます。Vネックが顔周りをシャープに、ウエストのリボンと太さの違うプリーツが縦のラインを作り出して脚を長くスタイルアップしたように見せてくれます。

  • 10.【シーン別】ホテルやレストランのお食事はカジュアルエレガンスがおすすめ

    格式高いホテルやレストランで提供されるサービスや食事は、品格ある服装で楽しみたいですよね。利用するホテルやレストランにドレスコードを確認することをおすすめしますが、ランチならスマートカジュアル、ディナーならスマートエレガンスやカジュアルエレガンスが一般的です。

    ドレスコードありのホテルディナーなどでは、品と個性を演出できるコクーンシルエットワンピースで決めましょう。シアーな袖プリーツデザインが、抜け感を演出しつつもIラインを強調し、スタイリッシュな着こなしに。角度や光によって異なる色見を楽しむことができる偏光タフタ生地が、他にはない自分らしい装いに昇華してくれます。

  • 大人女子のカジュアルエレガンスとして、最近人気が高まっているのがパンツドレスです。パンツスーツほど堅苦しくなく、スタイリッシュでこなれた感じに見せてくれます。こちらは女性らしいワイドパンツシルエットと、クールな印象に格上げしてくれるスタンドカラーが魅力。特別な場所での食事に、ぜひ取り入れてみてください。

  • 上下ブラックでまとめたパンツコーデ。トップスのボリューム袖やティアードデザイン、襟元にあしらわれたパールといったフェミニンなディテールがエレガントに仕上げます。足元はパンプスを組み合わせるとドレッシーさが増してカジュアルエレガンスの装いに相応しくなります。

  • トップス
  • パンツ
  • 11.【シーン別】ビジネス関係のイベントはビジネスアタイアがおすすめ

    ビジネスシーンに行われる株主総会や周年記念パーティーは、スーツやジャケットスタイルを基本にインナーやアクセサリーで華やかさをプラスしましょう。ワンピースやエレガントなスーツもおすすめです。

    大人可愛いボウタイブラウスを合わせてセットアップスタイルは、華やかな場にもピッタリのコーデに。存在感のあるボウタイは、フロントリボンでコーデのポイントにするのはもちろん、普段はバックリボンにして、さり気ないおしゃれを楽しむのもおすすめです。式典なら断然ピンクベージュがおすすめ。パンツスタイルでも、女性らしい華やかさをアピールできます。

  • ジャケットスタイルが基本となるビジネスアタイア。式典やパーティーといったオケージョンにあわせてコーディネートに変化をつけられるスーツがあると便利です。厳かな式典にはノーカラージャケットでスタイリッシュかつきちんと感を、パーティーには、ドロップショルダーのジュケットを羽織るレイヤードコーデで上品で華やかな装いにするのがおすすめです。

  • パーティーであってもビジネスシーンではダークカラーが多くなりがちです。明るい色のスーツは、華やかでエレガントな印象となりおすすめです。パンプスやバッグはダークカラーから選んでビジネスシーンに相応しい落ち着き感をプラスするとよいでしょう。

    パンツ幅が裾に向かって細くなるシルエットのパンツスーツは、かっちりとした印象を与えがちですが、表面感のある素材で仕立てた着丈が長いノーカラージャケットと組み合わせるとやわらかさや華やかさを求められるビジネスアタイアのドレスコードに相応しくなります。インナーの白いブラウスは清潔感があり、ゆとりのあるシルエットがジャケットを脱いでもエレガントな印象を与えます。

  • 12. まとめ

    女性のドレスコードについてご紹介しました。「ドレスコード」というと難しく構えてしまいがちですが、その場の雰囲気を楽しむためのマナーです。ドレスコードを意識しながらドレスアップを楽しみましょう。

    スマートカジュアルについて詳しくはこちら>>

    セミフォーマルについて詳しくはこちら>>

    平服・インフォーマルについて詳しくはこちら>>

    結婚挨拶・顔合わせの服装について知りたい方はこちら>>

    ##監修者プロフィール
    川島 彩子
    カラーコーディネーター 。インポートブランドのショップスタッフ時、人によって「似合う色」「デザイン」があることを知り、ファッションやインテリアの「色」について専門的に学ぶ。現在は、カラーコーディネーター育成の他、企業や地方自治体主催のカラーセミナーなどを精力的に行っている。

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