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梅雨、湿気で髪がぺしゃんこ・
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湿度が高くなると、髪がぺしゃんこになったり、逆に膨らんだりしてしまいますよね。ヘアスタイルが決まらず気分が下がってしまう方も多いと思います。これからの時期に髪が決まらなくなる原因や対処する方法をご紹介します。
目次
公開日 : 2019.5.17
更新日 : 2020.3.30
湿気によってぺしゃんこになってしまう髪の特徴として、
・細くて柔らかい猫っ毛である
・毛量が少ない
ということが上げられます。
このような髪質は、ダメージを受けると水分を吸いやすくなります。
そして湿気により髪の内部の水分量が増えると、髪が自身の重みに耐えられなくなります。結果、根元が寝てしまうため、ぺしゃんこになってしまうのです。
① ドライヤーは逆流に
髪の乾かし方によって、ぺしゃんこ髪を改善することができます。
髪の根元を立ち上げるように乾かしていきましょう。とくにボリュームが出にくいトップは、分け目と逆方向に乾かす、または毛流れに逆らうように乾かすことでボリュームが出やすくなります。
頭を下げて、ドライヤーをあてるのもおすすめ。髪が乾いてきたら、根元を起こすように冷風を軽くあててください。
② 使うスタイリング剤はスプレーがおすすめ
油分の多いスタイリング剤は髪の毛に重みが出てしまいぺしゃんこになりやすいため、ワックスやオイル系よりも、スプレーをおすすめします。
毛先が乾燥してしまうなどの理由で、どうしても油分の多いスタイリング剤をつけないといけない場合は、薄く毛先につける程度にしてください。
スプレーは髪型をしっかり固定するハードタイプのものよりも、ふんわり感を演出してくれるタイプのものを使いましょう。
③ シャンプーを変えてみる
髪が細く、毛量が少ない猫っ毛の方には、
・ノンシリコン(シリコンには髪をしっとりさせる性質があるため)
・頭皮の状態を整えてくれるスカルプケアのシャンプー
・美容院などで販売している髪をボリュームアップしてくれる働きを持つシャンプー
がおすすめです。
トリートメントは、地肌にはつけず、毛先中心につけてよく洗い流すようにしてください。
湿気によって髪が膨らんでしまう原因には、空気中の水分と髪のダメージが関係しています。
髪がダメージを受けると、髪の表面を覆って髪質を保護している「キューティクル」がはがれ、髪の中から栄養分が外に流れ出てしまいます。
そして、スカスカになった髪に、代わりに水分が入り込むことで、うねったり、膨らんでしまうのです。
最善の対策は、原因になっているダメージ毛をトリートメントすること。
髪の内部をしっかり補修し、水分量、タンパク質量を、ともにバランスよく整えることが効果的。トリートメントによってキューティクルが整えば、髪の中の栄養分を保つことができ、湿気により余計な水分が入り込むこともありません。
① ドライヤーでキューティクルをコントロール
まず乾かす前に、オイルをつけます。一口にオイルと言っても、様々なタイプがありますが、髪が広がりやすい人には重めのオイルをおすすめします。
ボリュームを抑える場合、手ぐしを入れながら根元をこするように乾かしていきます。
根元が乾いたら、上から下に向かってボリュームを抑えながら、髪全体を乾かしていきます。最後に冷風をあてて、キューティクルを閉め、オイルをつけて仕上げます。
② ダメージケアを意識したしっかりスタイリング
湿気による髪の膨らみは、髪へのダメージが大きな原因です。そのため、しっかりとトリートメントをして、髪の内部の水分量をコントロールすることが大事です。
また髪の表面にヘアオイル(油分)をつけ、コーティングすることによって、余分な空気中の水分が髪内部に入らないようにしてあげることも大切です。
またその際は、しっとり重たい仕上がりになる、補修力の高いタイプのオイルを選ぶことをおすすめします。
髪が膨れてきたと感じた場合は、ブラッシングによって、偏った水分を髪全体に行き渡らせるといいです。キューティクルを傷つけないように豚の天然毛などの質の高いブラシを使い、全体を優しくブラッシングしてあげましょう。
③ 縮毛矯正も1つの選択肢
縮毛矯正にも、たくさんの種類があります。クセ毛をストレートにするものから、ボリュームをコントロールできるものまであります。
髪質に合わせたものを選ぶことによって、髪の膨らみを自然な形で抑えることができますし、髪質を生かしながらクセを抑えることもできますので、担当の美容師さんと話して決めてみるのもいいと思います。
梅雨時期のパーマにはメリットとデメリットがあります。
髪が動くスタイルにしてしまえば、髪のうねりや膨らみも気にならなくなるということが上げられます。
「まとめるのではなく、まとめない」というストレートパーマの反対の発想ですね。
ダメージで髪が広がりやすくなります。パーマをかけると、多少なりともダメージが出てしまうもの。そのことにより、髪が広がり、パサパサに見えてしまう恐れがあります。担当の美容師さんとよく話し、髪質など見極めた上でやるのがいいと思います。
最近では根元にストレートをかけて広がりを抑え、毛先にデジタルパーマをかけて動きをつけるということもできます。
湿気の多い日はカールが長持ちしにくくなります。
カールを巻く前に、スプレーなどを使い、普段よりしっかり巻くようにしてください。たとえば、毛先のカールが欲しい人は、中間部分からいつもよりきつめに巻くといいです。アイロンの太さを1つ小さくするのも手です。
また髪の毛は、熱をあてて冷める時に形がつきますので、巻いた髪を手のひらに乗せて、冷めるまで伸びないようにしてあげるだけでも、キープ力は変わりますよ。
湿気がひどくてスタイリングが決まらない時は、アレンジがおすすめです。
耳より上にある髪を、束にして左右で取り分け、ゴムで結ぶハーフアップや、低めの位置で一つに束ねるローポニーテールなどは簡単でおすすめです。その際、トップの表面の髪を引っ張り出して、ボリュームを出してあげると、どちらのヘアスタイルも今っぽく仕上がります。ヘアアクセサリーなどつけてもいいですね。
ヘアを直す時は、乾いた手で直すようにしましょう。髪がぺしゃんこになる人は、ふんわりするスプレーを軽くかけるくらいで大丈夫です。髪が膨らむ人は、軽く手ぐしをかける、もしくはブラッシングした後に、オイルやワックスを全体に少量つけて落ち着かせるといいです。
ヘアスタイルが決まりにくい梅雨時期ですが、普段の手入れを変えるだけで改善できることもあります。参考にしてみてください。
また髪がダメージを受けていると、湿気でまとまりにくくなりやすいので、トリートメントなど自分の髪質に合ったヘアケアをして、ヘアスタイルを楽しんでいきましょう。
##監修者プロフィール
公文 啓敬
青山、表参道エリアの有名店を経て現在表参道のietto(イエット)でサロンワークをしています。また京都でbeff(ベフ)を三月にオープン。東京、京都、シンガポールの三箇所を拠点に活動。サロンワークを中心に撮影、映画のヘアメイク、講師、執筆、雑誌など幅広くで活動。 その経験を生かし幅広い知識で理論に基づいたに合わせは定評を得ている。