意外と知らない?ショーツ(パンツ)の選び方

意外と知らない?
ショーツ(パンツ)の選び方

デザインだけで選びがちなショーツ(パンツ)ですが、見た目のかわいさやデザインだけで選んで後悔した経験はありませんか? スタイルアップできるものや食い込みにくいものなど、ショーツにはさまざま形や素材、機能のものがあります。
ショーツ選びのポイントは大きく分けると、「ショーツ股上形状(はき込み丈)」「ショーツ股下形状(丈)」「機能性形状や種類」「素材」の4つ。
これらのポイントから自分の悩みや希望に合ったショーツを選ぶことが大切です。ポイントごとにショーツの特徴を解説しますので、自分にぴったり合うタイプのショーツを見つけましょう。

目次

1.ショーツ股上形状(はき込み丈)の種類

ショーツの股上の形状は、お腹をすっぽり包む深いものから腰骨程度までの浅いものまでさまざまです。股上が合っていないと、ボトムスからショーツが見えてしまった…なんて恥ずかしい思いをしてしまうかもしれません。ボトムスやコーデ別に、合うショーツのはきこみ丈をご紹介しますので、コーデに合わせたショーツ選びを心がけましょう。

①レギュラー丈

レギュラー丈とは、ウエストより下にはきこみ丈(ウエストライン)がくる最も一般的な形のショーツです。「ノーマル」や「ビキニ」と呼ばれることもあります。下腹部とお尻をしっかりと包みながらもウエストの締めつけ感はなく、脚口も広くなっているものが多いため、「安定感はほしいけどウエストが締め付けられるのは嫌」という方におすすめです。腰が見えるほど股上の浅いローライズ丈のボトムスの場合は、しゃがんだ時に腰からショーツが見えてしまいやすいので不向きですが、それ以外の大抵のボトムスには合う万能タイプといえます。
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②ヒップハング丈

股上が非常に浅いタイプで、その名の通りローライズやヒップハングなどの股上の浅いボトムスを履く時におすすめのショーツです。「ローライズ丈」と呼ばれることもあります。ローライズボトムスを履く時に問題になるのが、ショーツのはみ出し。股上の浅いボトムスは腰で履くようになっているので、股上が深いショーツではボトムスからはみ出してしまいます。股上の浅いヒップハング丈のショーツなら、ローライズボトムスをはいてもショーツがはみ出すことなく着られます。脚の付け根辺りまで脚口があるボクサーパンツのような形状のものが多いのも特徴です。
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③ハイウエスト(おなかスッポリ)丈

ハイウエスト(おなかスッポリ)丈は、おへその辺りまではき込み丈があり、下腹とお尻をすっぽり包み込んでくれるタイプのショーツです。ちょうどウエストのあたりまではき込み丈がくるため、「ジャストウエストタイプ」と呼ばれることもあります。ハイウエストタイプの利点は、ショーツとの段差でできるハミ肉を防げること。股上の浅いレギュラーやヒップハング丈のショーツで起こりやすい下腹やお尻のハミ肉が、すっぽり包み込むハイウエストタイプなら起こりにくくなります。体のラインを目立たせたくない方やしっかり包んでくれる安定感が欲しい方、おなかを冷やしたくないという方におすすめのショーツです。
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2.ショーツ股下形状(丈)

一般的なショーツは股上(脚の付け根より上)までしか生地がありませんが、股下(脚の付け根より下)まで生地があるタイプのショーツもあります。股下まで生地があるタイプのショーツの特徴とメリットをご紹介します。

①3分丈・ロング丈

ぽっちゃりさんや内股の方、太ももが擦れて炎症を起こしてしまう“股ずれ”が気になる方におすすめなのが、太ももを覆うほど股下が深い3分丈やロング丈のショーツです。股ずれの原因である太ももの摩擦を軽減してくれます。また、パンツラインとお尻のラインがずれることで起こる凸凹したヒップラインがなくなり、きれいな丸いヒップラインにしてくれるのも魅力のひとつです。
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②ボクサー丈

「ボーイズレッグ」とも呼ばれる、裾が股下のすぐ下までで水平に切られているタイプのショーツです。ボクサーショーツ(パンツ)=男性用下着というイメージが強いですが、近年はその履き心地の良さから女性用ボクサーパンツとしても人気が高まっています。布面積が広い分、一般的なショーツに比べてウエストや脚口の締め付けが少ないため、食い込みや下着跡を予防します。また、お尻をすっぽり包み込み、丸くきれいなお尻に見せてくれるのも嬉しいポイント。股下も1分丈程度と浅いので、太ももの締めつけ感もなく下着のラインが響きにくいのも特徴です。
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3.機能性形状や種類

ショーツには用途に合わせてさまざまな形状や種類があり、コーデや体調、好みに合わせて使い分けることが大切です。ここでは代表的な機能性形状や種類をご紹介します。

①Tバック・タンガ

お尻を覆う生地がないTバックやタンガの最大のメリットは、下着のラインが服に響かないこと。下着のラインが出やすいタイトで薄手のボトムスを履く際におすすめです。お尻が隠れないため「恥ずかしくて手が出せない」という方も多いですが、下着のラインの響きにくさは他のショーツと比較しても圧倒的。特に、ヨガやジムでレギンスを履く方にとってはマストアイテムといえます。下着浮きが気になる方は、ぜひ一度試してみてください。
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②サニタリーショーツ

経血のモレやニオイ、かぶれなど、生理時に起こるあらゆるトラブルを防ぐためのサニタリー(生理用)ショーツには、下記のようにさまざまな機能が付いています。
・おなかや腰を冷やさず、大きな夜用ナプキンもしっかり装着できるハイウエスト丈
・モレても経血を服に染みさせない防水布付き
・生理中の気になるニオイを軽減する消臭・抗菌機能
・羽つきナプキンをズレずに固定しやすい二重構造のクロッチ
・ナプキンをしまえるポケット付き
基本的にはナプキンがズレにくいよう股上が深めのタイプが多くなっていますが、レギュラータイプやヒップハングタイプのサニタリーショーツもあります。その日のコーデや体調に合わせてぴったりのショーツを選べるよう、さまざまな種類のサニタリーショーツを用意しておくと安心です。
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③サポート・シェイプタイプ

おなかのぽっこりお肉やお尻の垂れ下がりが気になる方におすすめなのが、サポート・シェイプタイプのショーツです。パワーネットなどの伸縮性のある素材や立体的な縫製で、おなかの引き締めやヒップアップ効果がプラスされています。補正下着のようにガッチリと締め付けて固定するようなものではないので、「締め付けが強いのは嫌だけど、スタイルアップはしたい」という方におすすめです。
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④アウターに響きにくい形状

服からショーツのラインが浮いて見えてしまうのは、ショーツと肌との間に段差ができるからです。ショーツのラインが出やすいお尻部分の生地に縫い目やゴムがないタイプなら、ショーツと肌との間の段差が減り、アウターに響きにくくなります。
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・総レースタイプ

薄く、生地端の処理が不要なレースは、ショーツと肌の間に段差ができにくい生地です。脚口だけがレースになっている「サイドレース」や「バックレース」タイプもありますが、ラインを絶対出したくない場合にはお尻の生地全てがレースでできている総レースタイプがおすすめ。お尻全体が透けてしまうのが気になる方は、中央部だけ隠せるタイプを選びましょう。

・シームレスタイプ

切りっぱなしで縫い目がなく、脚口にゴムがないタイプをシームレスショーツといいます。なめらかな生地でできているものが多く、はき心地が良い点もシームレスタイプの魅力です。ゴムがない分、生地全体に伸縮性があり、お尻をきちんと包み込めるので安心感もあります。薄い生地のものも多いので、透け感が気になる方は確認してから購入するといいでしょう。

・Tバック・タンガタイプ

お尻部分に生地のないTバックやタンガも、アウターに響きにくいショーツです。Tバックやタンガでも総レースタイプがあるので、タイトスカートやフィットネス時のレギンスなど、下着のラインが響きやすいボトムスのときには総レースタイプのTバックやタンガを履くといいでしょう。

⑤脚口らくちんな形状

脚口にゴムが入っているタイプのショーツで時折起こるのが、締め付けによるかぶれや跡残りなど。ショーツの摩擦はVラインの黒ずみにつながることもあるので、締め付け感を気にする方も多いのではないでしょうか。そこでおすすめなのが、脚口がゆったりとしたタイプのショーツ。脚口部分がスリットやフレア、ゴムなしになっているため締め付けが少なく、快適なはき心地になっています。通気性も良く摩擦も少ないので、デリケートゾーンのムレやかゆみ、黒ずみが気になる方におすすめです。ショーツのラインが響きやすい形状のものが多いので、ゆったりとしたボトムスを使ったコーデの際に着用するようにしましょう。
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⑥お腹らくちんな形状

「ハイウエストタイプがいいけど、締め付けられるのも嫌」という方におすすめなのが、おなかが締め付けられないタイプのショーツ。前ウエスト部分のゴムがなく、生地を折返した形状になっているものが多いのが特徴です。ゴムがなくウエスト部分が折り返し状になっているため、締めつけ感がなく食い込みにくくなっています。おなかをしっかり包めるのに締めつけ感がないので、ショーツでできるお肉の段差ができにくいのも特徴のひとつ。サイズ展開も豊富なものが多いので、おなか周りが気になるぽっちゃりさんにもおすすめです。
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4.素材・機能性素材

ショーツ選びは、素材も重要なポイントです。やさしい肌触りの綿100%や綿混素材のほか、生理時や尿もれが気になる方に便利な抗菌防臭・消臭効果などの機能性素材もあります。肌荒れやニオイのお悩みのある方は、素材からショーツを選ぶのもおすすめですよ。

①綿100%・綿混はこちら

②生理時やムレやすい季節におすすめ!抗菌防臭タイプはこちら

③尿もれや生理などのニオイが気になる方におすすめ!消臭タイプはこちら

5. まとめ

スタイルアップやアウターへの響きにくさなど、ショーツ選びはコーデやお悩みに合わせて選ぶことが大切です。ショーツ選びを間違うと、おなかぽっこりや下着浮き、食い込みなどのトラブルが起こってしまう場合も。自分の悩みやコーデに合わせたショーツを選べば、快適に過ごすことができます。今回ご紹介したポイントを参考に、ぜひあなたにぴったりのショーツを見つけてください。

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執筆者:mynina
フコスメコンシェルジュ資格を持つフリーライター。広告代理店を経て独立し、WEBを中心にファッション、美容など幅広いジャンルで執筆。インタビューライターとしても活動中。

公開日 : 2023.11.7

更新日 : 2023.11.7

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