ブラジャーがきつい!サイズが合わないときの対処法

ブラジャーがきつい!
サイズが合わないときの対処法

「買ったときはぴったりだったのに、なんだか最近ブラジャーがきつい…」なんて、ブラジャーのサイズが合わなくなったと感じた経験はありませんか? 「まだきれいだし、買い替えなくていいや」と、きついまま着け続けるのはちょっと待って! 体型に合わないブラジャーの着用を続けると、体に様々な影響が出る可能性があります。
ブラジャーのサイズが合わなくなった場合の対処法をご紹介しますので、ご自身のブラジャーをこのまま使い続けていいか、チェックしてみてください。

目次

公開日 : 2024.4.10

更新日 : 2024.4.10

1. ブラジャーがきついと感じるケース

ブラジャーがきついと感じるケースは主に2パターンあります。それぞれのパターンで生じる問題と、考えられる原因を見てみましょう。

ブラジャーのアンダーがきついと感じるケース

購入時にサイズが合っていたブラジャーに以下のような問題が起こっている場合は、アンダーがきつくなっているかもしれません。

・ カップ上辺がバストにくい込む
・ アンダー部分が肌にくい込む
・ 圧迫感を感じて息苦しい
・ 着用時にホックが留めづらくなった

アンダー周りにお肉がついてサイズが合わなくなった可能性もありますが、カップサイズが上がっていたり、ストラップの位置がずれていたりすることでアンダーがきつく感じたりする場合もあります。
アンダーサイズだけでなく、カップ全体からバストがはみ出していないか、ストラップがくい込んだりずり落ちたりしないかもチェックしましょう。

ブラジャーの肩紐がきついと感じるケース

ブラジャー着用時に以下のような問題が起こっている場合は、肩紐がきつくなっている可能性があります。

・ カップ上辺がバストにくい込む
・ 肩紐が肩にくい込む
・ 動くとブラが上にずれてくる

単にストラップを短くしすぎただけなら調節できますが、肩紐が細すぎてバストの重みに耐えられなくなっている場合もあります。肩紐がきついと感じる場合は、ストラップの長さだけでなく細さもチェックしましょう。

2. きついブラジャーをつけ続けるとどうなる?

きついブラジャーをつけ続けると、ただブラジャーがずれやすくなったり締め付けられたりするだけでなく、体に様々な悪影響が生じる可能性があります。そのためブラジャーがきついと感じたら、早めに正しいサイズのものに交換することが重要です。それでは、きついブラジャーを付け続けた場合に起こる影響を見てみましょう。

バストが小さくなったり形が悪くなったりする

美しいバストを保つには、血流を妨げないことが重要です。きついブラジャーでバストを押さえつけてしまうと血流が悪くなり、バストに栄養が行き渡らなくなってしまいます。栄養が届かなければバストの脂肪も減ってしまうため、胸が小さくなってしまうのです。

また、柔らかな脂肪でできているバストは、ブラジャーでしっかりと支えていないと形が崩れやすいものです。きついブラジャーではバストのお肉がブラジャーからはみ出てしまい、形が崩れてしまいます。お肉がはみ出した状態で長期間過ごしていれば、形が崩れたバストのままキープされてしまいます。サイズが合わないと感じた場合は、早めにサイズを見直すことが大切です。

姿勢が悪くなる

きついブラジャーを着けていると締め付けにより背中をしっかりと伸ばすことができず、猫背になったり背筋が曲がったりしてしまいます。その状態で長時間過ごしていれば当然体に負担がかかり、肩こりや腰痛など様々な不調を招いてしまうことも。

さらに、猫背になるとバストが下を向いてしまうため、胸が実際のサイズより小さく見える上、バストを支える筋力も衰えて垂れやすくなってしまいます。背骨だけでなく骨盤もずれるため内臓が下垂し、お腹ぽっこりやお尻のたるみにも繋がるなど、女性のスタイルを悪く見せる悪影響ばかり。一度崩れたスタイルを戻すのは大変なので、ブラジャーがきついと感じたら早めに交換するようにしましょう。

代謝が悪くなる

きついブラジャーで胸部が締め付けられると呼吸がしづらくなり、浅い呼吸になってしまいます。単に呼吸が浅いだけと思ったら大間違い! 呼吸が浅くなると体に酸素を十分に行き渡らせることができなくなるため、代謝の低下や血行不良を引き起こし、むくみや免疫力の低下など様々な不調の原因になるのです。「最近なんだか息苦しい」と感じる方は、ブラジャーのサイズが合っているか確認してみてください。

色素沈着を起こしてしまう

意外とお悩みの方が多いのが、バスト周りの黒ずみ。実はあの厄介な黒ずみの主な原因は、ブラジャーの摩擦によって起こる色素沈着なのです。黒ずみの原因になる「メラニン色素」は本来、刺激からお肌を守ってくれる大切なもの。紫外線や摩擦などの外部刺激を受けると、肌を守るためにメラニン色素が生成されます。きついブラジャーを着けていると締め付けによる摩擦や刺激でメラニン色素が生成され、ブラジャーがよく当たる部分が黒ずんでしまうのです。黒ずませないためには極力摩擦を減らすことが重要なので、締め付けの少ないブラジャーを選ぶことが大切です。

3. ブラジャーの正しい選び方のポイント

ブラジャーがきつくなったと感じたら早めに交換することが大切だとご説明しましたが、どんなブラジャーがいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。自分にぴったりのブラジャーを選ぶために押さえておくべきポイントをご紹介しますので、ブラジャー選びの参考にしてみてください。

ブラジャーのサイズや選び方をより詳しく知りたい方はこちらをチェック!

<ブラジャーの正しいサイズの測り方・選び方>>>

年代で選ぶ

ブラジャーが合わなくなったと感じる原因の1つには、加齢による体型の変化も考えられます。女性らしい体つきを作る女性ホルモン「エストロゲン」の分泌量が年齢によって変わるため、女性の体型は年齢によって変化していくのです。そのため、年齢ごとの体型に合わせたブラジャーを選ぶ必要があります。

①20代

エストロゲンの分泌量が特に多い20代は、乳腺が発達し、ハリと丸みのある理想的なバストになる時期です。バストの垂れなどは気になりにくく、どんなブラジャーでも合いやすい時期ですが、揺れには要注意。重みや揺れでバストを支えるクーパー靭帯が伸びてしまわないよう、この時期からしっかりとバストを支えるブラジャーを着けることが大切です。美しいバストラインをさらに美しく見せるため、デザイン性のあるものやボディメイク機能があることもブラジャー選びのポイントになります。

痛くなりにくいのにしっかりと谷間を作ってくれる谷間メイクブラ。バストをしっかりと寄せるL字ワイヤー入りで、肌とワイヤーの間にクッションが入っているので、ワイヤーが痛くなりにくいのが特徴です。脇ボーン入りで、脇に流れやすいバストもしっかりキープ。伸縮性のあるバックベルトで、アンダーの締付けも気になりにくくなっています。

  • ②30代

    授乳を経験する方も多くなる30代は、バストの下垂やデコルテのボリュームダウンが気になりだす時期。乳腺の発達を促すエストロゲンの分泌量も低下するため、30代のバストはお肉が柔らかくなってきています。柔らかく流れやすくなったバストが脇や背中に流れていってしまわないよう、バスト全体を支えるブラジャーを選ぶようにしましょう。下垂し、痩せてしまったデコルテをボリュームアップできる機能があることも重要なポイントです。
    授乳を経て「しっかりしたブラジャーは窮屈でイヤ」と感じる方も多くなる時期ですが、この時期のバストはしっかり支えないとどんどん下垂し、小さくなってしまいます。ノンワイヤーブラジャーなどの着け心地が楽なのにしっかりと支えられるタイプを選んで、きちんとケアするようにしましょう。

    バスト全体をしっかりと支え、谷間メイクまでできるノンワイヤーブラ。カップ下方に厚みがありズレにくいパッドが付いており、下がり気味のバストを下からグイッと押し上げて、気になるデコルテもふっくらとさせてくれます。ホルター風のレースパネルがバスト全体をしっかりと包み込み、バストの横流れをガード。脇のお肉も逃さない幅広で脇高なアンダーなのに、締めつけ感が少なく快適な着け心地です。女性らしいレース満載で華麗なデザインも◎。

  • ③40代

    エストロゲンの分泌量がさらに低下する40代は、30代以上に体型の変化が気になる時期です。バストのボリュームやハリが減っていき、徐々に下向きのバストになっていきます。デコルテラインも痩せてくるため、ブラジャーの上部が浮いてしまうと感じる方も多くなるでしょう。バストを支える筋力も衰えてくるため、しっかりとバストを寄せ上げて支えられるブラジャー選びがポイントです。ホルモンの減少に合わせて代謝も悪くなるので脂肪がつきやすくなり、体重増加やお腹まわりのたるみも気になってきます。アンダーサイズも変わりやすい時期なので、こまめな採寸と交換を心がけましょう。

    バストの位置が下がりはじめるため、ストラップの長さも要注意。下がったバストに合わせてストラップの位置を下げてしまうと、よりバストのボリュームがなくなり、下垂が進んでしまいます。ブラをしていてもバストの位置が下がっていると感じる方は、ストラップの長さを見直してみてください。

    40代からの体型の変化に寄り添って作られた『マディア』シリーズのノンワイヤーブラ。L字パターンで縫われたカップがバストを圧迫せず、やさしく寄せ上げ。ボリュームダウン&下がり気味のバストを美胸に導いてくれます。脇部分にはボーンが入っており、脇へのお肉流れにも安心です。このブラジャーのこだわりは、なんと言ってもアンダー部分。前中心は食い込みにくいようクロス構造を採用し、体の動きに合わせてやさしくフィットするようになっています。アンダーとバックベルト下部分にはゴムではなくパワーネットを使用しているので締め付けられにくく、快適な着け心地。ラクもきれいも叶えたい40代女性におすすめのブラジャーです。

  • サイズで選ぶ

    ブラジャー選びにおいて最も重要な要素と言えるのがサイズ。サイズが合わないブラジャーでは、バストをきちんと支えることができません。特に通販で購入する場合は「前に買った時と同じサイズで大丈夫でしょ」とサイズを測らずに購入するのはちょっと危険。サイズが合わず、後悔してしまうこともあります。購入前には必ずアンダーとトップのサイズを計測し、その時の自分にベストなサイズのブラジャーを選ぶようにしましょう。ご自分で測る方法が分からない方は、こちらのページをチェックしてみてください。

    <ブラジャーの正しいサイズの測り方・選び方>>>

    胸が大きいことを気にされている方の中にはあえて小さいサイズのブラジャーを着ける方もいらっしゃいますが、これまでご説明してきたように、きついブラジャーはバストの崩れや体調不良の原因になってしまいます。大きいことが気になる方は、胸を小さく見せられる専用のブラジャーを着けるようにしましょう。

    大きな胸を小さく見せられるノンワイヤーブラジャー。胸を押さえつけるのではなくカップの高さを出さないように見せるカップ構造により、グラマーさんのバストを無理なくすっきり見せてくれます。カップ裏には横流れ防止のパネルが付いており、脇のボーンがなくともバストが脇や背中に流れるのを防げます。谷間が見えにくいよう、デコルテ部分をパワーネットで覆ってあるのもポイントです。胸が大きいせいで服がキマらない、太って見えるなどのお悩みを抱えている方は、ぜひ試してみてください。

  • 目的で選ぶ

    人によって理想とするバストも様々。どんなバストにしたいか、目的によって選ぶべきブラジャーも異なってきます。目的別にブラジャーを選ぶポイントをご紹介しますので、ご希望のブラジャー選びの参考にしてみてください。

    ①胸をサイズアップさせたい

    バストサイズをアップさせたいとお考えの方におすすめなのが、締め付けないのに寄せ上げしてくれるノンワイヤーブラジャーです。バストサイズが気になる方にとって、締め付けの強いブラは厳禁。締め付けの強いブラはバストの血流を妨げるため、さらなるボリュームダウンを招いてしまう可能性があります。締め付けないのにしっかりと寄せ上げしてくれるノンワイヤーブラで、やさしくボリュームアップさせましょう。

    カップから土台まで一体になったフロントパネルでバスト全体を押し上げ、ふっくらとしたデコルテにしてくれるノンワイヤーブラ。吸い付くようなスフレ感触のカップで着け心地も気持ちよく、締めつけ感も少ないので長時間着けても快適です。ノンワイヤーでも寄せ上げたバストをしっかりとキープできる構造になっているので、ボリュームが気になるバストもふっくら美バストに導いてくれます。

  • ②谷間を作りたい

    バストシルエットは服の着こなしにとって重要な要素の1つ。服によっては谷間がないといまいちキマらない場合もありますよね。谷間のあるバストにするためには、バストを斜め下からグイッと押し上げてキープする必要があります。谷間メイクしたい方は、カップの下側に厚みのあるパッド付きのものやバストを斜め上に引き上げる機能付きのものなど、胸を中心に向かって押し上げてくれる谷間メイク機能のあるブラジャーを選ぶようにしましょう。胸全体を包むフルカップタイプではなく、デコルテが大きく開いた3/4カップのものの方が、谷間ができやすくなります。バストが離れてしまいやすいウェーブ体型の方や、デコルテ痩せにお悩みの方の日常使いにもおすすめです。

    カップの表と裏の両面にバストを引き上げるリフトアップパネルが付いた、谷間メイクが得意なブラジャー。脇肉のはみ出しを抑え、バストを下からしっかりと補正することで、ふっくらとしたデコルテと谷間を作ります。バストを下から持ち上げることでバストトップが上向きになるので、バストの下垂が気になる方にもおすすめです。ズレにくい肩紐とU字形のバックで安定感も抜群。まるでアルファベットの「B」を横にしたような、丸く美しい谷間のあるバストに整えてくれます。

  • ③形をキープしたい

    加齢によってハリが失われて柔らかくなってきたバストは、下垂やデコルテ痩せなどの形の崩れが起こりやすくなってしまいます。形が崩れてしまわないよう、バストのハリがなくなってきたと感じたらブラジャーを見直すようにしましょう。柔らかいバストを崩さないためには、バスト全体をしっかりと包み込むことが重要です。形をキープするならバスト全体を包み込むフルカップタイプを選ぶようにしましょう。アンダーや肩紐も太くしっかりしたものを選ぶと、安定して形崩れを防げます。

    すっぽりと覆うようなカップと太く安定感のある肩紐で、バスト全体を包み込むノンワイヤーブラ。ワイヤーやサイドボーンがなく、伸縮性のあるアンダーベルトで着心地ラクラク。カップ周りをぐるりと覆うように縫い付けられたパターンが、カップの上や脇からバストが流れるのを防ぎます。楽に着けられるのに安定感のある設計で、大きなバストもしっかりと支えてくれます。

  • 4. まとめ

    きついブラジャーを着け続けるのは、バストにも体にもよくありません。ブラジャーがきついと感じたら、早めに購入し直すようにしましょう。最近はノンワイヤーでもしっかりホールドしてくれるブラジャーがたくさん出ています。今回ご紹介したブラジャーを参考に、あなたにぴったりのブラジャーを見つけてくださいね。

    *******
    執筆者:mynina
    コスメコンシェルジュ資格を持つフリーライター。広告代理店を経て独立し、WEBを中心にファッション、美容など幅広いジャンルで執筆。インタビューライターとしても活動中。

    ▼ブラジャー一覧

    ▼ワイヤー入りブラジャー一覧

    ▼ノンワイヤーブラジャー一覧

    HOT CONTENTS

    ペチコート・ペチパンツとは?効果・メリットを知っておしゃれをアップデート ブラジャーの延長ホックを使いこなそう!急なサイズアップに1つあると便利なマストアイテム ラジャーのパカパカ浮きはなぜ起こる?原因と解決策をお教えします 意外と知らない?ショーツ(パンツ)の選び方 下着の色の選び方のコツ 人気の色は?透けない色は? ウエストの測り方 どこで測る?採寸のコツをわかりやすく解説 パンツラインが気になる?原因と透け対策をお教えします ランジェリーとは?役割や機能、種類をわかりやすく解説 離れ乳にナイトブラは効く?原因と対応策をお教えします 胸の位置を高くするバストアップブラジャーの効果と選び方を解説 ガードルとは?着用して得られる効果や選び方を解説 30代からのブラ選び!おすすめのブラジャーをご紹介! ブラシャーが上がってくる原因は?解決策や正しいブラの選び方を解説 ブラジャーがきつい!サイズが合わないときの対処法 ブラジャーの種類をご紹介!自分に合った選び方も 浴衣に下着は必要?下着・インナーの選び方とおすすめアイテムを紹介します 睡眠の質を上げるパジャマのおすすめを紹介します 入院用パジャマの選び方のポイント!おすすめのパジャマを紹介します