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マナーを押さえた喪服・礼服を選ぶ。
ぽっちゃりさんにおすすめの
お葬式の服装・ブラックフォーマル
時を共にした大切な方とのお別れ。最期のお別れの儀式では、葬儀・告別式、お葬式・お通夜に参列し、喪主・親族・一般参列者が故人をお見送りします。参列する上では、最低限の“マナー”と各儀式や年齢に相応しい“服装”があります。
今回は各儀式での「今さら聞けないマナー」から体型変化で悩まない「大きいサイズ・ぽっちゃりさんにおすすめの喪服」まで解説していきます。
目次
公開日 : 2018.8.27
更新日 : 2024.7.31
喪服は、格式順に「正喪服」・「準喪服」・「略喪服」があり、各儀式に相応しい喪服の着用が必要とされます。
まずは、格式順に喪服の種類と違いを再確認し、年齢に応じて持っておくべきアイテムから、タブーとされるマナーまでをチェックをします。
喪主や親族、故人主催側の服装 葬儀、告別式、一周忌などの法要
服装:黒色、光沢無し、装飾無し長袖がベース
[喪服]ワンピース(膝下丈~くるぶし丈)、スタンドカラーのジャケット、黒ストッキング
黒色に限られ「光沢」or「透け」のない無地の素材感。
無地に近いジャガードや紋織りなどの高級な素材感も選択肢内ですが、装飾性を極力減らします。
また襟詰まりのジャケットは、最も高い格式の服装としての軸となる必要要素でもあります。
一般参列者の服装 お通夜、お葬式(葬儀や告別式でもあり)
服装:黒色、小装飾長袖がベース*リボン・レース・ベロアなど
[喪服]ワンピース(膝丈~8部丈)、ノーカラーorステンカラーのジャケット、黒ストッキング(肌色も可)
正喪服に準じた服装として各儀式に幅広く活用できる装いです。
そのため、30~40代女性であれば準喪服のワンピースを1着持っておくことが理想です。
装いとしては正喪服に比べ、多少の装飾性があり自由度が増します。
服・装飾共に正喪服に準じた素材がベースとなりますが、多少の透け感のあるレースや起毛のベロアなどもよいとされています。
都合参列者の服装 急な弔問、お通夜参列、三回忌以降の法事を含む
服装:黒色orモノトーン、小装飾長袖がベース*リボン程度(フリルやレースNG)
[喪服]ワンピース(膝丈~8部丈)、ノーカラーorステンカラーのジャケット、黒スーツ(濃紺や濃グレー)、黒ストッキング(肌色も可)
正喪服や準喪服に比べ比較的緩く、アイテムの選択肢も増えます。
正喪服や準喪服に準じた装いがベースではあるため、モノトーンや少装飾がベターです。
バッグ・靴ともに布製品が理想とされていますが、光沢感や艶感の無い革製品も可能です。
ただし、革製品の場合は、爬虫類を含む「クロコダイル・スネーク・リザード」などの素材感が強調される革はNGです。
30代からの法要においては主催者側との関係性での参加も考慮した上で、準喪服にのっとったスーツや急なときに使用できる小物を持っておく事が大切です。
[小物] 小振り布製バッグ、5cm以内のパンプス(共に光沢無し)
[装飾]白・黒の真珠、黒石ネックレス(オニキスなど)・イヤリング
喪服の装い以外にチェックしておきたいことの一つが髪型です。
各儀式で意識したい点は、「お辞儀」をする際や「お焼香」を上げる際などに邪魔にならないことです。
パーマ(カール)や過度なヘアセットはせずに、肩よりも長い髪型は一つ結びにします。
綺麗に整えた統一感のある清潔感をもった髪型が法要では大切になります。
髪型によっては、ピンやバレッタなどを使用し、団子結びなどでまとめる事も必要です。
お団子をまとめる際は編みネットを使用します。
髪色が派手な方は、1日染めのスプレーなどを使用し色を押さえる配慮をもちましょう。
ヘアアクセサリーは、光沢感の無い黒のバレッタやピンを使用しましょう。
デザインは花のデザインが主流で、次にリボンなどもあります。
ネイルは派手な色やデザインはNGとし、オフ(落として)をしていく事が必要となります。
特に黒を主とした装いの中なので、装い全ての印象やマナーが悪い印象になります。
前日または当日までにネイルサロンや自宅でオフが出来ない場合の対処法がいくつかあります。
1. 時間が少しでもある人は、薬局等で購入出来るネイル用コンシーラーを使用します。
2.時間がない人は爪の形に合わせて絆創膏を貼る方法で、指の肌色に合わせる事が出来ます。
3.黒グローブを使用します。
喪服は黒がベースとなる為、シルエットが比較的ハッキリとしています。
シルエットの印象を和らげる喪服を選考することがポイントです。
Aラインの中でも、ウエスト切り替えポイントがおへそより上の高い位置で、スカート部分にプリーツがあるものがよりシャープに見えます。反面、ボックスラインではシルエットが大きく見え、丈が長すぎると生地面積も大きくなり、重たい印象になります。
おへそ位置・または数センチの長さで短いアイテムを選んでください。
丈が長すぎるとシルエットが大きく見えてしまいますが、反面短すぎるとマナーが問われてしまいます。
さらにジャケットでは、パイピング等のデザイン性が無い濃黒のアイテムであれば、シルエットの印象をさらに和らげます。
肌面積が大きくなるほど、シルエットを強調してしまいます。
ポイントの1つ目としてデコルテの露出が少なく、首元が詰まったネックラインのワンピースやジャケットを選考する事です。2つ目に、比較的濃い目のストッキングを合わせる事です。3つ目に、ラウンドトゥのパンプスよりも、「ポインテッドトゥ」もしくは「アーモンドトゥ」を選びます。
丈やデザインの工夫でさりげなくスマート見えする喪服をご紹介します。
前開き仕様のワンピースは、着脱も楽々でお化粧崩れも防ぐというメリットがあります。フロントプリーツが上品な雰囲気をもたらすとともに、縦方向に流れるラインでさりげなく細見え効果も。フロントのホックを閉じることでよりスタイリッシュに着こなすこともできます。
【喪服・礼服】防しわフロントプリーツアンサンブル風前開きワンピース<大きいサイズ有>
ワンピースとジャケットがセットになった、王道のテーラードアンサンブルです。ワンピースはAラインに広がり、品のあるスタイルを作ります。深めのスクエアネックが首元を綺麗に見せ、スッキリとした印象に。ジャケットのリボンは取り外しも可能で、シーンに合わせて雰囲気を変えられます。
【喪服・礼服】防しわテーラードアンサンブル(ジャケット+前開きセミフレアワンピース)(オールシーズン対応)<大きいサイズ有>
活動しやすいパンツスーツの3点セット。ロング丈のジャケットなら、気になるヒップラインをカバーしつつ、格式高い装いに仕上げます。ストレートパンツがスタイリッシュに見せながら、ウエストゴムのおかげで長時間の祭事でも窮屈さを軽減してくれます
最近はブラックフォーマルにも様々なデザインが揃ってきています。マナーを押さえておけばデザイン性のあるおしゃれなブラックフォーマルでも大丈夫です。
前開きデザインのワンピースは、フロントのレースが上品な雰囲気。サテンパイピングの切り替えが美しい縦ラインを強調し、スリット袖も手元を華奢に見せてくれます。きちんと感を保ちつつ、おしゃれ心を忘れないデザインです。
【喪服・礼服】洗える防しわサテン切替フロントレース前開きデザインワンピース<大きいサイズ有>〔Callarus〕
ケープ風ジャケットにあしらわれたパール調ボタンが品よくおしゃれなワンピースアンサンブルです。ワンピースの切り替え位置は高めでスタイルよく見せ、フロントの丸レースが大人かわいい雰囲気をまとわせます。喪服としてはもちろん、様々なシーンで活躍します。
【喪服・礼服】洗える防しわケープ風ジャケット+レース使いワンピースアンサンブル<大きいサイズ有>〔Callarus〕
フロントドレープがこなれた印象に見せるブラウスとジャケットがセットになったパンツスーツです。ロング丈ジャケットは抜け感があり、スタイリッシュさを際立たせるノーカラー。ブラウスもヒップまで隠れる長さで体型をさりげなくカバーします。
【喪服・礼服】日本製生地使用 洗える防しわデザインスーツ(ロング丈ジャケット+ドレープブラウス+パンツ)<大きいサイズ有>〔Callarus〕
弔事の際には、バッグや靴などの小物も控えめなデザインで光沢のないものなど、お悔やみの場にふさわしいものを選びましょう。
正装シーンでは、マナーやタブー回避に装飾の無いシンプルなバッグが主流です。
30代からは+品を取り入れる事で、自立した大人としての姿勢を表現する事ができます。
装飾を取り入れる場合は、さりげない花柄や小さめのリボンなど目立ちすぎないものがおすすめです。
弔事や各フォーマルシーンで持っておきたいパールの装飾品です。
「セット」で持っておく事で、バラで揃えるよりも統一感を演出します。
対比するホワイトパールよりも、見栄えや質が問われにくいブラック系パールも安心の使用感があります。
貝パール2点セット(選べる玉径&長さ)(人工真珠)(ネックレス+イヤリング)
喪服の正装でも、5cm以内のヒールの高さは厳守。
長時間立つ事を想定し、疲れにくいインナーソールを選ぶ事はフォーマルシーンにおいて大切です。
足裏にフィットする形状の立体クッションがふわりと足を包み、スクエアトゥも足指への圧迫を軽減してくれます。内側がメッシュ素材なのも、蒸れを防いで快適な履き心地を実現します。
【ゆったり幅広】ブラックスクエアトゥローヒールパンプス(制菌・消臭中敷)(選べるワイズ)
弔事における喪服、各儀式によるフォーマルシーンでは、場ごとに相応しい装いが最低限必要です。
相応しい装いには、マナーや礼儀が内包されており、年齢に応じた姿勢が問われています。
年齢に伴い、見栄えの変化を順応させる事は非常に大切な事です。
共にこれまでの表層的な正装から、相手を思いやる細やかな拘りが理想的な着こなしに繋がります。
##監修者プロフィール
宗 輝
ファッションスタイリスト歴10年以上。 メディアスタイリングを主に、ブランド・企業・個人のパーソナルファッションスタイリング、イメージコンサルティング、ブランディング、地方活性プロジェクトなどでも活動中。 都内を中心とした個人向けファッションコーディネート・パーソナルファッションスタイリングサービス、「SENSUOUS(センシュアス)」のオーガナイザーを務める。
http://sensuous.info/
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