ガードルとは?着用して得られる効果や選び方を解説

ガードルとは?
着用して得られる
効果や選び方を解説

ガードルは下半身のシルエットを美しく整えてくれるアイテムですが、「使ったことがない」という方も多いのではないでしょうか。実はガードルはただ細くみせるだけでなく、着用メリットがたくさんあるアイテムです。使わないなんてもったいない! メリット満載のガードルの効果とその選び方を解説していきます。

目次

公開日 : 2024.3.5

更新日 : 2024.3.5

1. ガードルとは?

ガードルとは、お腹周りやヒップ、ふとももなどの下半身のシルエットを整えて、美しく見せてくれる下着のことです。下半身のたるみが気になってくる中高年の方に人気のアイテムですが、様々なスタイルアップ効果が期待できることから、最近は20代の方からの人気も高まっています。期待できる効果や形状、素材など、一口にガードルと言っても種類は様々。スタイルアップだけでなく姿勢改善や防寒効果などもあるので、お悩みに合わせて選ぶことができます。合わないガードルは動きづらさや肌荒れを招く恐れもあるので、自分の体型や体質なども考慮しながら、自分に合うガードルを選ぶことが大切です。

2. ガードルを着用する効果・メリット

ガードルはただスタイルをよく見せてくれるだけでなく、うれしい効果がたくさんあります。ガードルを着用することで得られる効果やメリットを見ていきましょう。

下半身のシルエットを整える

ガードルの一番の魅力といえばやはり、下半身のシルエットを美しく見せてくれることです。ガードルを履くことで、下記のように様々なスタイルアップ効果が期待できます。

・ ぽっこりお腹を抑えて下腹部をフラットに見せる
・ ウエストを引き締めてくびれを作る
・ ヒップを上向きに持ち上げる、丸く見せる
・ 太ももを引き締めて細く見せる
・ ヒップを上向きにすることで脚を長く見せる…など

特にタイトスカートやスキニーパンツなど、体のラインが目立ちやすい服を着るときにガードルを着用すると、シルエットの違いを感じられるはずです。下半身が気になってタイトなシルエットの服を着られないという方は、ぜひガードルに挑戦してみてください。

正しい姿勢を保ちやすくなる

下半身の筋肉が弱い方は反り腰や猫背になりやすく、腰痛や肩こりを引き起こす場合も。ガードルはお腹や腰回りをしっかりと支えることができるので、姿勢の歪みを抑える効果も期待できます。骨盤をギュッと引き締めてくれるので、産後に骨盤が開いてしまったママさんにもおすすめです。

腰まわりを温められる

ガードルはお腹全体をすっぽりと覆うものが多いので、腰まわりや下腹部を冷えから守ってくれます。冬場はもちろん、冷房が気になる夏のオフィスの冷え対策にもぴったりです。冷え性や生理痛が気になる方は、血流を妨げないよう締め付けがソフトなタイプを選ぶようにしましょう。ムレやかぶれが気になる方は、通気性のよい生地や綿素材のタイプを選ぶと安心です。

下着のラインが目立ちにくい

タイトな服を着る際は、体のシルエットだけでなく下着のラインが見えてしまわないかも気になりますよね。ペチコートで下着のラインを隠す方も多いですが、太ももまでカバーするロング丈やシームレスタイプのガードルなら、ショーツのラインを隠しながらヒップラインも美しく見せてくれます。

3. ガードルの種類

一口にガードルと言っても、その種類は様々。ウエスト丈やすそ丈の長さの違いで、補正できる部位や機能も変わってきます。ウエスト丈とすそ丈別にガードルの種類と機能をご紹介しますので、お悩みに合うガードルのタイプをチェックしましょう。

ウエスト丈

①ローウエスト 

はきこみ口がおへそより下にくる股上の浅いタイプ。ヒップハングやローライズジーンズなどの股上の浅いボトムスをはく際に便利なアイテムです。ウエストの補正はありませんが、下腹部のぽっこりやおしりのたるみをカバーして、シルエットを美しく見せてくれます。

  • ②ジャストウエスト 

    ちょうどおへそが隠れる程度の位置にはきこみ口がくるのが、ジャストウエストタイプのガードルです。ウエストからしっかりと包みこんでくれるので、ぽっこりおなかや腰まわりのお肉のはみ出しを防いでくれます。「おなかまわりはスッキリ見せたいけど圧迫感は感じたくない」という方は、このタイプがおすすめです。

  • ③ハイウエスト 

    ハイウエストタイプは、おへそよりも高い位置にはきこみ口がくるガードルです。ウエストよりも上からカバーできるので、引き締まったくびれを作ることができます。下半身全体のボリュームが気になる方や、ぽっこりを抑えるだけでなくくびれもほしい方は、このタイプを選ぶとよいでしょう。広範囲で包み込むのでお肉を逃しにくく、ガードルからのお肉のはみ出しも防げます。

  • すそ丈

    ①ショート 

    ショート丈ガードルはすそ丈が脚の付け根あたりまでしかなく、ショーツに近い形状をしているのが特徴です。ガードルにありがちなすそのめくれ上がりもなく、ショーツ感覚で楽にヒップや下腹部のスタイルアップができます。太ももの締め付けがないので動きやすく、ガードル初心者さんにもおすすめのタイプです。

  • ②スタンダード 

    スタンダード丈は、すそ丈が5cm程度と短めで、ボクサーパンツのような形状をしたタイプです。ショート丈よりもおしりをしっかりと包み込めるので、お肉がはみ出すことなく美しいヒップラインを作れます。太ももを覆うほどのすそ丈はないので、ショート丈同様締めつけ感が少なく、動きやすいガードルです。

  • ③セミロング 

    セミロング丈はすそが15cm程度まであり、太ももまでサポートしてくれるタイプのガードルです。太ももを引き締める効果だけでなく、太ももからしっかりとおしりを支えることで高いヒップアップ効果も期待できます。

  • ④フルロング 

    セミロングよりもすそ丈が長いフルロング丈の特徴は、長いすそで太もも全体を引き締めてくれること。気になる太ももをギュッと引き締めてくれるので、脚の太さが気になる方におすすめのガードルです。

  • その他

    ガードルは丈の違い以外にも、生地の違いや縫製によっても機能が変わってきます。中には姿勢改善や骨盤矯正などに役立つ機能や、ダイエットに役立つ機能があるものも。スタイルアップだけでなく、下半身の不調が気になる方にもガードルはおすすめです。

    尿漏れや子宮脱などの原因になる骨盤底筋の緩みをケアしてくれるショートタイプのガードル。産後や筋肉量の低下によって緩んでしまった骨盤底筋まわりを、クロス形状に縫製されたパワーネットでグイッと持ち上げ、サポートしてくれます。マチ部分にはパットが付いているので、ちょっとした漏れにも安心です。

  • 腰痛やぽっこりおなかの原因になる反り腰を補正してくれるガードル。ぽっこりと突き出してしまいがちな下腹部をしっかりと抑えつつ、背中や腰には圧力がかかりにくい仕様になっているので、反り腰の改善に役立ちます。

  • ヒップまでカバーするトレンカタイプの着圧ガードル。就寝中に足をキュッと引き締め、おつかれ足をケアしてくれるアイテムです。薄すぎず厚すぎない生地なので、オールシーズン対応。むくみケアにもなるガードルです。

  • 4. ガードルの選び方

    ガードルは体に合わないものを付けると理想の体型が作れないだけでなく、肌トラブルや体調不良を起こす可能性もあります。ガードル選びのポイントは、「サイズ感」「理想のボディライン」「素材」の3つです。各ポイントをご紹介しますので、どのようなガードルが合うかチェックしてみましょう。

    サイズ感で選ぶ

    ガードル選びでまず大切なのがサイズ感。ガードルは体を引き締めてラインを整える目的で着用するものなので、大きすぎると十分な効果を得られません。小さすぎれば締め付けが強すぎて着られなかったり、体調不良の原因になってしまう場合もあります。

    ガードル選びで基準となるのは、ウエストサイズやヒップサイズです。商品ごとに対応サイズが記載されていますので、自分のウエストとヒップのサイズに合ったガードルを着用するようにしましょう。自分でサイズを測る場合は、下記の手順をご参考ください。

    ・ ウエスト…息を止めず、リラックスした状態で立っておなかの一番くびれた部分を測る
    ・ ヒップ…脚を閉じた状態で立ち、おしりの一番高く膨らんだ部分を測る

    理想のボディラインのイメージから選ぶ

    ガードルはウエスト丈やすそ丈によってボディメイクできる部位が異なります。3でご紹介したガードルの種類を参考に、理想のボディライン作りに合う丈感を選びましょう。また、生地の種類や縫製の形状によってもボディメイク効果は異なってきます。特にヒップメイク効果は、ヒップ全体のボリュームを抑える小尻メイク、たるんだヒップを上向きに引き上げるヒップアップ、丸みのあるヒップに整える丸みメイクなど、ガードルによって様々なヒップメイク効果あるので注意が必要です。しっかりと種類や機能を確認して、理想のボディラインを作りましょう。

    素材で選ぶ

    ガードルは普通の下着よりも締め付けが強いため、ムレや擦れが起こりやすくなります。お肌が敏感な方は肌トラブルが起こってしまわないよう、素材選びも重要です。ムレにくく肌当たりもやさしい綿混素材のタイプや、吸汗速乾効果のある機能性生地のタイプもあるので、購入する際は素材もチェックするようにしましょう。

    5. ガードルの正しい着用方法

    「そもそもガードルってどうやってはくのが正しいの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。ガードルは正しく着用しないと理想のボディラインが作れません。また、擦れによって肌トラブルを起こしてしまうことも。正しい着用方法を知って、美しいボディラインを作りましょう。

    ガードルはショーツの上からが基本

    意外と悩む方が多いのが、「ガードルはショーツの上からはくべきか、直にはくべきか」問題。ガードルは素材や作りによってはデリケートゾーンを傷つけてしまうこともあるので、基本的にはショーツの上からはくのがおすすめです。ただし、クロッチ部分が綿混素材になっているものなど、1枚ではけるタイプも多く販売されています。2枚ばきに窮屈さを感じる方やムレが気になる方などは、直ばきできるタイプを選ぶとよいでしょう。また、ストッキングも着用する場合は、ショーツ→ストッキング→ガードルの順ではくと、着脱がスムーズです。

    ガードルの着用手順

    スムーズに美しくガードルをはくにはコツがあります。ガードルの正しい着用手順をご紹介します。

    ① ウエスト部分とすそを折り返して短くしてから脚を入れる

    ② 脚の付け根に合わせて引き上げ、折り返していたウエストとすそを戻す

    ③ ウエストの前後中心部分を持って引き上げ、ウエスト位置を調整する

    ④ はき口からガードルの中に手を入れ、ヒップを持ち上げて形を整える

    手順通りはけたら、鏡を見て以下のポイントをチェックしましょう。

    ・ ガードルの中心がズレていないか
    ・ ウエストのくいこみ・浮き・ズレがないか
    ・ 脚の付け根のくいこみ・浮き・ズレがないか
    ・ ヒップがガードルからはみ出さず、ヒップアップできているか
    ・ ウエストやすそにめくれがないか

    6. まとめ

    ガードルはただ引き締めるだけでなく、うれしい効果がたくさんある便利なアイテムです。自分の体型やお悩みに合うガードルでボディメイクをすれば、服選びがより充実します。理想のガードルを見つけて、ファッションをもっと楽しみましょう。

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    執筆者:mynina
    コスメコンシェルジュ資格を持つフリーライター。広告代理店を経て独立し、WEBを中心にファッション、美容など幅広いジャンルで執筆。インタビューライターとしても活動中。

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